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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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電光石火の3連発!Bチームのアーセナルは、若手の活躍でダンドークに完勝!

GKルナルソン、CBはムスタフィ、ジャカ、コラシナツ⁉週末のプレミアリーグでマンチェスター・ユナイテッドと戦わなければならないアルテタ監督は、完全なるプランBでダンドークとのホームゲームに臨みました。アウトサイドはセドリク・ソアレスとメートランド=ナイルズ、センターはエルネニー、ウィロック、前線にはネルソン、ニコラ・ペペ、エンケティア。この日の11人のなかで、オールド・トラフォードのキックオフをピッチで迎える選手は、ひとりもいないかもしれません。

開始4分、マケレニーが思い切りよく放ったロングシュートは、ルナルソンが右に飛んでセーブ。ダンドークのオンターゲットは、この1本だけでした。11分にボックス右に入ったニコラ・ペペが、右足アウトで出したラストパスをカットされると、こぼれ球に先着したセドリク・ソアレスのダイレクトショットは浮いてしまいました。14分にエンケティア、ネルソンとの連携でボックス右を突破したウィロックは、クロスを味方に通せず。18分にも、ウィロックがニコラ・ペペとのワンツーで右を崩したシーンがありましたが、グラウンダーは中途半端でした。逆サイドのネルソンが拾い、ニアのエンケティアに打たせようとすると、しっかり着いていたガートランドがボールを足に当てました。

23分、左から上がったコラシナツがネルソンのパスを受け、中央に浮かすと、ニコラ・ペペのヘッドはバーの上。1分後、ボックスに侵入したエルネニーの落としを叩いたネルソンのダイレクトショットは、惜しくもニアポストの脇を抜けていきます。34分、ウィロックが右からドリブルで上がって逆サイドにクロスを上げると、フリーのコラシナツのヘッドはGKロジャースがセーブ。39分にCKのクリアがボックス左のニコラ・ペペの前に落ち、強烈なボレーをゴール前にいたクレリーとガートランドが次々に足に当てると、こぼれ球をプッシュしたエンケティアは左に外してしまいました。

アーセナルの先制点は42分。ネルソンが左から蹴ったCKをロジャースがパンチミスしてしまい、落ちたボールがクレアリーに当たってゴール前にこぼれます。チャンスを逃さず押し込んだのはエンケティア!さらに2運後、バックパスをさらって右から上がったエンケティアが中央のニコラ・ぺぺに預けると、左足のシュートがDFにヒットして左のウィロックの前に転がります。右足のアウトでコントロールしてGKの出方を見た21歳のMFが、冷静に蹴り込んで2-0。ハーフタイムの前にセーフティリードを築いたホームチームは、後半開始から2分で勝負を決めました。

右から仕掛けたウィロックが縦に突破するのを諦め、中央に転がしたボールに反応したのはニコラ・ペペ。スパイクの裏で止めたウインガーは、足を引いてガートランドのタックルのタイミングを外し、すかさず右足を振り抜きます。あまりにも巧みで、ゴールの右上に決まった瞬間はどうやって蹴ったのかがわからなかったスーパーショット。ハーフタイムをはさみ、6分で3点をゲットしたチームは、ダニ・セバージョス、ウィリアン、ティアニー、バロガンを次々に投入して悠々と試合を畳みました。

シュート数は25対6、オンターゲットは6対1、ポゼッションは63%対37%。マンチェスター・ユナイテッド戦を気にしていたはずのアルテタ監督にとっては、コンディション調整をしながら3ポイントをゲットできた納得のゲームだったのではないでしょうか。モルデとのホーム&アウェイも、今日のメンバーをベースにして戦えるでしょう。最優先は、プレミアリーグ。首位の背中を視界に捉えながら戦うためにも、マンチェスター・ユナイテッド、ヴィラ、リーズ、ウルヴスと難敵続きの11月は重要な季節となります。課題はやはり、得点力です。指揮官の戦術選択と前線の人選に注目しましょう。


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