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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

夏の補強は高評価!守備力を高めたアーセナルが冬に解決したい2つの課題。

アーロン・ラムズデール、ベン・ホワイト、冨安健洋、ヌーノ・タヴァレス、アルベール・サンビ・ロコンガ、マルティン・ウーデゴーア。夏のトランスファーウインドウで最も多くの疑問符を打たれたチームは、今や最も補強に成功したチームに変わりつつあります。直近のプレミアリーグ3試合は、全員出場。ワトフォード戦の1-0というスコアはモヤモヤしますが、3戦連続クリーンシートで3連勝のチームに文句をつける必要はありません。

プレミアリーグ開幕3連敗の後、公式戦10戦連続無敗。18ゴール4失点でクリーンシート7回は、堅守のチームとして称えられるべきスタッツです。とはいえ、アルテタ監督が抱えていた課題がすべて解決したわけではないでしょう。冬のマーケットが終わる前に実現したい喫緊のテーマは、「余剰戦力の売却」「得点力のさらなる向上」です。

新戦力のレギュラー定着は、同時に未来が見えない選手の存在を浮き彫りにしました。セアド・コラシナツ、カラム・チャンバース、エドワード・エンケティアはそれぞれのポジションで3番手以下。移籍を志願していたメートランド=ナイルズを中盤のバックアッパーと見做すなら、モハメド・エルネニーもリストに入ります。

チャンバースのユーティリティを評価すれば、右サイドのセドリク・ソアレスがアウト。次の夏にウィリアム・サリバが復帰するなら、ホールディングかパブロ・マリを売るという話になりそうです。ローン移籍組のベジェリン、グエンドゥジ、マヴロパノス、ネルソン、ルーカス・トレイラ、ルナルソンを慌てて手離す必要はありませんが、マルセイユに残りたいと訴えているグエンドゥジは早期に決着をつけてもいいでしょう。

得点力を高めるという観点では、ラカゼット、エンケティアの処遇とニコラ・ペペ&マルティネッリの活かし方がポイントとなります。「契約延長しない」「アトレティコ・マドリードに行きたがっている」と報じられたラカゼットは、1月の売却を検討すべき存在となっています。

4-4-2が機能し始めた今、ペペとマルティネッリはオーバメヤンとの2トップという選択肢も視野にはいってきました。右サイドでは守備が不安なレフティが、ゴールに近いエリアで暴れてくれれば、スミス・ロウやトーマス・パーティーのゴールシーンを増やせるはずです。

補強候補として名前が挙がっているのは、ライプツィヒのアメリカ代表MFタイラー・アダムズ、フィオレンティーナのFWドゥシャン・ヴラホビッチ、ユヴェントスMFデヤン・クルゼフスキ。彼らは全員22歳以下で、ヤングスター特化の方針を継続するようです。

冨安のポジションをカバーできるタイラー・アダムズは、アフリカネーションズカップの影響で手薄になる中盤がメイン。得意なエリアが丸かぶりのチャンバースは、ローン移籍となる可能性があります。セリエA12試合8ゴールのヴラホビッチの引き抜きは、難航したといわれる夏より厳しいかもしれませんが、先発2試合に留まっているクルゼフスキはチャンスあり。右サイドとトップ下をこなせるMFは、スミス・ロウやサカを休ませたいときのオプションとなります。

守備が盤石となりつつある今、得点力UPを実現できれば、プレミアリーグのTOP4フィニッシュがより現実味を帯びてきます。冬のマーケットでも主役候補になっているアーセナル。アルテタ監督とエドゥTDの立ち回りに注目しましょう。


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