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アレクシス・サンチェス移籍で状況は激変!? 残ってほしいメスト・エジルの新契約締結報道が急増中!

「1度でいいからチャンピオンズリーグで優勝したい。そのために僕は全力で戦う。もちろん、ワールドカップももう1度」。昨年の暮れ、母国ドイツのメディアのインタビューに応えたメスト・エジルは、29歳の今こそが好条件でビッグクラブに移籍するラストチャンスと思い定めていたのかもしれません。プレミアリーグのライバルや海外の強豪クラブに移籍するとすれば、ビッグイヤー戴冠が唯一最大の目的でしょう。しかし、ここにきて「メスト・エジルはアーセナルと新契約締結」という記事が目立ち始めています。「スカイスポーツ」は、クラブOBのアラン・スミス氏のコメントを紹介。「契約に近づいていると聞いた。交渉は舞台裏で行われており、おそらくサインするだろう」と語った元ストライカーは、「エジルがいなくなればクリエイティヴィティを失う。アーセナルにとっては大打撃だ」とプレーメイカー残留の重要性を主張しています。

この1週間で2度も、「エジルが新しい長期契約を結ぶ」と報じたのは「ザ・サン」です。「信ぴょう性が…」と眉を顰めるグーナーたちの顔が浮かびますが、インパクトの高いゴシップで部数を稼ごうとする悪名高きタブロイド紙が、地味に残留と書いているのはポジティブな話なのではないでしょうか。「彼はロンドンでの生活を気に入ってて、残りたがってるよ」。エミレーツ・ソースという情報発信源の表現が怪しさ満載ですが、「エクスプレス」も同じ理由でエジルがクラブに留まると伝えています。

秋から年末にかけて「モウリーニョ監督がエジル獲得」と再三報じられ、年明けには3500万ポンドという具体的な金額まで挙がっておりましたが、マンチェスター・ユナイテッドがアレクシス・サンチェスにターゲットを定めたことで、エジル獲得ニーズは一段落したのではないかと思います。トップ下を置かず、スピードスターを左右に配するチェルシーとマンチェスター・シティは間に合っています。コウチーニョを失ったリヴァプールは、中盤を獲るならミリンコヴィッチ=サヴィッチのような可動域の広いタイプ、前線にはトマ・レマルのように自ら仕掛けるアタッカーを加えるでしょう。スパーズが夏にエリクセンを失うようなことがあれば、エジルはぴったりはまりそうですが、レヴィ会長とポチェッティーノ監督は若いMFを物色するものと思われます。プレミアリーグを冷静に俯瞰すると、エジルが必要とされるケースは極めて限定的です。

一方、海の向こうのスペインやバイエルン、パリが動く可能性があるか…こちらは「神のみぞ知る」ですが、アーセナルがエジルと新契約を結んでしまえば、彼らは手を出してこないのではないでしょうか。危ないのは、より若いデル・アリやエリクセンを抱えているクラブのほうでしょう。ガナーズの経営ボードがドイツ代表の司令塔をキープしたければ、何としてでも夏までに話をまとめなければなりません。プレミアリーグ18試合4ゴール5アシストという現在のスタッツはもの足りなく映りますが、アレクシス・サンチェスなきアーセナルの主軸としてやっていくのだと腹が据われば、数字は伸びていくでしょう。

アーセナルの試合を観ていて、いつも思うのは、「エジルが普通にプレイするだけでも相当強い」ということです。ガナーズの顔として長く活躍してほしいと願っていたので、マンチェスター・ユナイテッド移籍という記事が出たときは、期待感よりも困惑が先立ちました。エジルを残してアレクシス・サンチェスの後釜にムヒタリアンを据え、オーバメヤンまで獲れれば、ガナーズの冬の補強は70点。さらに即戦力CBを獲得し、ジャック・ウィルシャーの新契約が決まれば100点です。冬の補強でここまでできるならなぜ夏に…とつぶやきながらつける満点ではありますが。

GKチェフ、DFベジェリン、ムスタフィ、コシールニー、コラシナツ、MFエジル、ラムジー、ウィルシャー、ムヒタリアン、FWオーバメヤン、ラカゼット。さらにコシールニーの後継者を獲得しつつ、夏には右サイドのスペシャリストと展開力がある守備的MFを補強。ヨアキム・レーヴ新監督がエジルやムスタフィとともにCL制覇をめざす…。指揮官問題はさまざま意見があるものと承知しておりますが、こんなストーリーがガナーズが新時代をいい形で迎えるひとつのモデルではないでしょうか。エジルには、赤と白のシャツがよく似合う。ポグバ、リンガード、マタ、マルシアル、マティッチを最大限活かす戦術があれば充分戦えると考えているマンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、11番と10番のタクトで惚れ惚れするパスワークを展開するガナーズを見続けられればと願うのであります。

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“アレクシス・サンチェス移籍で状況は激変!? 残ってほしいメスト・エジルの新契約締結報道が急増中!” への2件のフィードバック

  1. ヤンガナ大好き! より:

    今シーズンのガナーズは本当に方向性を失ってしまい、迷走していますが、クリスタルパレス戦で復帰したエジルのキレキレのプレイぶり、その彼を称えるポジティブチャントを聞いて、このプレーメーカー抜きにアーセナルの再建はないと思いました。おっしゃるようにエジルが普通にプレイしてくれるだけで攻撃のクリエイティビティーが上がりますね。

    自分もガナーズの再建はレーブさんイチオシなので、来シーズンは今のスカッドにドレクスラーやCBにボルシアMGのマティアス・ギンターらドイツ若手世代を加えられたら嬉しいです。そして、ウィルシャー、イゥオビ、ナイルズら生え抜きと上手くミックス出来たら面白いですね。

    何れにしても1月の補強では来期に繋がる本気度を魅せて、エジル、ウィルシャーの契約延長ができることを念じています!

  2. makoto より:

    ヤンガナ大好き!さん>
    残ってほしいですね。私もドラクスラー推しですが、オーバメヤンとラカゼットを並べるとなると、エジル、ドラクスラー、ムヒタリアンからひとり余るというぜいたくが発生します。グーナーは、そのぐらいの強度を期待されているのかもしれませんが。

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