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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

チェルシーはバルサ、トッテナムはユーヴェ!CL&ELの決勝トーナメント組み合わせ決定!

優位に立っていたアトレティコ・マドリード戦で決勝ゴールを奪えなかった代償は高くつくのか、あるいはなかったことにできるのか。チャンピオンズリーグ2017-18シーズンのラウンド16のドローが決まりましたが、昨季プレミアリーグ王者のチェルシーはバルセロナを引いてしまいました。思い出すのは6年ほど前、チェルシーが敵地フースバル・アレナでバイエルンとのPK戦を制し、初めてのビッグイヤー獲得を果たしたあのシーズンです。ペップ・グアルディオラの最後の年に、チェルシーはセミファイナルでバルサと激突。スタンフォード・ブリッジでの初戦をドログバのゴールで制すると、セカンドレグはテリー退場というアクシデントを乗り越え、ラミレスとフェルナンド・トーレスのゴールで2-2ドロー。全員が自陣に引いてバルサの猛攻を受け続けるという胃が痛くなる展開でしたが、ディ・マッテオ監督のチームはトータル2-1から世界王者を再逆転し、決勝に駒を進めています。

ラ・リーガで未だ無敗のクラブとの対戦が、最悪の貧乏クジであるのは間違いありませんが、コンテ監督がいうとおり「相手にとっても嫌な組み合わせ」です。5バックとカンテで後ろのスペースを消し、アザールとモラタのカウンターでゴールを狙う戦い方になりそうですが、ネイマールがいなくなったスペインの名門はより戦いやすくなったという印象があります。プレミアリーグのディフェンディングチャンピオンには、あの4月の歓喜をぜひ再現していただければと思います。

チェルシーの次に難しい相手を引いてしまったのは、トッテナムです。セリエAで3位に甘んじているとはいえ、ユヴェントスは昨季のファイナリストです。ディバラ、イグアイン、マンジュキッチが繰り出す強力なアタックは健在。グループステージで同じ組だったバルセロナに2試合とも完封されたからといって、決して侮ることはできません。欧州王者のレアル・マドリードを1-1、3-1と圧倒したポチェッティーノ監督のチームは、持ち前の縦に速い攻撃でイタリア王者を下すことができるでしょうか。アルデルヴァイレルトが復帰し、ハリー・ケイン、エリクセン、デル・アリが万全の状態で決戦に臨むことができれば、好勝負必至でしょう。プレミアリーグで2シーズン連続で優勝争いに顔を出したチームの完成度の高さに期待しましょう。

【チャンピオンズリーグ2017-18シーズン ラウンド16組み合わせ】
ユヴェントス(セリエA) VS トッテナム(プレミアリーグ)
バーゼル(スイス) VS マンチェスター・シティ(プレミアリーグ)
ポルト(ポルトガル) VS リヴァプール(プレミアリーグ)
セビージャ(ラ・リーガ) VS マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)
レアル・マドリード(ラ・リーガ) VS パリ・サンジェルマン(フランス)
シャフタル・ドネツク(ウクライナ) VS ASローマ(セリエA)
チェルシー(プレミアリーグ) VS バルセロナ(ラ・リーガ)
バイエルン・ミュンヘン(ブンデスリーガ) VS ベシクタシュ(トルコ)

マンチェスターダービーを制して、プレミアリーグで独走態勢を築いたマンチェスター・シティにとっては最高の組み合わせ抽選会となりました。ペップのチームがスイスのバーゼルに足をすくわれる姿は想像できません。グループAで2位のクラブは、本拠地ザンクト・ヤコブ・シュタディオンではマンチェスター・ユナイテッドを1-0で破っていますが、この一戦はモウリーニョ監督のチームが4連勝で首位通過をほぼ手中にした後に行われています。プレミアリーグのTOP6相手に4戦全勝の最強チームは、ベスト8に順当に駒を進めるものと思われます。

マン・シティほどではないものの、ポルトと当たるリヴァプールとセヴィージャを引いたマンチェスター・ユナイテッドにとっても、納得のドローでしょう。国内では14戦無敗を誇るポルトは、ベシクタシュに勝てずに2位通過となったクラブ。グループステージで4ゴールを決めているアブバカルと国内では好調のマレガは要注意ですが、6試合で10失点の守備陣はレッズをゼロには抑えられないと思います。セヴィージャは、リヴァプールと2-2、3-3と互角に渡り合ったチームですが、ラ・リーガでは15試合19ゴールと貧攻にあえいでいます。より守備が強固なマンチェスター・ユナイテッドなら「ヨーロッパリーグの新旧王者対決」を無失点で終えることも不可能ではないでしょう。クロップ監督とモウリーニョ監督の「2年連続ELファイナリストコンビ」には、ノックアウトラウンドでの強さを見せていただければと思います。

ヨーロッパリーグのアーセナルは、スウェーデンのオステルスンドなら問題なくラウンド16進出を決めてくれると思います。チェルシーとトッテナムは微妙ですが、その他のクラブは順当に勝ち進んでくれるでしょう。直近3年のチャンピオンズリーグでは、プレミアリーグ勢はベスト8が壁になっており、2015-16シーズンのマンチェスター・シティと昨季のレスター以外はラウンド16までに消えておりますが、今季は複数のクラブが上がってくれるのではないでしょうか。最低3つ、あわよくば4つを期待しております。楽しみです!

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“チェルシーはバルサ、トッテナムはユーヴェ!CL&ELの決勝トーナメント組み合わせ決定!” への7件のフィードバック

  1. ランパード より:

    なんででしょうか?
    チェルシーファン的にはパリとレアル、 バイエルンに当たらずホッとしてます。
    やはり過去の試合の印象なのかバルサとは相性が良さそうな気がするんですよね
    今季のチェルシーはリーグ戦の優勝も無理でしょう。
    でもそういう時の割り切って当たって砕けろ精神でいける時の泥臭いチェルシー魂は期待出来るんですよね。
    その為にもチームを引っ張るダヴィドルイスが必要なんですけど。。。ねえ

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    イングランド勢がヨーロッパの舞台に6チーム残っているので嫌が応にも期待は高まります。
    私はレッズサポですが、チェルシーは結構イケるんじゃないかと思ってます。プレミアファンとしてコンテが準備してくる戦術が非常に楽しみです。

  3. どうせ より:

    今回もヤオられて終わりだよ
    ヤオサ公式が件の試合の写真を嬉々として載せててヤオる気満々だもの
    もはや存在そのものがDISGRACEだよ
    気持ち悪い

  4. makoto より:

    ランパードさん>
    チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグを勝ったときは、「泥臭いチェルシー魂」でしたね。いずれも監督はリリーフでした。バルサとの2試合は忘れられません。

    Mackiさん>
    私も、コンテ監督がどう戦うのかに注目しています。やってくれそうな雰囲気があるんですよね。

    どうせさん>
    ここでのお話には関係なさそうなので、クラブのサイトにコメントされるのがよろしいかと。

  5. さすが より:

    普段八百長を仕掛ける側のクラブを応援してる方は仰ることが違いますね
    一度あれを味わってみるといいですよ…

  6. プレミアリーグ大好き! より:

    八百長ですか そう思われる位強かったと思われるとは光栄の極みです いいコメントありがとうございます!^_^

  7. 最近は より:

    ファギータイムを筆頭にいろいろやってもらってたのに弱すぎて全然勝てないから、もう諦められて見捨てられちゃってますねw
    毎年バカみたいに金使いまくってるのに6位が定位置になってますから、今季こそは4位以内でフィニッシュできるといいですね!
    応援してます!

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