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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

やっぱりハリー・ケイン&ソン・フンミン!盤石スパーズ、アウェイで3発快勝!

チャンピオンズリーグのプレミアリーグ勢は、10勝1分1敗と順調に勝利を積み上げています。リヴァプールは無失点で3連勝、マンチェスター・シティは3戦連続3発で3連勝。セヴィージャとの初戦をドローで終えたチェルシーも、連勝でグループEの首位に立っています。パリとライプツィヒを撃破した後、イスタンブール・バシャクシェヒルに敵地で敗れたマンチェスター・ユナイテッドも、オールド・トラフォードの再戦で勝てばグループステージ突破にリーチ。4チームすべてがノックアウトラウンド進出を果たせそうな勢いです。

さて、本日はヨーロッパリーグ。ルドゴレツVSトッテナムが早い時間の開催となっており、アーセナルはホームでモルデ、レスターは本拠地キングパワーにスポルティング・ブラガを迎えます。ラピッド・ウィーンとダンドークを連破したアーセナルは、モルデとの全勝対決を制すれば勝ち抜け当確。ゾリャとアテネに連勝したレスターも、勝ち点6で並ぶブラガを倒せばラウンド32に進めるでしょう。LASKに3-0で快勝したトッテナムは、前節のアントワープ戦を1-0で落としており、ルドゴレツとの連戦で6ポイントを積み上げなければ安心できません。まずは、ガレス・ベイルとハリー・ケインを前線に配して勝ちにいったモウリーニョ監督のチームの戦いぶりを紹介しましょう。

開始2分、ハリー・ウィンクスがゴール前に浮かしたボールでハリー・ケインが抜け出し、GKイリエフと1対1になるも、落ち際を叩いたボレーはミスキック。バーを越えたボールを見た10番は頭を抱えています。好調のエースは、6分にも鋭いミドルを放ちますが、こちらは右のポストにヒット。9分にゴール手前やや右から蹴ったガレス・ベイルのFKは、GKの前でバウンドさせる嫌らしいボールでしたが、左に倒れたイリエフは冷静に外に弾き出しました。

13分、猛攻を続けていたスパーズが先制。左からのCKに合わせたハリー・ケインのヘッドに、イリエフは触るのが精一杯でした。チーム力で上回るプレミアリーグのクラブは追加点を狙い、リードされたホームチームはカウンターで対応しようとしています。19分のロ・チェルソのミドルは左にアウト。直後のルーカス・モウラのミドルも、左のポストぎりぎりに外れました。ハリー・ケインがボックス右を完全に崩したのは25分。ルーカス・モウラに通したグラウンダーはイココにクリアされ、こぼれ球に先着したドハーティーが左足で狙うと、イリエフが素晴らしい反応でクロスバーの上に押し出しました。

一方的に攻めていたスパーズが、追加点をゲットしたのは32分。右に流れたハリー・ケインが出したグラウンダーは、GKが出られないパーフェクトなコース。イココを振り切ったルーカス・モウラは無人のゴールに押し込むだけでした。絶好調のハリー・ケインは、シュートを打ちまくっています。ロ・チェルソのスルーパスを受け、ボックス右から放った39分の一撃は、右に飛んだイリエフがセーブ。0-2で後半に入ると、50分にルッドゴレツが1点を返します。後半の頭から入ったテクペティのシュートがハリー・ウィンクスに当たってゴール前に上がると、落下点にいたケセルはフリー。左足のボレーにジョー・ハートは対応できず、ボールは右隅に突き刺さりました。

ハーフタイムにハリー・ケインの後を継いだヴィニシウスは、53分にロ・チェルソが左から入れた高速グラウンダーを左に外してしまいます。61分にルーカス・モウラと代わったソン・フンミンは、1分も経たないうちに決定的な仕事をしました。ホイビュルクのパスをボックス左で受け、中央のスペースを確認すると、ロ・チェルソの走り込みに合わせる絶妙なラストパス。18番が左足で押し込み、リードは再び2点になりました。このゴールでスイッチが入ったかのように反撃に出たルドゴレツは、2点めを決めることはできず。ヴィニシウスの調子がよければ、もう1~2点取れていたかもしれませんが、アウェイで3発なら文句なしです。

ハリー・ケインが300試合めの公式戦で通算200ゴールを達成し、ソン・フンミンは入ってすぐにアシストを記録。前線と中盤の主力を60分以内の出場に留めたモウリーニョ監督のチームは、タンガンガ以外に負傷者はおらず、いい状態で日曜日のWBA戦に向かえるのではないでしょうか。プレミアリーグの開幕節でエヴァートンに敗れた後は、10勝2分1敗と好調をキープ。負傷者続出のリヴァプールとアグエロ不在のマンチェスター・シティが停滞し、プレミアリーグが久々の混戦となれば、的確な補強で得点力を高めたこのチームも優勝候補と認識しておいたほうがいいのではないかと思います。


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