エメリ監督とは2度めのタッグ…アーセナルの新SD候補にローマのモンチ氏が浮上⁉
レジェス、ヘスス・ナバス、ダニエウ・アウヴェス、イヴァン・ラキティッチ、アレイクス・ビダル、カルロス・バッカ、アルベルト・モレノ…。モンチSDが高値で売りさばいた面々のなかには、プレミアリーグでおなじみの名前もあります。欧州の常連となったセヴィージャに、ウナイ・エメリが招聘されたのは2013年1月。9位に沈んでいたクラブは、2013-14シーズンにELに復帰し、史上初の3連覇という快挙を成し遂げました。2016年にエメリが去り、翌年の3月にはモンチSDも退団。原石発掘の手腕を高く評価されたディレクターは、2017年4月にローマで仕事をすると宣言しました。
セヴィージャで築いた素晴らしいSDという評価は、ローマで多少色褪せてしまったかもしれません。4シーズンのうち2位が3回あったイタリアの強豪は、国内のビッグクラブや海外の資金力があるクラブの草刈り場と化してしまいました。2017年の夏にはサラーとリュディガーをプレミアリーグに持っていかれ、昨夏はアリソン、ストロートマン、ナインゴランを放出したローマは、2018-19シーズンは5位に順位を落としています。財政的に苦しかったクラブで主力の放出という苦渋の決断を強いられたモンチSDは、ウンデル・シック、ペッレグリーニ、サッスオーロ、シック、ジャスティン・クライファートといった若手を獲得しておりますが、スペイン時代のような鮮やかなチームづくりには至っていません。
アーセナルが招聘を画策しているという報に触れたモンチSDは、「その話は知ってるけど、今はローマでの仕事に集中している。アーセナルのようなクラブと噂になるのは光栄だね。しかしこういうことは初めてではない」とコメント。シーズン中に動くことはなさそうですが、夏には新たなプロジェクトについて検討するかもしれません。テクニカルディレクター職を導入しているマンチェスター・ユナイテッドなど、プレミアリーグをはじめとする海外クラブから声がかかりそうなやり手ディレクターが、どのクラブに魅力を感じているのかはまったくわかりません。
各国リーグにアナリストを派遣し、有望な選手の情報をキャッチアップしたうえでサラリー、技術、戦術、人物の4項目を精査するモンチスタイルは、ミスリンタートの後釜としては魅力的です。懸念があるとすれば、ローマでは未だ結果が出ていないこと。すぐに結果を出さなければならない強豪クラブでは、得意の売買戦略が機能しない可能性があります。セヴィージャ時代に「バイーアからダニエウ・アウヴェスを獲得して成長させたやり口は、マドリードでは不可能だ。簡単だと思わないでほしい」と語っていたSDは、サウサンプトン、エヴァートン、ウェストハムのような「資金がある中堅クラブ」のほうが活躍できるのかもしれません。エメリ監督と2度めのタッグとなるアーセナル入りは、おもしろい話ではあるのですが、果たして…⁉
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なるほど~…。モンチが来てくれたらチョットいいな~と思ってましたが、ミスリンのほうがやっぱり凄まじいじゃん!!って思ってしまいました。ますます激痛な思いです泣。ミスリンは見た目からセンス溢れる格好いい人だな~と思ってました。
相当な人物がこないと、ミスリンさんの穴は埋まらない印象です。
でも、モンチさんは、エメリ監督からするとやりやすい相手なんでしょうか?
だとしたら、それはそれでありかもしれませんけども。
安く買って、高く売るんじゃなくて、安く買って、クラブのレジェンドになって欲しいんだよなあ。