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トーマス・パーティーは断念!? 中盤強化の元手となるアーセナルの売却リストをチェック!

セアド・コラシナツはシャルケ04とローマ、エインズリー・メートランド=ナイルズはウルヴスとニューカッスル。さらなる強化を図りたいアーセナルにとって、余剰戦力の売却も重要なテーマです。ソクラティス・パパスタソプーロスはナポリ移籍が噂されており、プレミアリーグに復帰したばかりのフラムがカラム・チャンバースをほしがっているという報道もあります。モナコが関心を寄せているといわれるエミール・スミス=ロウはローン移籍か。ロブ・ホールディングにも、ニューカッスルに貸し出されるという話があるようです。

彼らに加えて、マテオ・グエンドゥジとモハメド・エルネニーの処遇が決まれば、アルテタ監督のチームは前を向いて進むだけになります。アレクサンドル・ラカゼットとルーカス・トレイラも移籍の噂が消えませんが、彼らの放出は「中盤のタレントを手に入れる際に資金が必要となったら」という但し書き付きでしょう。

中盤といえば、気になるニュースが出回っています。「アーセナルが、トーマス・パーティー獲得から撤退」。ラカゼットを狙っているといわれるアトレティコ・マドリードも、多額の投資をする余裕がなく、スワップを画策していると報じられています。「talkSPORT」によると、彼らが出そうとしているのはトマ・レマル、アンヘル・コレア、ヴィトーロ。いずれもアルテタ監督が身を乗り出す選手ではなく、ラカゼットと同等の価値があるとは思えません。

パブロ・マリ、セドリク・ソアレス、ガブリエウ・マガリャンイスで最終ラインの整備を完了させ、サイドにウィリアンを加えたアーセナルの次なる補強ポイントは、アンカーと攻撃的MFです。中盤の底のファーストチョイスはトーマス・パーティーだったのですが、「エクスプレス」と「スカイスポーツ」によると、アルテタ監督とエドゥTDはバイアウト条項に記載されている4750万ポンドは高すぎると判断したとのこと。「グエンドゥジの売却が決まるまで凍結」なら理解できるのですが、デッドラインデーまで5週間以上もあるこのタイミングで、シャッターを下ろしてしまったのでしょうか。

「デイリー・メール」と「ザ・サン」が新たなターゲットと報じたオリンピック・リヨンのフセム・アワールは、公式戦39試合9ゴール8アシストという数字を残した即戦力ですが、5400万ポンド(約75億6000万円)の高額案件。プレミアリーグをよく知るフィリペ・コウチーニョをローンで獲れれば、得点力の大幅UPが期待できるものの、1350万ポンド(約18億9000万円)という高額サラリーがネックです。最も現実的なのは、移籍金2300万ポンドと伝えられるチアゴ・アルカンタラで、いくばくかの値下げと余剰戦力の売却によって、あっさり決まるかもしれません。バイエルンのベテランMFを獲れたとしても、MFの得点力という課題は未解決ですが…。

アーセナルの中盤強化は、冒頭に挙げた面々の売却が成立しない限り、進まない可能性も充分にあります。コラシナツ、メートランド=ナイルズ、パパスタソプーロス、グエンドゥジ、エルネニー、ホールディング、スミス=ロウ、さらにはムスタフィとムヒタリアン。全員さばければ、9000万~1億1000万ポンドが手に入りそうですが、プレミアリーグ2020-21シーズンの開幕までにどこまで売れるでしょうか。引き続き、エドゥTDの取り回しに注目しましょう。


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