2023.03.16 チャンピオンズリーグ2022-23チャンピオンズリーグ
前半のチャンスを活かせず、後半は沈黙…奇跡を起こせなかったリヴァプール、CL敗退!
ドルトムントとの初戦を1-0で落としたチェルシーは、スタンフォード・ブリッジのセカンドレグを2-0で制して逆転。ライプツィヒとのアウェイゲームは1-1のドローだったマンチェスター・シティは、2戦めは一方的に攻め立て、ハーランドが5発ゲットの7-0で圧勝しました。
ブルー系がベスト8進出を果たす一方で、トッテナムはミランの堅守を崩せず、1-0、0-0で敗退。プレミアリーグで6位に沈むリヴァプールは、アンフィールドのレアル・マドリード戦を2-5という厳しいスコアで終えています。サンティアゴ・ベルナベウのセカンドレグで、ミラクルを祈ったのですが…。
ディレイで決戦を見る前に、イスタンブールの奇跡のハイライトでテンションを上げるというレッズサポーターみたいなことをしてしまいました。バックパスミスをサラーがカットした7分の決定機を活かしていたら、2005年のミラン戦や、2019年のバルサ戦のような強いスピリッツを感じるゲームになったのでしょうか。
ラストパスを受けて右に流れたダルウィン・ヌニェスのシュートは、クルトワの足元にいってしまいました。アーノルドのパスを自陣で奪われ、ヴィニシウスとトニ・クロースにボックス左を崩されたピンチは、ベンゼマへのグラウンダーが合いません。セットピースからの連打はコースに入ってブロックし、11分のトニ・クロースのミドルはアリソンがキャッチしています。
何としても先制点を。前半でリードを。14分のショートコーナーから、トニ・クロースのハイクロスが左サイドに入ると、リュディガーが頭で折り返したボールが右のポスト際にいたヴィニシウスの足元に届きます。絶望的なボレーは、勇敢に距離を詰めたアリソンがビッグセーブ!20分にカマヴィンガが放ったミドルは、アリソンが指先で触ってクロスバーにヒットしました。
クロップ監督がサラー、ガクポ、ダルウィン・ヌニェス、ジョッタを同時起用したのは、何が何でも攻めようと考えたからではなく、直前にヘンダーソンとバイチェティッチの欠場が決まったための窮余の策でしょう。中盤で囲い込めないチームは、何度も危険な速攻を喰らいながらも、オフサイドフラッグに救われています。
アーノルドのクロスに反応したガクポのヘッドは左にアウト。ダルウィン・ヌニェスのヘッドはクルトワの正面で、33分にカットインから右隅を狙った素晴らしいショットは、クルトワがぎりぎりで外に弾き出しています。ミルナーのフィードがサラーに入り、後ろで拾ったジョッタが右のガクポにつないだ36分のチャンスは、右足の一撃をクルトワにセーブされました。
前半は0-0。45分で3ゴールは、イスタンブールと同じ条件です。あの日のレッズは、ジェラード、スミチェル、シャビ・アロンソが6分で立て続けに決めています。しかし…。厳しいと思い始めたのは、54分のカウンターで、サラーがダルウィン・ヌニェスへのイージーなパスをミリトンにカットされたとき。絶望的な気分になったのは、57分の交代カードを見た瞬間です。
前半にきわどいシュートを連発していたダルウィン・ヌニェスは、最も高いボールに強く、最も爆発力があるストライカーだったはずです。同じくヘディングがうまいジョッタとともに、早い時間に引っ込めてしまい、フィルミーノとエリオットがピッチに入りました。
後半開始から78分のベンゼマの決勝ゴールまで、レッズは1本もシュートを打っておらず、交代策が機能しなかったのは明らかでした。この間、ベンゼマは3本、バルベルデが2本。ラインの裏を虎視眈々と狙っていたベンゼマは、カマヴィンガの縦パスをファン・ダイクと競った後、CBから離れてフリーになっていました。
こぼれ球に先着したヴィニシウスはボレーを空振りした後、転倒しながら右足アウトで脇に転がし、エースのゴールにつなげました。レアル・マドリードと戦った過去5試合のうち、4試合は「ヴィニシウスにやられたゲーム」。4戦5発だった天敵は、今回はアシストです。2試合トータル6-2。アリソンの奮闘は勝利を呼び込めず、リヴァプールのCL制覇の夢は、あっさり潰えました。
2015年の就任以来、プレミアリーグ優勝1回、2位が2回。チャンピオンズリーグも優勝1回、準優勝が2回です。クラブワールドカップ、欧州スーパーカップ、FAカップ、カラバオカップと、リヴァプールにあらゆる栄誉をもたらしたユルゲン・クロップ監督に対して、TOP4争いをしている最中に解任論が出ているのは残念です。
アーセナルでビッグタイトルから遠ざかっていたアーセン・ヴェンゲルさんにも、CLに返り咲くチャンスが2年ありました。クロップ監督がプレミアリーグのTOP4をキープできなかったとしても、巻き返す時間を許されればと思います。まずは、残り12試合。4月上旬のマン・シティ、チェルシー、アーセナルの3連戦が最大のハードルです。
ブルー系がベスト8進出を果たす一方で、トッテナムはミランの堅守を崩せず、1-0、0-0で敗退。プレミアリーグで6位に沈むリヴァプールは、アンフィールドのレアル・マドリード戦を2-5という厳しいスコアで終えています。サンティアゴ・ベルナベウのセカンドレグで、ミラクルを祈ったのですが…。
ディレイで決戦を見る前に、イスタンブールの奇跡のハイライトでテンションを上げるというレッズサポーターみたいなことをしてしまいました。バックパスミスをサラーがカットした7分の決定機を活かしていたら、2005年のミラン戦や、2019年のバルサ戦のような強いスピリッツを感じるゲームになったのでしょうか。
ラストパスを受けて右に流れたダルウィン・ヌニェスのシュートは、クルトワの足元にいってしまいました。アーノルドのパスを自陣で奪われ、ヴィニシウスとトニ・クロースにボックス左を崩されたピンチは、ベンゼマへのグラウンダーが合いません。セットピースからの連打はコースに入ってブロックし、11分のトニ・クロースのミドルはアリソンがキャッチしています。
何としても先制点を。前半でリードを。14分のショートコーナーから、トニ・クロースのハイクロスが左サイドに入ると、リュディガーが頭で折り返したボールが右のポスト際にいたヴィニシウスの足元に届きます。絶望的なボレーは、勇敢に距離を詰めたアリソンがビッグセーブ!20分にカマヴィンガが放ったミドルは、アリソンが指先で触ってクロスバーにヒットしました。
クロップ監督がサラー、ガクポ、ダルウィン・ヌニェス、ジョッタを同時起用したのは、何が何でも攻めようと考えたからではなく、直前にヘンダーソンとバイチェティッチの欠場が決まったための窮余の策でしょう。中盤で囲い込めないチームは、何度も危険な速攻を喰らいながらも、オフサイドフラッグに救われています。
アーノルドのクロスに反応したガクポのヘッドは左にアウト。ダルウィン・ヌニェスのヘッドはクルトワの正面で、33分にカットインから右隅を狙った素晴らしいショットは、クルトワがぎりぎりで外に弾き出しています。ミルナーのフィードがサラーに入り、後ろで拾ったジョッタが右のガクポにつないだ36分のチャンスは、右足の一撃をクルトワにセーブされました。
前半は0-0。45分で3ゴールは、イスタンブールと同じ条件です。あの日のレッズは、ジェラード、スミチェル、シャビ・アロンソが6分で立て続けに決めています。しかし…。厳しいと思い始めたのは、54分のカウンターで、サラーがダルウィン・ヌニェスへのイージーなパスをミリトンにカットされたとき。絶望的な気分になったのは、57分の交代カードを見た瞬間です。
前半にきわどいシュートを連発していたダルウィン・ヌニェスは、最も高いボールに強く、最も爆発力があるストライカーだったはずです。同じくヘディングがうまいジョッタとともに、早い時間に引っ込めてしまい、フィルミーノとエリオットがピッチに入りました。
後半開始から78分のベンゼマの決勝ゴールまで、レッズは1本もシュートを打っておらず、交代策が機能しなかったのは明らかでした。この間、ベンゼマは3本、バルベルデが2本。ラインの裏を虎視眈々と狙っていたベンゼマは、カマヴィンガの縦パスをファン・ダイクと競った後、CBから離れてフリーになっていました。
こぼれ球に先着したヴィニシウスはボレーを空振りした後、転倒しながら右足アウトで脇に転がし、エースのゴールにつなげました。レアル・マドリードと戦った過去5試合のうち、4試合は「ヴィニシウスにやられたゲーム」。4戦5発だった天敵は、今回はアシストです。2試合トータル6-2。アリソンの奮闘は勝利を呼び込めず、リヴァプールのCL制覇の夢は、あっさり潰えました。
2015年の就任以来、プレミアリーグ優勝1回、2位が2回。チャンピオンズリーグも優勝1回、準優勝が2回です。クラブワールドカップ、欧州スーパーカップ、FAカップ、カラバオカップと、リヴァプールにあらゆる栄誉をもたらしたユルゲン・クロップ監督に対して、TOP4争いをしている最中に解任論が出ているのは残念です。
アーセナルでビッグタイトルから遠ざかっていたアーセン・ヴェンゲルさんにも、CLに返り咲くチャンスが2年ありました。クロップ監督がプレミアリーグのTOP4をキープできなかったとしても、巻き返す時間を許されればと思います。まずは、残り12試合。4月上旬のマン・シティ、チェルシー、アーセナルの3連戦が最大のハードルです。
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