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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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セント・ジェームズ・パークが熱狂!ニューカッスルがパリ・サンジェルマンに4発圧勝!

ファビアン・シェアの渾身の一撃が右隅に飛び込んだ瞬間、セント・ジェームズ・パークのスタンドとともに絶叫してしまいました。チャンピオンズリーググループステージ2節、パリ・サンジェルマンをホームに迎えたニューカッスルが4発圧勝!ドルトムントVSミランがドローだったため、グループFの首位に躍り出ました。

キックオフからしばらくは、パリのペース。5分にウスマン・デンベレの左足ボレーが左のポストぎりぎりを抜けていったとき、厳しい試合になると思いました。メッシやネイマールがいなくなったとはいえ、ゴンサロ・ラモス、ムバッペ、コロ・ムアニ、デンベレが揃う前線は脅威です。ニューカッスルがいつもの自分たちを思い出したのは、10分を過ぎてからでした。

14分に敵陣で奪ったアルミロンの左足ミドルは、浮いてしまいました。先制は17分。ビルドアップから前線に出そうとしたマルキーニョスのフィードを、前にいたブルーノ・ギマランイスが頭に当て、ボックスの中で受けたイサクがダイレクトで右足を振り抜きます。ドンナルンマが弾いたボールに右から詰めたアルミロンが、冷静にファーのサイドネットに決めました。

リードしたホームチームの次のチャンスは25分。トリッピアーのCKがニアに転がると、中央から寄ってきたシェアのダイレクトショットは右のポストをかすめました。39分の2点めのきっかけも、トリッピアーのプレースキックです。右からのFKがクリアされ、ゴールの左で拾ったブルーノ・ギマランイスの一撃をドンナルンマがセーブすると、拾ったトナーリが39番に戻しました。

ファーにふわりと浮いたクロスを頭で叩き込んだのは、198cmのSBダン・バーン。2-0で折り返したプレミアリーグ8位のチームは、後半が始まって5分に決定的な3点めをゲットしました。右サイドに持ち込んだアルミロンがトリッピアーに預けると、ボックス右に斜めに出した完璧なスルーパスでロングスタッフがフリー。強引なシュートがGKの右手を弾いてネットに届きました。

3-0となった7分後、 ウォーレン・ザイール・エメリが縦に浮かしたボールをリュカ・エルナンデスが頭で押し込んで3-1。ここからは、苦しい時間が続きました。77分に右から放ったデンベレの強烈なシュートはポープがセーブ。チャンスメイクしかなかったムバッペが85分に打った初シュートは、左のポストの脇を抜けていきました。

最後のゴールは91分、自陣深くに戻って受けようとしたゴンサロ・ラモスについていったシェアが、スライディングで奪取。ジェイコブ・マーフィーとのパス交換で右にまわったCBは、足を滑らせながら放ったミドルを右隅に収めました。シュート数は12対11、しかしオンターゲットは8対2。最高のサポーターに囲まれたチームが、決定機を逃さず勝利に辿り着きました。

アグレッシブなパスを前線に送り続けたトリッピアー&ダン・バーンの両SBと、守備の貢献度が高かったブルーノ・ギマランイスが目を引いた一戦。パリの前線で怖かったのはウスマン・デンベレだけでした。プレミアリーグの序盤戦で3連敗を喫したチームは、直近6試合を5勝1分と絶好調。この間は1失点と昨季の堅守を取り戻しています。

ドルトムントとミランにホームで勝てば3勝1分となり、ノックアウトラウンドに進めそうです。中盤の寄せの速さと手数の少ないアタックで勝負するエディ・ハウ戦術と、的確な補強でレベルアップしたニューカッスルはどこまでいけるでしょうか。次節はセント・ジェームズ・パークでドルトムント。ピッチの上はもちろん、サポーターの熱狂ぶりを見るのも楽しいチームです。


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