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デ・ヘア、痛恨のエラー…メッシを自由にしたマン・ユナイテッドは20分でジ・エンド!

何分まで夢を見られるだろうか…。不安に押しつぶされそうなカンプ・ノウ。パリ・サンジェルマンに勝ったあの高揚感は既に過去のお話です。CLラウンド16の直後にアーセナルに敗れてから、公式戦で2勝4敗。FAカップとプレミアリーグでウルヴスに連敗、オールド・トラフォードでバルサに敗れ、直近のウェストハム戦はPK2発でかろうじてものにしました。スールシャールとクラブのハネムーン期間は終わったのでしょうか。バルサとのセカンドレグは、パルク・デ・プランスで素晴らしいプレイを見せたルカクがベンチスタート。ファーストレグで出来がよかったフレッジとマクトミネイが中盤に入り、マティッチに出番があれば後半です。いよいよキックオフ。最初の1発を喰らう前の15分は、アウェイチームが主導権を握っていました。

GKデ・ヘア、DFフィル・ジョーンズ、リンデロフ、スモーリング、アシュリー・ヤング、MFポグバ、フレッジ、マクトミネイ、FWラシュフォード、マルシアル、リンガード。開始40秒、ポグバのスルーパスでラシュフォードがGKと1対1になります。シュテーゲンの肩越しに放ったシュートはクロスバーを直撃。2分にも左のリンガードから逆サイドのラシュフォードにパスが入り、中央を上がったマクトミネイが一瞬フリーになるチャンスがありました。一方的に攻めるマン・ユナイテッド。バルサの守備が落ち着かないうちに、トータルスコアをイーブンに戻せるでしょうか。

11分、メッシがボックスに浮き球をフィード。フレッジがラキティッチを倒したとされたシーンは、VARによってPK取り消しとなりました。これで流れが変わるか。バルサが目覚めるか。13分のアウェイチームのカウンターは、単独で仕掛けたラシュフォードがシュートをミートできませんでした。16分、アシュリー・ヤングから敵陣で奪ったメッシが、右から中に斬り込んで左足一閃。デ・ヘアの指先を越えたボールが左のサイドネットに突き刺さりました。20分、フィル・ジョーンズをかわして放ったメッシの右足シュートは、デ・ヘアの守備範囲でした。プレミアリーグ屈指の守護神が懐に収めて終わり…と思いきや、信じられないキャッチングミスで脇を抜けたボールがネットを揺らします。

25分、バルサの速攻。左からのグラウンダーをトラップしたメッシのシュートはクロスバーを越えていきます。バルサの中盤の守備は緩く、最終ラインとの間のスペースを使えば縦パスは入るでしょう。しかし、トータル3-0と窮地に追い込まれたよそ行きの白いシャツは、余裕も戦う姿勢も失っているようにみえます。35分、メッシのFKはうまく落ちずにデ・ヘアの頭上にアウト。自陣での不要なドリブルが目立つポグバは、明らかに苛立っています。41分、右からのFKがニアのラキティッチに届き、ヘディングシュートはデ・ヘアがセーブ。44分にラシュフォードが狙ったFKは、壁にヒットしました。

前半終了間際、メッシから始まったカウンター。絶妙な縦パスがボックスに入ってジョルディ・アルバがフリーになり、ファーポスト際に転がったグラウンダーをセルジ・ロベルトがスライディングボレーで狙うと、今度は絶対的守護神がビッグセーブを披露し、前半のビハインドを2点で止めました。悪夢のようなデ・ヘアのエラーがフラッシュバックするハーフタイム。残り45分でバルサ相手に3ゴールは、夢を見られるミッションではありません。

冷静さを取り戻したマンチェスター・ユナイテッドですが、ラストパスはことごとくバルサ守備陣に跳ね返され、ゴールが決まる予感はありません。ルカクの登場が待ち遠しい時間が流れ、時折攻め込んでくるメッシのパスに、急造最終ラインは脅かされています。勝負が完全に決したのは61分。メッシのロングフィードを左のジョルディ・アルバがコウチーニョに落とすと、プレミアリーグで何度も見た鋭いミドルがゴール右上に吸い込まれました。63分、ラキティッチが前線に出した浮き球をフィル・ジョーンズがクリアすると、これに反応したメッシのオーバーヘッドは惜しくも左に逸れていきました。

65分、マルシアルが下がってジオゴ・ダロト。ルカクは短い時間しか使えないのでしょう。73分にようやく9番が最前線に入りますが、ラシュフォードと代えるという選択は勝ちにいったわけではないことを示しています。バルサはクルージングに入っており、マン・ユナイテッドがサイドから攻めるシーンが目立ちますが、再三上がるクロスは味方に届きません。80分のリンガードをアレクシス・サンチェスは、将棋でいえば投了前の形づくり。スールシャール監督の頭にあるのは、目の前のゲームではなくエヴァートンと戦う週末のプレミアリーグでしょう。90分、ダロトのクロスをニアで叩いたアレクシス・サンチェスのヘッドはシュテーゲンがセーブ。マン・ユナイテッドは180分の間に1点も奪えず、チャンピオンズリーグから姿を消しました。

今まで幾度となくチームを救ってきた守護神が、珍しくゲームを壊してしまいました。クリスティアーノ・ロナウドに先制されながら、すぐさま追いついて格上のクラブから逆転勝利を得たアヤックスとは対照的な結果となったアウェイチーム。最初の15分で決めていれば、もう少し長く夢を見続けられたでしょう。今日のバルサはスアレスとアルトゥールが冴えず、怖かったのは10番のみ。この状態なら、リヴァプールやマンチェスター・シティは勝てたと思います。決められないラシュフォード、セルフィッシュなプレイが増えたポグバ…新監督の魔法が解けたかのように、勝利への意志と一体感がなかったチームに悲しさを覚えた90分でした。

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“デ・ヘア、痛恨のエラー…メッシを自由にしたマン・ユナイテッドは20分でジ・エンド!” への3件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    デヘアのことはもちろん責められない。
    ビルドアップがとにかく稚拙で、バルサが少し圧をかけただけで直ぐに失う。ヤングのよく見る切り返しなんかも、カンプノウにおいて自陣でやるべきようなことではないですよね。割り切ってセーフティーで良かったはず。苦手なことをわざわざする必要なんかない。メッシに少しでもスペースを与えると、必ず決定的な仕事をされる。経験、クオリティ全てのの面でバルサが上回っていました。PSG戦でやっとデヘアに恩返しできたかなと思っていたけど、愛想つかされてもしょうがない。ポグバなんかも、トップオブトップとの違いを見たでしょうね。マドリーかユーベか。ユナイテッドが毎年タイトルを争うべきチームだというのはもはや過去の話で、5年10年のスパンで全てを見直す時が来たかもしれませんね。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    まあモウリーニョが文句ばっかりでろくなチーム作ってこなかったせいですよねぇ。あんだけ金使ったのに。

  3. ルーニー より:

    マルシャルは、モウリーニョの時の方が守備をしていた気がします。

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