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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

チェルシー、ほっと一息。EL準決勝第1戦は終了直前のFKで敵地で勝利!

プレミアリーグ勢最後の砦、チェルシーがEL準決勝緒戦を制しました。追加タイムも残り1分をきり、おそらくこれがラストプレー。ダヴィド・ルイスが壁のすき間を狙って蹴ったフリーキックがGKゾマーの手を弾き、ゴール右隅に吸い込まれると、間もなく試合終了。敵地ザンクト・ヤコブ・シュタディオンで1-2の勝利。最後は強引に決勝へのチケットを手元に手繰りよせましたが、もっと楽に勝てるゲームでした。

サポーターの声援をバックにホームのバーゼルが先にペースを握りましたが、チェルシーの最終ラインはやはり強い。GKチェフ、CBテリー、イヴァノビッチがここというところを落ち着いて抑え、決定的なチャンスを作らせません。12分にはチェルシーが先制。ランパードが蹴ったCKから、前にいた選手がじゃまになり見えづらいボールをモーゼスがうまく頭に当て、地面に叩きつけたボールがゴールライン上にいたDFをあざ笑うかのようにゴールネットを揺らしました。こうなると、チェルシーに勢いがつきます。前半のうちにモーゼス、ラミレス、アザールが決定的なシーンを3回作ったものの、惜しくもゴールはならず。バーゼルDFはアザールを止められず、追加点が入るのも時間の問題かと思われました。

後半に入り、54分、またもやアザール。左サイドでひとりかわして完全にフリーとなり、ゴールラインまで侵入。ラストパスは、中央でフリーになっていたF.トーレスへの丁寧なグラウンダー。F.トーレスが左足を振りぬき、0-2…と思った瞬間、シュートはポストに弾かれます。得点に飢えているF.トーレスには焦りがあったのでしょう。パスのような弱いシュートでも、コースを狙えば充分入る状況だったのですが…。

その後はバーゼルの攻撃をかわしつつ、カウンターを狙っていたチェルシーですが、決められるところを決めないとこうなる、の見本のような同点ゴールを86分に喰らいます。アスピリクエタが体を寄せてCKに逃れたプレイが、不可解な判定でPKにとられ、これをシェアに落ち着いて決められ、1-1。再びギアチェンジし、何度もCKのチャンスを作り、テリーがゴール前至近距離から渾身のヘッドで狙うも、GKの手に当たり勝ち越しならず。敵地で1-1なら悪くありませんが、1-2とは雲泥の差。しかしもう時間がありません。さすがにこれは、このまま終わるかと思われた93分、ゴール中央でファールをもらい、ダヴィド・ルイスがボールをセット…。

敵地で1-2勝利なら結果オーライでしょう。次戦、0-1で負けてもチェルシーは決勝進出です。同時に行われたファネルバフチェとベンフィカのゲームは1-0でホームのファネルバフチェが勝ち、どちらがくるかわからない状況ですが、ここはひとつ、プレミアリーグの意地を見せてカップを勝ち取ってもらいたいものです。「CL優勝の翌年、EL優勝」という2度とお目にかかれなさそうな珍記録達成(前年優勝チームが予選リーグで3位にならないとELに出られませんからね。普通は勝ち抜けます)がかかっています!と、いいながら私の優勝予想はベンフィカですが。ここは初志貫徹。(写真著作者/rayand)

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