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ラカゼット、ルーカス・トレイラ…アーセナルの売却候補リストと今後の見通しをチェック!

プレミアリーグ2020-21シーズンの開幕まで、残り8日。トランスファーマーケットのデッドラインデーは10月5日ですが、新シーズン開始直前の1週間が、最初の盛り上がりポイントとなるのではないでしょうか。リオネル・メッシを筆頭に、カリドゥ・クリバリ、カイ・ハヴェルツ、ハメス・ロドリゲス、チアゴ・アルカンタラといったビッグネームのプレミアリーグ参入が取り沙汰される一方で、エンゴロ・カンテ、ジニ・ワイナルドゥム、エクトル・ベジェリンといった主軸に移籍の噂が飛び交っています。

主力の売却と余剰戦力の放出に関するゴシップが最も多いのは、アーセナルです。「スカイスポーツ」のトランスファーセンターLiveのリアルタイム配信をチェックすると、「NAPOLI CHASING SOKRATIS」「TORREIRA TIME UP AT ARSENAL?」「COULD LACAZETTE MAKE WAY FOR PARTEY?」といった見出しが続々と流れてきます。現在、最も出口に近いのは、具体的な話が進んでいるパパスタソプーロスとホールディング。ガブリエウ・マガリャンイスの加入によって、出番が激減しそうなCBたちに、最終ラインの強化を図りたいクラブからのオファーが舞い込んできています。

ナポリが獲得をめざしているパパスタソプーロスは、32歳で契約の最後の1年ということもあり、500万ポンド程度ですんなり決まるのではないかといわれています。ロブ・ホールディングをほしがっているのは、昨季プレミアリーグで13位のニューカッスルで、こちらはローン。ウイリアム・サリバ、ダヴィド・ルイス、パブロ・マリ、ガブリエウ・マガリャンイスの4人でまわそうと考えている指揮官は、シュコドラン・ムスタフィも構想外としているはずですが、負傷を抱えているドイツ人の去就はデッドラインデーの直前まで決まらない可能性があります。

トリノとフィオレンティーナが関心を示しているルーカス・トレイラについては、代理人のパブロ・ベンタンクール氏が「アーセナルと監督が、彼が必要かどうかを判断しなければならない」とコメント。エドゥTDのチームづくりは、「ダニ・セバージョスのローン移籍を確定させる」「ラカゼット、グエンドゥジ、ベジェリンなど、まとまったお金が入りそうな選手の売却を検討」「資金が得られれば、トーマス・パーティーやアマドゥ・ディアワラといった守備力の高いセントラルMFを獲得」「即戦力ゲットによって余剰戦力化するエルネニーかルーカス・トレイラを売却」の4ステップとなりそうです。

グエンドゥジはオファー待ち、ラカゼットとベジェリンは話次第。理想形は、「(グエンドゥジ+エルネニー)-トーマス・パーティー=0」か、あるいは「(ラカゼット+グエンドゥジ+エルネニー)ー(トーマス・パーティー+攻撃的MF)=0」といったところではないでしょうか。いずれにしても時間がかかりそうなお話で、プレミアリーグ開幕までに2番めのステップまで進めればよしとしなければならないでしょう。

来週は、オーバメヤンとダニ・セバージョスの契約締結が最重要ミッション。フラム、ウェストハム、リヴァプール、シェフィールド・ユナイテッド、マンチェスター・シティと続く難しい序盤戦を何とかしのぎながら、4ステップを完了させて新戦力のフィットを促すといった流れでチーム強化を図るしかありません。売却リストのステータスをまとめると、こんな感じでしょうか。「Aランク=パパスタソプーロス、ホールディング B=グエンドゥジ、エルネニー、ムスタフィ C=ラカゼット、ベジェリン、コラシナツ、エミリアーノ・マルティネス、ルーカス・トレイラ Z=メスト・エジル」。引き続き、アーセナルの動向を追いかけてまいります。


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“ラカゼット、ルーカス・トレイラ…アーセナルの売却候補リストと今後の見通しをチェック!” への1件のコメント

  1. グーナーです より:

    ラカゼットはどうも売却候補の一人という空気がありますが、個人的には残すべきピースだと思っています。
    ジルーの移籍時もそうだったのですが、ゴール前で電柱になってくれる選手というのがラカゼットが去るとアーセナルからいなくなります。
    オーバメヤンは世界一のプレーヤーだと思っていますが、格上の相手に攻め込まれると前線で孤立します。
    ラカゼットならとりあえず預けておけば仕事をしてくれる安定感があります。
    どちらが必要ということでなく、どちらも違う役割で必要と思うのです。

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