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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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エンケティア、ウィロック、バロガン…若手がゴール連発のアーセナルは唯一のEL6連勝!

プレミアリーグでは深刻な得点力不足に悩むアーセナルですが、ヨーロッパリーグでは全試合複数ゴールの5連勝と絶好調。グループステージ最終節は、アイルランドのダンドークとのアウェイゲームです。最終ラインにはパブロ・マリに続いて、チャンバースが復帰。ムスタフィをセンターに配した3バックで戦うようです。WBはセドリク・ソアレスとメートランド=ナイルズ、センターにウェロックとエルネニー、前線はニコラ・ペペ、エンケティア、スミス・ロウという顔ぶれです。

キックオフからアグレッシブに攻めるアーセナル。強引にシュートを狙うエンケティアに、ゴールの予感が漂っています。11分にセドリク・ソアレスがボックス左から狙ったFKは、枠にはいっていたもののニアに入ったエンケティアの前でDFがブロック。先制ゴールは、この直後でした。ボイルのキックをカットしたエンケティアがドリブルで持ち込み、GKロジャースと1対1。若きストライカーはチップキックをゴールの右に落とし、今季のELにおけるゴール数を3に伸ばしました。

18分には、エルネニーのスーパーミドルが右のサイドネットに突き刺さって2-0。今季プレミアリーグのアーセナルに足りないのは、MFが獰猛に狙うミドルレンジからのゴールシーンです。21分にボックス左を突破したスミス・ロウがマイナスのグラウンダーを入れると、戻りながら合わせたニコラ・ペペのボレーはクロスバーを大きく越えていきました。ホームチームが1点を返したのは22分。ダフィーの短いパスを受けたフローレスがボックス右に流れると、パブロ・マリは裏を取られてしまい、クロスに放ったシュートがルナルソンのグローブの先を抜けて左のサイドネットに届きました。

38分にセドリク・ソアレスが右から打ったミドルは、ロジャースの指先を越えて左のポストの外。前半終了間際に、右サイドに流れたマケレニーのクロスをムズタフィがクリアし切れず、リーヒがボレーでニアを狙いますが、うまくコントロールできずに浮かしてしまいました。前半は1-2。終始攻撃的だったアーセナルは、自信をもって戦えています。後半もアーセナルが中盤とサイドを支配。左からスミス・ロウがドリブルで仕掛け、右からはセドリクが積極的にクロスを上げ続けますが、中央が薄くなかなかシュートにつながりません。

62分にエンケティアとエルネニーのゴールコンビが下がり、ダニ・セバージョスとフォラリン・バロガンがピッチへ。63分のセドリクのFKは、GKロジャースがセーブしました。67分、ボックス内で2人を背負ったバロガンがウィロックの足元に転がすと、中に2つタッチして放った28番のシュートはロジャースの手を弾いてネットに転がりました。プレミアリーグではノーゴールのウィロックは、ヨーロッパリーグでは5試合3ゴール3アシストと別人です。

勝利を確実にする4点めは、80分。中央からドリブルで仕掛けたニコラ・ペペが左で呼んでいたバロガンに流すと、フリーでGKと向き合った19歳は落ち着いてゴール右隅に流し込みました。85分にフローレスが右から入れたFKをホアーにヘディングで決められますが、失点シーン以外にオンターゲットを許さなかったアーセナルは2-4で快勝。参加48クラブのなかで唯一の6連勝を記録し、ノックアウトラウンドに駒を進めました。

若手の躍動に刺激を受けたであろう主力選手は、週末のプレミアリーグでファインゴールを決められるでしょうか。ELでゴールラッシュ、プレミアリーグで沈黙というサイクルを繰り返しているチームは、ホームでバーンリーに敗れるわけにはいきません


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“エンケティア、ウィロック、バロガン…若手がゴール連発のアーセナルは唯一のEL6連勝!” への1件のコメント

  1. グナです より:

    仕事の都合上、さすがに体力がもたないのでELは観戦しないようにしています。
    ELを見ていないので個人的にはアーセナルの勝利をもう1ヶ月以上観ていないことになります。
    我ながらファンでいられることに感心するのですが、そろそろプレミアでも1勝が欲しいところです。
    かつて「雑魚専」と言われたアーセナルですが、今やかつての“雑魚達”にも自信をもってプレーされている始末。
    ELで得た勝ち癖をどうにかリーグ戦で活かしてほしいです。

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