アーセナルはまたもバイエルン、EL組はめざせ頂点!CL&EL決勝トーナメント組み合わせ決定
一方で、ヨーロッパリーグにまわったトッテナムは、ベルギーリーグ5位のへント。マンチェスター・ユナイテッドは、リーグ・アン8位のサンテティエンヌです。セリエAのローマとフィオレンティーナが、それぞれビジャレアルとボルシアMGを引いてしまったことを考えれば、与しやすい相手といえるでしょう。CL・ELにおけるそれぞれの対戦について、相手チームの現状とともにチェックしてまいります。
2000年以降の10試合はバイエルン5勝、アーセナル3勝、2つの引き分け。ヴェンゲル監督は、ホーム&アウェイのトータルで1度も勝ったことがありません。ペップ率いるチームと対戦した直近の2大会は、2013-14シーズンのラウンド16で0-2、1-1、昨季のグループステージでは2-0勝利の後、1-5惨敗。明らかに分が悪いドイツ王者との対戦と聞いて、顔をしかめたグーナーが多かったのではないかと思われますが、実は今回はチャンスなのではないかと秘かに楽しみにしております。
アンチェロッティ監督の新チームは、国内で独走していた昨季までの絶対的強さがなく、「ドイツのレスター」ライプツィヒを最近になって得失点差でかわしたばかり。CLでもロストフに敗れて2位通過となっており、ロッベン、リベリー、ラーム、シャビ・アロンソのベテラン勢はコンスタントに力を発揮できていません。最大の変化はトマス・ミュラーの不調で、999分間ノーゴールだったドイツ代表のアタッカーは、先週末のヴォルフスブルク戦が今季初ゴールでした。アレクシス・サンチェスとエジルが絶頂期にあるアーセナルが、ベストに近いメンバーで戦えれば、ラウンド16の連続敗退記録を6で止めるチャンスは充分にあるでしょう。絶対にほしいのは、ファーストレグのミュンヘンでのアウェイゴールです。エルネニーとコクランを組ませてカウンターに徹し、エジル、ウォルコット、ワントップのアレクシス・サンチェスの速攻で仕留めるという戦い方は、強豪との戦いにこそはまるはずと期待しています。
マンチェスター・シティ VS ASモナコ
レアル・マドリード VS ナポリ
ベンフィカ VS ドルトムント
バイエルン・ミュンヘン VS アーセナル
ポルト VS ユヴェントス
レヴァークーゼン VS アトレティコ・マドリード
パリ・サンジェルマン VS バルセロナ
セヴィージャ VS レスター
■ヨーロッパリーグ2016-17 決勝トーナメント・ラウンド32
(プレミアリーグ勢のみ)
マンチェスター・ユナイテッド VS サンテティエンヌ
ヘント VS トッテナム
アーセナルよりも心配なのは、モナコを引いたマンチェスター・シティです。リーグアンで2位ながら、得点53と得失点差37はレアル・マドリードをしのぐ出色の数字です。トッテナムがいずれも2-1で競り負けた2戦では、試合運びの巧みさ、押し引きのうまさが目を引きました。プレミアリーグでは結果を出せなかったラダメル・ファルカオがリーグアン11戦10発と復活したチームは、レマルとジェルマン抜きでもウェンブリーでスパーズに勝っており、マン・シティの最終ラインが現在の不安定さを解決できなければ、昨季のベスト4を下回る結果に終わるでしょう。1試合平均3ゴール以上のチームを、シティ・オブ・マンチェスターで完封できるかがポイントとなりそうです。キーマンに指名したいのは、デブライネ、フェルナンジーニョ、オタメンディ。ドルトムントやナポリのほうが戦いやすかったのではないかと思いつつ、欧州での経験豊富なペップが、バルサに勝ったサッカーを再現してくれることを祈ります。
そして、レスターはセヴィージャ。無欲のプレミアリーグ王者の冒険は、ここで幕を閉じることになりそうです。より希望がもてるレヴァークーゼン、ベンフィカか、さもなくば最高の思い出が作れるバイエルン、レアル・マドリードと当たれればと思っていたのですが、地味ながら強いチームという何とも微妙なドローとなってしまいました。昨季のヨーロッパリーグ決勝でリヴァプールに完勝したチームは、ガメイロという大黒柱をアトレティコ・マドリードに抜かれながらも、リーガ・エスパニョーラ3位に食い込んでいます。厳しい勝負になりそうですが、ひるむことなくレスターらしく戦い抜いていただければと思います。
ヨーロッパリーグの2クラブ、とりわけ選手層が厚いモウリーニョ監督にいいたいのは、「ドルトムントもセヴィージャもいない今回のELは、優勝を狙える絶好のチャンス」だということです。優勝候補は、ローマ、フィオレンティーナ、ビジャレアル、シャフタール・ドネツク、ゼニト、アヤックスとプレミアリーグ勢あたりでしょうか。ちなみに昨季のELでは、フィオレンティーナにはスパーズが完勝しており、ビジャレアルはリヴァプールに敗れています。シュチェスニー、ジェコ、サラー、ファシオ、ヴェルマーレンと元プレミアリーグの選手が揃うローマと、ウクライナプレミアリーグを独走しているシャフタールが特に手強そうですが、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナムなら勝ち目はあるでしょう。チャンピオンズリーグ出場権を国内で確保するのが難しくなりつつある彼らには、1月までの状況次第では、別ルートからの登山に本腰を入れるという選択肢もあるのではないでしょうか。
ひととおり見てまいりましたが、何といってもアーセナルですね…。クジ運の悪さにため息をつきながらも、「バイエルンに勝つなら今!」と、半ば本気…いえ、全力で信じております。とにもかくにも、昨季CLベスト4のマンチェスター・シティと、EL準優勝のリヴァプールを超えるクラブが表れることを期待しましょう。対戦表を眺めていると、今のリヴァプールとチェルシーがCLでどこまでいけるのかを観たかったとあらためて思います。
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更新ご苦労様です。
恐らくお互いのサポーターがまたかい!とため息を漏らしたことでしょう。覚悟していても
実際にドローを見ると・・・期待より失望の方が大きいです。このラウンドの目玉カードは
ここ数年大体アーセナル絡みですからね。勘弁して下さいよ・・・が本音です。
アーセナルはまずは目の前の試合に集中すべきです。戦術云々の前にバイエルンとの試合に
どういうメンバーで臨みどれだけの自信を持てるかがポイントだと私は思います。
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おっしゃるとおりアーセナルはファーストレグが大事です。私はエルネニー、コクランはいずれも動きすぎて意外と機能性に乏しいと思っているので、今のジャカ、コクランでいって欲しいです。中でもキーはコクランですね。中途半端な完成度ならアンチェロッティのポジションチェンジのシンプルな攻撃は与しやすく、インターセプトしやすいのではないでしょうか。
理想は前半1ー0で、後半ウイングを下げてエルネニーやラムジーでスペースをより消し、ロングフィードでサンチェスが抜け出し、冷静に追加点を流し込むというプランでしょうか。
とにもかくにも主力を欠くことなく、戦術を徹底できなければどこと当たっても負けると思うので、より明確にやる必要が出てきたと割り切ってバイエルンと戦えばいいと思います。
新鮮味がない、というのはCLに出続けている、そして決勝Tに出続けているからこその贅沢な愚痴だと分かってはいますが、それにしても‥と言いたくなります笑
実際にまだ一度も2戦通じて勝てていないので、今年こそは何が何でも突破してもらいたい壁です。ゴールのケチャップと同様に、ここさえ越えれば流れが変わると信じてます。
長期の冬休み明けのドイツチームと2月、3月に戦うには、とにもかくにも怪我人を出さないことと、コンディションを整えることです。
これからのヴェンゲル監督の采配に注目しています。
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ガナーズ、またまた予想通りバイエルンに当てられましたね。ただ、レアルよりは勝機ありとみます。
今年のバイエルン、昨年までのような怖さはないですがリーグ14試合で失点9と固い守りが光っています。マコトさんのおっしゃるように後ろを固めてカウンターで攻めたいですね!
自分は去年もCLでただ一人、ドリブルにシュートにとサイドから気をはいていたチェンバレンとベジェリンに期待したいです!先日のパリ戦を見てもイオビに期待するのは荷が思いと思いますし、エジル、サンチェスは徹底的にマークされると思いますので。
バイエルンとの試合はロングフィードにチャンスありと見ているので、コクランとジャカのコンビに、復活するであろうムスタフィを含めた一発のロングパスが効果的かと思っています!
何れにしてもプレミアの威信にかけて勝ち抜けて欲しいです!
レスター セヴィージャ引いてしまいましたね、レスター陣営からしたら一番引きたくない相手だったと思います
さて、また今回の抽選でも不正があったのではないかと 騒がれてますが…
tomoさん>
ベストメンバーでやりたいですね。年末年始をうまく乗り越えていただければと思います。
新参さん>
なるほど。私は、「引くと決めたら、エルネニーとコクランはいい仕事をしてくれるのでは?」派です。
むんさん>
今季は、アレクシス・サンチェスという「新ストライカー」がおり、あちらは若干ベテラン回帰しているので、結構本気で期待しています。
ヤンガナ大好き!さん>
ムスタフィから一発でベジェリンにパスが出て、快足SBの右からのグラウンダーをアレクシス・サンチェスが落として最後はエジル!と、ガナーズの今季らしいシーンをまとめてみました。
おはむさん>
レスターは厳しいでしょうね。がんがん攻めてくるところとやったほうが、彼らに勝機はあると思います。