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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「あと1点」でグループ2位のリヴァプール&マン・ユナイテッド、年明けの欧州初戦は天敵と激突!

ナポリもリヴァプールも、チャンピオンズリーグのグループAで5勝1敗。敵地で4-1とライバルに完敗したレッズは、アンフィールドでは2-0で勝ちましたが、あと1点が獲れず、グループ2位通過となりました。

ヨーロッパリーグのマンチェスター・ユナイテッドも、レアル・ソシエダと並ぶ5勝1敗。直接対決は、お互いにアウェイで0-1勝利でした。得失点差で上回ったのはスペイン。テン・ハフのチームも、最後のエスタディオ・アノエタで1ゴール足りず、CLのグループ3位と戦うプレーオフにまわりました。

「3点め、4点めを獲りにいかなかった今夜のゲームに、何も後悔はない」といい切ったユルゲン・クロップも、「自分たちにふさわしいものを得られるとは限らない。今夜はそういう結果だった」と悔しがったエリック・テン・ハフも、年明けの組み合わせ抽選を終えた今、「よりによって、そこ!?」とたじろいでいるのではないでしょうか。

チャンピオンズリーグのリヴァプールは、レアル・マドリード。ヨーロッパリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、バルセロナ。プレミアリーグの2位通過チームが引き当てたのは、チャンピオンズリーグのファイナルで2回敗れた天敵です。

昨季のCLでは、インテル、ベンフィカ、ビジャレアルという絶好のルートでファイナル進出を果たしたリヴァプールは、確率50%でした。避けたかったのはマドリードとバイエルン。引きたかったのはベンフィカとポルト。パリと2戦連続ドローで首位通過を決めた今季のベンフィカは要注意ですが、前年の準々決勝で退けており、いいイメージをもって戦える相手ではあります。

ハズレを引くとしても、優勝した2018-19シーズンにラウンド16で倒したドイツ王者のほうが与しやすかったのですが…。クロップ就任以降、レアル・マドリードには1分3敗、アトレティコのほうも入れると1分5敗。2月の再開までに、昨シーズンまでの強さを取り戻していることを願うばかりです。


■チャンピオンズリーグ2022-23シーズン ラウンド16組み合わせ
ライプツィヒ( ブンデスリーガ) VS マンチェスター・シティ(プレミアリーグ)
クラブ・ブルッヘ(ベルギー) VS ベンフィカ(ポルトガル)
リヴァプール(プレミアリーグ) VS レアル・マドリード(ラ・リーガ)
ACミラン(セリエA) VS トッテナム(プレミアリーグ)
フランクフルト( ブンデスリーガ) VS ナポリ(セリエA)
ドルトムント( ブンデスリーガ) VS チェルシー(プレミアリーグ)
インテル(セリエA) VS ポルト(ポルトガル)
パリ・サンジェルマン(リーグアン) VS バイエルン( ブンデスリーガ)


もう一方のマンチェスター・ユナイテッドは、バルサさえ回避できればOK。ベンフィカとパリに勝てなかった今季のユーヴェなら、充分チャンスありでしょう。レッズに連敗のアヤックスや、チェルシーと同じグループで1勝しかできなかったザルツブルグあたりと戦いたかったのですが…。CLでは振るわなかったとはいえ、ラ・リーガで首位のチームに勝てるイメージはありません。

「ユナイテッドにとって最悪の思い出は、2009年と2011年にローマ、ウェンブリーでバルサに敗れた決勝だろう」。彼らの公式サイトは、「ぶつかる可能性があったライバルのなかでも、最も難しい対戦相手」と敬意を表しながらも、CLファイナルでの完勝を誇らしげに添えています。いやー、悔しい。今でも悔しい。残念ながら、そのとおりです。はい。


■ヨーロッパリーグ2022-23シーズン プレーオフ組み合わせ
バルセロナ(ラ・リーガ) VS マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)
ユヴェントス(セリエA) VS ナント(リーグアン)
スポルティングCP(ポルトガル) VS ミッティラン(デンマーク)
シャフタール・ドネツク(ウクライナ) VS レンヌ(リーグアン)
アヤックス(エールディヴィジ) VS ウニオン・ベルリン(ブンデスリーガ)
レヴァークーゼン(ブンデスリーガ) VS モナコ(リーグアン)
セヴィージャ(ラ・リーガ) VS PSV(エールディヴィジ)
ザルツブルク(オーストリア) VS ASローマ(セリエA)


レッズとマン・ユナイテッド以外のクラブに目を移すと、マンチェスター・シティの相手はライプツィヒ。ブンデスリーガで5位とはいえ、10月以降は公式戦9勝2分と絶好調で、侮れないチームです。チェルシーはドルトムント、トッテナムはミラン。クラブ・ブルッヘやザルツブルグを引けず、難敵とぶつかることになりましたが、負傷者が復帰する2月なら楽しみといえるのではないでしょうか。

バルサと戦うことになった今、プレーオフの結果を待つアーセナルが眩しく見えますが、天敵に勝てば「あと1点」を忘れることができます。しばらくは、「セリエA7位のインテルに勝てず、ELに落ちてきたチーム」とつぶやいてから、眠りに就くことにしましょう。そうです。勝てばいいんです。勝てば。


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“「あと1点」でグループ2位のリヴァプール&マン・ユナイテッド、年明けの欧州初戦は天敵と激突!” への1件のコメント

  1. アイク より:

    更新ありがとうございます!そうです、勝てば良いのです!
    レッズが今後レアルと当たるとしたら1番マシなタイミングです。W杯の影響も残るでしょうし、サラーはじめ出場選手のより少ないチームが有利です。また、アウェイゴールの無い2ndレグがベルナベウなのは嫌な感じがしますが、決勝の自信に満ちたレアルよりは早めにぶつかるのがベターです。
    あとはバイエルンのマネという選手が良いらしいので、冬の補強で取れれば…

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