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CLのコモ戦は惨敗…!ブルーノ・フェルナンデスが戦術批判、どうするキャリック?

チャンピオンズリーグのコモ戦は4-1。マンチェスター・ユナイテッドの惨敗は、衝撃でした。サバフ戦を4-0で制してから、6試合連続で勝利がなかったとはいえ、すべて接戦だったからです。マンチェスターダービーの失点は誤審で、カラバオカップのブライトン戦は2-0からの逆転負け。1-1のドローだったフラム戦は、29本のシュートを放っています。

スパーズ戦のソランケの同点ゴールは92分。勝ち切れなかったリーズ戦も、エンベウモのゴールでハーフタイムはリードしていました。相手よりシュートが少なかったのは、アトレティコ・マドリード戦のみ。レニー・ヨロのレッドカードの5分後に、カウンターからルックマンに追加点を決められた一戦は、ビッグチャンスの数は2対4と上回っていました。

スタディオ・ジュゼッペ・シニガーリャのアウェイゲームは、開始早々に決定的なチャンスをつかんでいます。敵陣でティーレマンスがボールを奪取し、マテウス・クーニャにつながったのは80秒。ボックス右で切り返しからシュートを放ったダロトはフリーで、左に外したシュートが枠にいっていたら、勝負を争う展開になっていたでしょう。

ダクーニャのパスを受けたニコ・パスが、ボックス右からファーのサイドネットに決めたのは2分。マグワイアが間合いを詰めていたら、あれほどきれいなシュートは打てなかったはずです。ブルーノ・フェルナンデスを最前線にコンバートしたキャリック監督は、トップ下にティーレマンス、中盤センターにはメイソン・マウントとアンドレイ・サントスを配しています。

いきなりビハインドを背負ったチームは、前線のプレスは悪くなかったのですが、ぎこちないビルドアップとサイドでの劣勢が気になりました。ダクーニャと対峙したマズラウィは、ドリブルで4回も抜かれ、デュエルの勝率は13%と散々なパフォーマンスでした。右サイドのダロトはポジショニングに難があり、ビルドアップのテンポを落とす要因となっていました。

リードされてからの見せ場は、マグワイアのヘッドとマテウス・クーニャのミドルのみ。キャリック監督は、ハーフタイムに2枚代えを敢行しました。アンドレイ・サントスとマテウス・クーニャが下がり、バレバとアマド・ディアロ。復帰初戦のデ・リフトと厳しい状況だったマズラウィを引っ張ったのは、ベンチにいたDFがティーンエイジャーだけだったからでしょう。

後半が始まり、49分にバレバをかわしたダクーニャがバトゥリナにつなぐと、ニコ・パスにダイレクトのパスが通り、3対3の速攻が発動しました。デリフトは右に流れたドゥヴィカスが見えておらず、縦のラストパスが足元に入り、飛び出したラメンスは右隅に浮かしたシュートに触れませんでした。57分の3点めは、左サイドに出たバレバのミスが致命傷となりました。

中に出そうとしたボールをさらったニコ・パスが、一気にボックス右に持ち込み、左足でファーのサイドネットに流し込みました。4点めは76分。アレックス・バジェが左サイドのカイキに展開すると、ファーにクロスが入り、走り込んだハコボ・ラモンが頭で叩きつけました。CBが最前線に上がれたのは、マグワイアとバレバがオーバーラップを見ていなかったからです。

アマド・ディアロのクロスが中央に上がったのは91分。右足のボレーを決めたザークツィーに、笑顔はありません。66分にストライカーに後を譲ったブルーノ・フェルナンデスは、もっと早く代えたほうがよかったでしょう。メイソン・マウントはつなぎ役で終わり、バレバは役割を果たせず、収穫といえるのはハリー・アマスとシェイ・レイシーがピッチに立ったことぐらいです。

試合後に「TNTスポーツ」のリアム・マクデヴィットのインタビューを受けたブルーノ・フェルナンデスは、連携不足について問われると、「マンツーマンでプレスをかけないのは、スタッフのジャッジだ。ああいうチームにボールを与えすぎると、自信をつけさせてしまう。ボールの後ろに多くの選手が控えており、走り回らされて苛立ちが募る」と返しています。

戦術が間違っていたのかという質問には、「それを判断するのは監督とスタッフで、僕の仕事じゃない。プレッシャーがあっても、もっと勇敢にならなければならない。彼らが高い位置からのプレスでわれわれを苦しめたように、リスクを冒してハイプレスをかけて不快にさせる必要がある」。チームの方針を批判したと書かれても、否定できないでしょう。

「マンチェスター・ユナイテッドが攻撃を続ければ、相手は怖気づく。あれはわれわれのミスだ」。ポール・ポグバが守備的な戦い方を嘆いた3ヵ月後、ジョゼ・モウリーニョは解任されました。「3時間プレイを続けても、ボールに触れなかっただろう」。最前線で孤立したアザールに戦術を批判されたアントニオ・コンテに、次のシーズンはありませんでした。

プレスルームでの発言が的を射ていても、記者たちに評価されていても、選手を動かせなくなったら監督は終わりです。キャプテンのコメントを知らされたキャリック監督は、「どんなシステムでも戦術でも、前に後ろに走らなければ、勝つことはできない」といっています。スールシャールもテン・ハフもアモリムも、改善できなかった課題が今もなお、ピッチに残されています。

ブルーノ・フェルナンデスもポグバもアザールも、ピッチで起こっていたことに苛立っていただけなのかもしれません。しかしプレミアリーグの歴史を紐解くと、こういった発言が公然と出るようになったチームに、ハッピーな未来はありません。ティンカーマンと化し、坂を転げ落ちているように見えるキャリック監督は、週末のボーンマス戦で結果を出さなければなりません。


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