2026.10.21 チャンピオンズリーグ2026-27チャンピオンズリーグ
超絶ドリブルのエングモア、中盤を変えたヴィルツ…4発で逆転勝利のリヴァプールはCL3連勝!
イラオラ監督がイサク、ヴィルツ、バルコラ、ケルケズを先発から外したのは、週末に大変な相手が乗り込んでくるからでしょうか。プレミアリーグの7試合で23ゴールと猛威を振るうブライトンは、4試合連続でクリーンシートを続けており、アーセナルに3発快勝のモンスターです。対してビジャレアルはラ・リーガで12位。大胆なターンオーバーは妥当な判断です。
そうはいっても、フラーフェンベルフがトップ下と聞くと、不安になるサポーターもいるでしょう。GKアリソン、DFアラウホ、ジャケ、ファン・ダイク、ツィミカス。セントラルMFはニョニとマック・アリスター、2列めにエングモア、フラーフェンベルフ、ガクポ、最前線はルイス・クーマス。ヴィクトル・ムニョス、ショボスライ、フリンポンは負傷で欠場となっています。
7分に右サイドを突破したエングモアは、ゴールライン際から打てるエリアに入って左足を振り抜きますが、コースに入ったナバロがブロック。ファン・ダイクは、いつものペースを取り戻したようです。15分にモウリーニョのパスをボックス右で受けたサリバのシュートは、ニョニが足に当ててCK。中盤でボールを散らす19歳のMFは、最終ラインをしっかりケアしています。
19分、ファン・ダイクのパスをインターセプトしたのはブキャナン。右からの縦のフィードでラインの裏に抜け出したミカウターゼは、ジャケのあまりにも速いカバーで打つチャンスを失い、グラウンダーは逆サイドに流れていきました。22分のCKのキッカーはツィミカス。ファン・ダイクがヘッドで左隅を狙うと、モウリーニョが胸で止めて味方につなぎました。
23分に敵陣で奪ったニョニが左から上がり、中央に優しいラストパスを転がすと、フラーフェンベルフのシュートはミスタッチ。ビジャレアルが追加点をゲットしたのは、29分でした。センターサークルでパスをもらったアルベルト・モレイロがサリバにつなぐと、ファン・ダイクとジャケの間に絶妙なスルーパスを通され、アリソンと1対1になったカルドナが左に流し込みました。
2点リードのアウェイチームが中盤を支配し、ホームチームはエングモアのドリブル以外に武器がありません。しかし36分、右からのツィミカスのCKをニアで合わせたマック・アリスターのバックヘッドが、左のサイドネットに飛び込みました。39分のロングシュートを左に外したマック・アリスターは、42分に右足で巻いたFKもクロスバーを越えていきました。
追加タイム1分、CKのクリアを拾ったのはエングモア。左からファーに浮かしたクロスをカルドナがうまく処理できず、バウンドしたボールをロナルド・アラウホが頭でプッシュし、スコアをイーブンに戻しました。前半のシュートは8対8、オンターゲットは3対3。イラオラ監督はハーフタイムにロナルド・アラウホを下げ、ヴィルツを投入しています。
48分、ボックス右に入ったエングモアが一気に2人を抜き去ると、右SBに居場所を変えたフラーフェンベルフが縦に持ち出し、ニアにシュート。GKグラーチにセーブされましたが、レッズはスピーディーにボールを動かせるようになっており、前半とは別なチームです。ヴィルツがスペースに入り、フラーフェンベルフが偽SBのように中に絞ることで、パスコースが増えています。
53分のガクポの振りが速いミドルは、右に反応したグラーチがキャッチ。57分にツィミカスとのパス交換でゴールラインに出たヴィルツは、切り返しからのシュートがGKの正面です。待望の逆転ゴールは65分。カルドナとフォイスを次々に抜き去ったエングモアが中央に折り返すと、マック・アリスターが右足インサイドでタップしたボールがバーを叩いてネットを揺らしました。
3-2となったタイミングで、イラオラ監督はルイス・クーマスを下げてイサクを投入。68分には、ツィミカスのインターセプトからガクポが左サイドをスプリントし、ニアで空いていたヴィルツにラストパスを通しました。左足の一撃が、右のサイドネットに届いて4-2。プレーメイカーの半年ぶりのゴールで、アンフィールドはハイテンションです。
72分、ハーフライン付近でヴィルツとガクポがワンツー。左から一気に上がったガクポは、ボックス左からのシュートをベイガに当てています。74分、エングモアとジャケに代わってバルコラとジョー・ゴメス。ドリブル成功7回と別世界だったティーンエイジャーは、アンフィールドのスタンドに鳴り響く盛大な拍手を聞いて笑顔を見せています。
81分にニョニの後を継いだのはマコーネル。87分に右サイドを突破したアヨゼ・ペレスのクロスをオルワセイが左足で押し込み、1点差となりますが、逃げきったリヴァプールはチャンピオンズリーグで3連勝です。勝負の立役者は、キレキレだったエングモアと中盤を変えたヴィルツでしょう。18歳52日の2アシストは、リヴァプールのCLにおける最年少レコードだそうです。
ヴィルツのスタッツを並べると、45分しかプレイしていない選手とは思えません。シュート4本で1ゴール、パス成功34本、チャンスクリエイト2回、ドリブル成功2回、デュエル8戦7勝。目まぐるしく動いてスペースを創ることで、ガクポやマック・アリスターが前を向いて持てるシーンが増え、セカンドハーフのゴール連発につながりました。
本格的に覚醒する気配が漂うヴィルツ、サラーを思い出にしてくれそうなエングモア、中盤で存在感を示したニョニは、厳しい相手が続くプレミアリーグも楽しみです。キックオフ直後は、ファン・ダイクの着ぐるみのなかにいるのは誰かと思いましたが、後半はおそらく本人でしょう。ブライトン戦も、左右からのチャレンジと速攻を駆使したゴールラッシュを期待しましょう。
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