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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

鉄壁のディフェンス!アーセナル、スアレスに60億円オファーもNG…。

スアレスとしてはどうなんでしょうか。同じプレミアリーグのクラブへの移籍では、愛するリヴァプールを断腸の思いで離れても、イギリスのマスコミから逃れることができません。「環境の変化」「新しいチャレンジ」があればいいというなら別ですが…。

アーセナルがスアレスに、再度オファーを出したとのこと。以前、3000万ポンド(約46億円」のオファーを出して断られ、今回は4000万+1ポンド(約61億円)です。「+1」は、リヴァプールとスアレスの契約のなかに「4000万ポンドを超えるオファーがあった場合は、必ず本人に知らせる」という条項があることを見越して付けているのだそうです。アーセナル、なかなか芸が細かいですね。

ところがこのオファーに対してリヴァプールの返事は「NO」。うーん、キャラガーが引退したにも関わらず、なかなかディフェンスが堅い。「風が吹けば桶屋が…」ではないですが、世の中、何が幸い・災いするのかわからないもので、このオフのアーセナルは完全にナポリにやられています。というのは、

1)ナポリがカバーニをパリSGに5500万ポンド(約83億円)で売ったことから資金に余裕ができ、イグアインをさらってしまった。
2)セリエA得点王のナポリがカバーニをパリSGに5500万ポンド(約83億円)で売ったことから、プレミアリーグで得点王争いを演じたスアレスについて、リヴァプールが「同等の評価」と言い始めている

ということなのです。ブラジル代表GKジュリオ・セーザル獲得合戦でもぶつかったといわれている両クラブ(このバトルは決着つかず、ナポリはリヴァプールのレイナ獲得へシフト)ですが、チェルシーからナポリへ移籍したラファエル・ベニテス監督、昨シーズンのプレミアリーグで最後は勝ち点2差まで差が詰まり、苦しめられたロンドンのライバルに対して強烈な逆襲です。まあ、ベニテスさん自身に「アーセナルいじめ」の意図があるわけではないでしょうが。

ともあれ、「このオフは大型補強をする」と宣言していたアーセナルですが、かなり選択肢が狭くなってまいりました。ソルダードはトッテナムと交渉中、ルーニーの去就は不透明、ベンテケはアストン・ヴィラ残留が確定しました。このうえ秘策はあるのか?2011年夏、プレミアリーグで最悪のスタートを切ったとき、移籍期限ぎりぎりの8月31日にアルテタ、メルテザッカー、アンドレ・サントスらを火事場の馬鹿力で強引に獲得してきたヴェンゲル監督とフロントのウルトラCに期待します。そう、何もないわけがありません。たぶん。

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