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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

負けられないアーセナル&マンチェスター・シティ!激戦のチャンピオンズリーグ勝敗予想

先週末のプレミアリーグは、2試合を除いてすべて土曜日開催。あれもこれも観たい私としては避けていただきたいスケジュールですが、翌週のチャンピオンズリーグを考えれば妥当でしょう。今まで、ドイツやスペイン、イタリアのようにチャンピオンズリーグに合わせたスケジュールを組まず、出場クラブの監督からクレームが出続けていたプレミアリーグも、いよいよやる気になったのでしょうか。

さて、今週はチャンピオンズリーグのグループリーグ第2節が開催されますが、「負けられないアーセナル&マンチェスター・シティ、負けなければいいリヴァプール、負けないチェルシー」といったところでしょうか。プレミアリーグ勢の結果を予想させていただくと「アーセナルとチェルシー勝利、リヴァプールとマンチェスター・シティはドロー」です。

本日、火曜日深夜に登場するのはマンチェスター・シティとチェルシー。チェルシーはFWロイク・レミーでいくのではないかと思いますが、それでもポルトガル・スーペルリーガでドローばかりのスポルディングには勝つでしょう。問題は、セリエAで5連勝スタートのローマと戦うマンチェスター・シティのほうです。本拠地エティハドとはいえ、プレミアリーグ王者は堅守ローマからゴールを奪えるのでしょうか。

バイエルンに移籍したベナティアの穴はギリシャ代表のマノラスとニューカッスルから来たヤンガ=エムビワが埋め、アンカーのセイドゥ・ケイタが加わる中央の守備は安定しています。マンチェスター・シティがムキになって攻めると、怖いのはカウンター。プレミアリーグを離れてから、別人のようにキレキレになった元アーセナルのジェルヴィーニョは、トップスピードに入ってしまうともう止まりません。FWのデストロ、リャイッチ、フロレンツィ、ピャニッチ、トッティと、誰が出てきてもどこからでもゴールが奪えるのが彼らの強み。ローマは露骨に勝ち点1狙いと見せかけ、サバレタやクリシーの裏を狙ってくると思われます。ゴール前でスペースを空けないローマをホームチームが崩しきれずにスコアレスドロー、あるいはカウンターを決められて1-1と、マンチェスター・シティが勝てずに終わるいう結末も充分にあると思われます。

初戦でドルトムントに完敗したアーセナルが戦うのは、トルコのガラタサライ。彼らの問題は得点力で、中盤にスナイデルやフェリペ・メロなどの経験豊富な選手を擁しながら、ブラク・イルマズ頼みの単調な攻撃になっています。第1戦のガラタサライは、ホームのトゥルク・テレコム・アレーナに若手ばかりのアンデルレヒトを迎え、終了間際のゴールでやっと追いつくという不甲斐ない試合をしており、本拠地エミレーツで戦えるアーセナルは普通にやればまず負けないはず。とはいえ、この「普通にやれば」が結構難しいですね。週末のプレミアリーグで激突するチェルシーを意識してメンバーを落とせば、キャピタルワンカップでセインツに食われたように、トルコの雄に足元をすくわれる可能性も充分です。水曜日は、ポドルスキやロシツキをうまく使いたいところですが、ヴェンゲル監督はどこまでメンバーを入れ替えるのでしょうか。アルテタ、ラムジー、ウィルシャーを一気に失った今、ボスのやりくり力が問われます。

リヴァプールは、アウェイでバーゼル。リヴァプールがグループリーグを勝ち抜くうえで必要なのは、「バーゼルとの直接対決で上回る」「レアル・マドリードにダブルを喰らわない」の2つです。3節、4節に連続で当たるレアル・マドリードに連敗してしまうと、その時点で昨季チャンピオンの1位勝ち抜けが確定してしまうため、第5戦のバーゼルとのアウェイ戦でアンチェロッティ監督がメンバーを落としてくる可能性が高まります。その場合、リヴァプールとバーゼルが1勝1敗で、バーゼルがレアル・マドリードから勝ち点を挙げようものなら、リヴァプールの年明けはヨーロッパリーグとなってしまうでしょう。まずは今回、バーゼルから最低でも勝ち点1を奪って、バーゼルがマドリードに勝っても2位に食い込める状況を作らないといけません。

スイスリーグ6連覇をめざすバーセルは、今季も7勝1分け2敗で首位を走ってはいるものの、クリーンシートでの勝利が2節のルツェルン戦しかなく、2失点以上が4試合。サラーがいてカウンターが鋭かった昨季に比べればチーム力は劣る印象で、チャンピオンズリーグ初戦ではレアル・マドリードに5失点で惨敗しています。一時の不調から抜け出した感のあるリヴァプールは、勝ち点3まで獲れるかどうかはわかりませんが、ゴールを奪ってのドローならいけると思います。スタリッジは戻ってこられるのでしょうか。「前線にバロテッリとスタリッジ(スタリッジが無理ならコウチーニョ)、サイドにララナとスターリング、センターにヘンダーソンとルーカスでジェラードお休み」が私が考える水曜日のベストメンバーです。

日本時間で本日と明日の3時45分キックオフのチャンピオンズリーグ。初戦は奮わなかったプレミアリーグ勢は、4チームともここを落とすと一気に追い込まれます。アーセナルとマンチェスター・シティはここが正念場。今回こそ、プレミアリーグは強いというところを見せていただきたいと思います。

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