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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ヴィエイラ、キヴィオル、冨安…週末の最大の収穫は、うまくはまったターンオーバーと交代策!

週末のエミレーツに乗り込んできたのは、負傷者続出で1分8敗のシェフィールド・ユナイテッド。プレミアリーグの10節で、無敗と未勝利が戦うのは100年ぶりだそうです。どこからどう見ても、勝って当たり前の一戦ですが、指揮官と選手たちにとっては大きな勝利だったのではないでしょうか。

エンケティア、エンケティア、エンケティア、ファビオ・ヴィエイラ、冨安健洋。怒涛の5発を決めた3人は、レギュラーが元気ならベンチでキックオフを迎えるプレーヤーです。これまでシュートの大半がボックス内だったストライカーは、ルーニーのような強烈なミドルでハットトリック達成。このゴールで、スミス・ロウにアシストが付いています。

相手のミスパスからのルーズボールを見逃さず、アグレッシブに奪いにいってPKをゲットしたファビオ・ヴィエイラは、自分が蹴るのが当然と主張するかのようにボールを抱えて離さず、ど真ん中に決めました。今季プレミアリーグ初ゴールは、ポジションを争うカイ・ハヴェルツと並ぶ1発。スタッツがすべてではないとはいえ、スタッツで負けないのも大事なことです。

そして最後は冨安健洋。CKのこぼれ球からのワンタッチが右隅に決まった瞬間、小さくガッツポーズしたDFは、エンケティアに背中を押されてグーナーの前に走り、照れくさそうに胸を張りました。4-0からのゴールで、スタンドもベンチもあれほど盛り上がったのは、直近のパフォーマンスが高く評価されているからでしょう。

プレミアリーグではレギュラーを固定しがちだったアルテタ監督が、これからは全員で戦うと宣言するかのような勝利は、サブの選手たちのモチベーションを大いに高めたのではないかと思います。ファイナルサードへのパス12本、ロングフィード成功6本を記録したキヴィオルもOK。今季プレミアリーグ初出場のエルネニーは、リードを守りたい展開で出番を得られそうです。

次戦はカラバオカップ4回戦で、ウェストハムとのロンドンダービー。週末はセント・ジェームズ・パークでニューカッスルと激突します。プレミアリーグを主力で戦うとすると、ミッドウイークはデクラン・ライス、サカ、サリバ、ラヤあたりがお休みとなりそうです。ハマーズはやっかいですが、ジョルジーニョ、トロサール、冨安健洋、ラムズデールなら問題なしでしょう。

ここまで順調のガナーズの課題を挙げるとすれば、ジェズス、マルティネッリ、カイ・ハヴェルツが1ゴールに留まっていることです。セットピースから6ゴールとPK6発は、いずれもリーグ1位。しかしオープンプレーから9ゴールはブライトンの半分以下で、イヴァン・トニー抜きのブレントフォードを下回る9位です。

前線の調子が上がってくれば、無敗で新年を迎えられる可能性が高まります。そのためにも、ターンオーバーや交代策がうまく機能することが必要となってきます。明日のダービーは、プレミアリーグで出番が少ない選手たちの奮闘を期待しましょう。


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