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ルカク&ラシュフォード!逆転勝利のマンチェスター・ユナイテッドが首位通過決定!

ロメロ、ルーク・ショー、ブリントと出番が少ない選手を並べつつ、プレミアリーグで全試合先発のロメウ・ルカク、バレンシアも起用。マンチェスターダービーに出られないポグバもスタメンです。チャンピオンズリーググループステージ最終節、マンチェスター・ユナイテッド対CSKAモスクワ。オールド・トラフォードのホームチームは、大敗しなければ首位通過決定です。ロメロ、リンデロフ、スモーリング、ブリント、バレンシア、ルーク・ショー、ポグバ、エレーラ、ラシュフォード、マタ、ルカクの3-4-2-1。週末のプレミアリーグで首位との対戦を控えているチームだけに、もっとメンバーを落としてくるのではないかと想像しておりました。

キックオフから4分、さっそくマンチェスター・ユナイテッドに決定機です。ルカクの縦パスで左からボックスに侵入したラシュフォードが、アキンフェイフと1対1。左足でクロスに放ったシュートは決まりかと思いきや、ポストに跳ね返されます。直後、ルカクが右から持ち込んでグラウンダーを入れると、クリアを拾ったルーク・ショーが左足でシュート。イグナシェヴィッチのブロックでCKとなりますが、久しぶりの左SBの動きは悪くありません。10分の右からのCKは、思い切りよくこぼれ球を叩いたブリントのボレーがマリオ・フェルナンデスにヒットして再度CK。マンチェスター・ユナイテッドが完全に主導権を握っています。14分、左サイドに流れたマタが、ブリントのロングフィードをきれいにトラップ。ニアに転がしたボールをラシュフォードが縦に持ち込み、シュート性のボールを入れますが、読んでいたアキンフェイフに止められてしまいました。

20分、バレンシアが右サイドを突破すると、ファーに送ったクロスに走り込んだルーク・ショーのボレーは強烈でしたが、またもGKがセーブ。リバウンドを制したルカクは足に当てるのが精一杯で、ボールはGKの懐に収まります。ポグバのスルーパスでボックス左に飛び出したルーク・ショーは、ラシュフォードに正確に出せれば先制アシストでした。ラストパスはゴールのほうに流れてしまい、快足ストライカーは追いつけません。セットプレーとミドルシュート以外に可能性が感じられないCSKAモスクワ。31分の右CKは、ベレズツキのボレーがバーを越えていきました。

37分にマタがルーク・ショーへのパスをミスしたシーンはヒヤリとさせられました。ボックス内でジャゴエフに出たパスはルーク・ショーがカット。このボールを受けたヴィチーニョはシュートを浮かしてしまいます。0-0で終わるかと思われた前半終了間際、サイドを走ったマリオ・フェルナンデスをルーク・ショーが追いかけず、スルーパスが入ってしまいました。マイナスの折り返しをダイレクトで叩いたのはヴィチーニョ。ゴール左に向かったボールにジャゴエフが触りましたが、オフサイドを取られなかったのはゴールラインの向こうで転倒していたブリントをカウントしたからでしょうか。旗を上げなかったラインズマンに対して、前半の終わりを告げる笛の音を聞いたホームサポーターたちがブーイングを浴びせますが、0-1はもちろん変わりません。

ホームのサポーターの前で勝って、気分よくダービーに向かいたいマンチェスター・ユナイテッド。47分、ラシュフォードが右から持ち込んで強烈なシュートを放ちますが、アキンフェイフがセーフティに大きく弾きます。ラシュフォードが積極的に仕掛けるようになり、赤いチームは前半よりも崩しのアイデアが増えてきました。ラストパスが通るようになれば、2点なら充分ひっくり返せるでしょう。59分のラシュフォードのFKは壁に当たってCK。64分、同点ゴールは最も決めてほしい選手がゲットしてくれました。最後方からパスをもらったポグバが、左足で前線にふわりと浮かしたロングボールは完璧。ヴァシンにシャツをつかまれながら突進したルカクが、左足でうまくコントロールしたボレーをゴールに押し込みました。心身ともにお疲れ気味に見える9番には、休養よりもゴールのほうがいい薬でしょう。

さらに66分、プレミアリーグで何度も決めてきたカウンターが発動しました。前線のルカクに当てるのはいつものスイッチ。スプリントを始めたのはマタとラシュフォードだけです。右からボックスに落としたマタの浮き球が秀逸でした。ヴァシンのマークをものともせず、左足でクロスに打ったラシュフォードのキックはパーフェクト。2-1とした直後、モウリーニョ監督がマクトミネイをエレーラにスイッチしたのは、マンチェスター・シティ戦をにらんでの采配でしょう。72分にはバレンシアをトゥアンゼベ、2分後にはルカクをマルシアル。次のプレミアリーグで走り回ってほしい2人もお役御免です。

84分、左から中央にドリブルで進んだクチャエフが、一瞬マークを外したジャゴエフに決定的なパスを通しますが、ロメロがシュートを足に当ててリードを守りました。2-1のまま、タイムアップ。マンチェスター・ユナイテッドは今季CLで5勝めです。久しぶりのルカクとラシュフォードのゴール、若手起用、勝ち点3とほしいものをひと通り手に入れた今日の結果には満足しております。納得の首位通過。できればベスト4、あわよくばファイナルと夢は膨らむばかりです。年明けからのノックアウトラウンドで、ズラタンとキャリックの勇姿を見られるのを楽しみにしております。

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“ルカク&ラシュフォード!逆転勝利のマンチェスター・ユナイテッドが首位通過決定!” への1件のコメント

  1. yuto より:

    リンデロフがとても頼もしく感じたことが何よりも収穫のように思います。
    しかし、ヴァレンシアやルカクは出ずっぱりなのでそろそろ休んで欲しいとも思ってしまいますね。
    W杯予選ではダルミアンが素晴らしいパフォーマンスだっただけにぜひ使って欲しかったのですが…あまりモウリーニョ監督とは相性が良くないのかもしれませんね。
    無事に決勝トーナメント進出ということでどこまでいけるか楽しみにしています。いきなりバイエルンやユヴェントスと当たったらそれはそれでどこまで戦えるのか楽しみです。

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