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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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フィルミーノ、サラー、マネが4発ゲット!シャキリが前線を動かし、リヴァプール圧勝!

パリ・サンジェルマンに3-2で競り勝った後、ナポリに1-0で敗戦。昨季チャンピオンズリーグ準優勝のリヴァプールは、ツルヴェナ・ズベズダ(レッドスター・ベオグラード)に連勝すれば、一気に視界が開けます。必勝のクロップ監督は、攻撃的なオーダーをチョイスしています。GKアリソン、DFアーノルド、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン。ファビーニョ、シャキリ、ワイナルドゥムが中盤に入り、サラー、フィルミーノ、マネの3トップです。厳しいプレスを仕掛けてくるアウェイチームに、リヴァプールは防戦一方。5分を過ぎてもボールを支配できない展開は、プレミアリーグではなかなか見られません。

10分、敵陣でクリアをカットしたジョー・ゴメスがサラーをポストに使うと、ボックス右でパスをもらったフィルミーノのシュートは、上がっていたアーノルドに当たってしまいます。直後、中盤からの浮き球でサラーがGKボージャンと1対1になりますが、シュートコースを失い守護神がキャッチ。これだけ寄せが速いチームは、プレミアリーグには見当たらず、レッズは明らかにやりにくそうです。20分、ブーイングを受け続けていたアルバニア系スイス人のシャキリが、ロバートソンを走らせる完璧なスルーパス。マイナスに折り返したグラウンダーがフリーのフィルミーノに通り、切り返しからの冷静な左足シュートがネットを揺らしました。

25分、アリソンの好フィードから左サイドのロバートソン、マネと縦につながり、ラストパスがフリーのサラーに出るもボレーはミートせず。1分後、ロバートソンが中央のサラーに当て、ダイレクトでマネ、ロバートソンと戻ったアタックは、SBが中に入れた速いクロスが合いません。ラインの裏に出たサラーはぎりぎりでオフサイドを取られ、マネがドリブルから11番を使ったチャンスも、得意の右45度から打つ直前にカットされます。クロスをカットされたロバートソンがダッシュで戻って奪い返した後、右に展開した37分のアタックは、シャキリのミドルがGKの正面。43分にシャキリ、サラー、マネとダイレクトでまわった速攻は、ロバートソンがシュートミスで終わらせてしまいました。

しかし45分、ワイナルドゥムが鋭い縦パスをボックス角のシャキリに通すと、スピードを殺したニアへの落としがパーフェクト。サラーが右足で叩き込み、プレミアリーグ2位チームは2-0という納得のスコアでハーフタイムを迎えます。後半スタートから、レッズがラッシュ。47分のファビーニョのミドルはうまく当たらなかったものの、2分後にボックス左から突破を図ったマネが、ストイコヴィッチに肘打ちを喰らってPKをもらいます。サラーがど真ん中に蹴り込んで3-0。ロングフィードで前線に飛び出したアーノルドの左足ボレーは、ボージャンの手が届くコースでした。

56分のシャキリのFKは壁に当たり、リバウンドをもらったスイス代表の得意のクロスはGKがパンチ。アグレッシブなプレスでレッズの守備陣を困らせていた10分までのツルヴェナ・ズベズダは、今や影も形もありません。アーノルドとロバートソンが、ウイングのように張り出したホームチーム。62分にファビーニョがボックス手前でインターセプトすると、フィルミーノのミドルはボージャンが右に弾き出します。65分にエベシリオがヨヴァンチッチに代わると、クロップ監督は68分にシャキリをララナ。アンフィールドのサポーターは、スタンディングオベーションで2ゴールに絡んだ司令塔を称えています。

73分のアウェイチームのカウンターは、ジョー・ゴメスが的確な判断でつぶしました。サラーが下がり、スタリッジ登場。ロバートソンの運動量は、残り15分になってもまったく落ちません。76分、FKをクリアしようとしたベン・ナブハンがハンドを取られ、マネがPKを蹴ると、ボージャンが触ってクロスバーにヒット。フォローしたマネのシュートは右に外れ、追加点はなりませんでした。80分、ワイナルドゥムのパスを中央で受けたスタリッジが、すかさず左のマネにパスを送り、ボージャンと1対1になった10番が脇を抜きました。不用意なパスをカットしたスタリッジが、ララナをラインの裏に走らせた決定機は、1対1をボージャンがブロック。ロバートソンはここでお役御免となり、アルベルト・モレノに後を譲りました。

プレミアリーグのチェルシー戦を思い出させるスタリッジのミドルが右に切れ、マネがボージャンとの1対1を左に外すと、間もなくタイムアップ。最後までオンターゲットを許さなかったリヴァプールが、4-0で圧勝しました。シャキリの決定的なパス2発が、どう転ぶかわからなかったゲームの展開を決めました。3トップの4ゴールもさることながら、左サイドを攻め抜いたロバートソン、激しいチェックと前線へのフィードで自軍の優位を築いたワイナルドゥムにも拍手を送りたいと思います。2-0となってからは、すっかりおとなしくなってしまったツルヴェナ・ズベズダですが、キックオフからしばらく続いたプレスは、ベオグラードの再戦では要注意です。パリとナポリは、2-2ドロー。2勝1敗のレッズは、グループ首位で後半戦に入ります。

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“フィルミーノ、サラー、マネが4発ゲット!シャキリが前線を動かし、リヴァプール圧勝!” への2件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。前半20分まではツルヴェナ・ズベズダの攻撃に手を焼きました。前線そろい踏みとファビーニョやシャキリが良かったです。ホームでの勝利は重要かつ嬉しいですが、アウェイでのツルヴェナ・ズベズダ戦は要注意だと思います。前半20分までの攻撃を彼らのホームでは地の利を生かして、もっと攻め立ててくるかもしれません。アウェイでは先制点が重要ですね。
    でも、今日は完勝で嬉しいです!

  2. タムコップ より:

    makotoさんのおっしゃるとおり、シャキリのパス勘の良さには目を見張るものがありますね。
    リヴァプール以前は、自分が自分が!というプレイの印象が強かったのでフィットするのに時間が掛かるかなと思ってましたが、インサイドハーフのファーストチョイスになるのも時間の問題かもしれませんね。
    それにしてもレッドスターの攻めの姿勢には良い意味で驚かされました。
    次戦のホーム戦は要警戒です!!!

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