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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アレクシスとのコンビは絶好調!ウォルコットの2発で、アーセナルがバーゼルに完勝!

オスピナとジャカ以外は、プレミアリーグ6節のチェルシー戦と同じ顔ぶれです。チャンピオンズリーグ2016-17シーズン・グループステージ第2節、アーセナルVSバーゼル。アーセナルのフィールドプレイヤーは、これがベストメンバーでしょう。コシールニー、ムスタフィ、ベジェリン、モンレアルの最終ラインに、カソルラとジャカの2センター。エジル、イオビ、ウォルコットが2列めに入り、最前線は絶好調のアレクシス・サンチェスです。初戦はパリ相手にアウェイで納得のドロー。ルドゴレツに引き分けてしまったバーゼルに勝てば、グループステージ突破に大きく近づきます。今シーズン、12戦11勝1分と好調な相手ではありますが、エミレーツで勝ち点を失うわけにはいきません。開始4分、バーゼルはカウンターからドゥンビアが抜け出しかけますが、快足ベジェリンが追いついてカット。その1分後、FKをもらったアーセナルは、速いリスタートでアレクシス・サンチェスがゴール前でフリーになりかけるも、アダマ・トラオレが体を寄せてシュートを打たせません。

中央を上がったイオビが、左から上がったモンレアルに打たせた決定的なチャンスの直後、7分にアーセナルが先制します。左サイドを突破したアレクシス・サンチェスが浮かせたクロスが絶品。中に入ってきたウォルコットは、頭に当てて押し込むだけでした。プレミアリーグでチェルシーに3-0と完勝したチームは、勢いをそのまま持ち込んでいます。15分、バーゼルのスヒーがCKをヘッドで合わせますが、惜しくも右にアウト。ガナーズ守備陣は、セットプレーには気をつけなければなりません。20分にアレクシスがエジルに通そうとしたスルーパスには、テンションが上がりました。判定はオフサイドでしたが、トラップからパスを出すまでの淀みのない動きはワールドクラスです。

26分、2点めはまたもアレクシス&ウォルコットです。右サイドにいたウォルコットが7番とのワンツーであっさりラインの裏を取り、ファーポストの内側にぶつけたシュートはパーフェクト。2-0となった直後、ベジェリンのパスをエジルがダイレクトで裏に出すと、アレクシスとウォルコットが次々と殺到するも、バーゼル守備陣が先に触って決定的な3点めは許しません。32分、ベジェリンのスルーパスでウォルコットが右サイドを崩すと、中央でもらったカソルラが打つと見せかけてアレクシス・サンチェスへ。フリーのストライカーと向き合うピンチはGKバツリークがよく止めました。好調の守護神は、35分にウォルコットのラストパスで1対1となったベジェリンもストップします。左に流れたアレクシスが、ファーのエジルに打たせた41分のボレーは惜しくも右に逸れました。前半は2-0。チャンスの数を考えれば物足りないぐらいですが、前の4人が簡単に裏を取れる状態が続けば、次のゴールはすぐに決められるでしょう。

アレクシス・サンチェスが、プレミアリーグでケーヒルを咎めたようにジャカ兄のトラップをつついて奪ったのは53分。独走した7番は、エジルへのパスを通せませんでした。57分、4対3となった速攻は、イオビのトゥーキックが惜しくも左に外れます。60分過ぎから、バーゼルがようやく反撃に出ます。右からのパスをダイレクトで狙ったバルナソンのミドルはオスピナがファインセーブ。2分後のCKは、ファーでノーマークだったバルナソンの前にボールがこぼれますが、焦ったボレーは枠を外れます。68分、右に出たカソルラがウォルコットを走らせ、ゴールライン際から折り返した絶好のチャンスは、珍しくアレクシスがボレーをミートできません。

ヴェンゲル監督にとっては予定の交代だったのでしょうか。70分にイオビとウォルコットが下がり、エルネニーとチェンバレンです。75分のモンレアルをギブスで、交代はフィニッシュ。85分にアレクシスが3人を抜いた後に倒され、至近距離からのFKをもらうと、カソルラは壁のジャンプを読んで足元を通そうとするもバーゼルの選手たちは飛びませんでした。89分にベジェリンが縦に出したスルーパスでチェンバレンがバツリークを抜き去るも、折り返しのボールを戻ったGKがブロック。直後のCKから左サイドでフリーになったアレクシスのシュートは、これもバツリークが身を挺してセーブします。2-0、タイムアップ。内容の割に点差が開かなかったことについては、相手のGKをほめるべきでしょう。今日はウォルコットとアレクシス・サンチェスのコンビネーション、そして先制点の際に7番をフリーにしたカソルラの素晴らしい浮き球をリスペクトしたいと思います。アーセナルの目標は、グループステージ突破ではなく、首位通過です。(テオ・ウォルコット 写真著作者/Ronnie Macdonald)

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“アレクシスとのコンビは絶好調!ウォルコットの2発で、アーセナルがバーゼルに完勝!” への5件のフィードバック

  1. ヤンガナ大好き! より:

    セカンドユニでのバーゼル戦は落ち着いて観戦できました!ウォルコットは元々クレバーな選手でしたが今シーズンは吹っ切れたように自信を持ってプレーしていますね。自分もカソルラ、ジャカのボランチコンビはロングパスも通せるので面白いと思いました。今日のサンチェスはアシストで貢献しましたがシュートはつきが無かったようです。

    代表ウィーク前のバーンリー戦はターンオーバーでチームのコンデイションとモチベーションを維持し、代表ウィークに入って欲しいです!

  2. だしまる より:

    更新ありがとうございます。CLは、観られないので特に助かります。
    今シーズンは何だかウォルコットが変わった!とポジティブサプライズが嬉しいです。まだちょっと信じ切れていないところがあるのですが.自信を持ったせいか球離れも良くなり、ボールのないところでの動きが上がったように見えて驚きです。もう速いだけの選手と言わせないで。

  3. makoto より:

    ヤンガナ大好き!さん>
    カソルラが素晴らしかったですね。ウォルコットは、1名補強したぐらいのインパクトです。

    だしまるさん>
    ボールを持っていないときの動きが相当よくなりました。1シーズン継続してほしいですね。

  4. むん より:

    ウォルコットとウィルシャーは、迷いさえ消えればワールドクラスだと常々‥思ってました笑

    冗談抜きで、アーセナルが黄金期を築くにはこの2人は不可欠だと思ってます。

    散々バカにされてきたんですよ!周りのサッカーファンに‥。2人を擁護する度に。

    今シーズン、1人はアーセナルで、もう1人はボーンマスでまずは自己価値をもう一度、周りに見せびらかして欲しい。頼みます笑

  5. makoto より:

    むんさん>
    両者とも、今季が勝負ですね。なかなかフルシーズン活躍できなかった選手たちなので、結果出してほしいです。

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