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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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PK戦の直前にケパが登場!UEFAスーパーカップを制したのはチェルシー!

UEFAスーパーカップを制したのは、チャンピオンズリーグ王者でした。チェルシーVSビジャレアル。昨季プレミアリーグ4位とラ・リーガ7位の対決は、大方の予想通りトーマス・トゥヘル監督のチームが主導権を握る展開になりました。チェルシーの先制は27分。左から上がったカイ・ハヴェルツのグラウンダーをツィエクが難なく左足で押し込むと、ビジャレアルは追加点を回避するために戦う時間を強いられました。

プレミアリーグ王者のマン・シティを屠ってビッグイヤーを奪取したチームの完勝かと思いきや、一発勝負に強いウナイ・エメリがサイドの選手をうまく動かして巻き返します。33分に中央に絞ったフォイスが縦にスルーパスを転がすと、斜めに走ってきたディアがフリーでフィニッシュ。飛び出したエドゥアルド・メンディがニアを狙ったシュートを左足に当て、何とかリードを守りました。

前半の追加タイム3分には、ボックス右からファーに浮かしたジェラール・モレノのクロスにアルベルト・モレノが走り込み、ジャストミートの左足ボレーがクロスバーにヒット。52分にはメンディが蹴ろうとした瞬間にスリップし、中央でカットしたボールが右のジェラール・モレノに渡ると、クロスに打ったシュートはポストを叩きました。

68分にはGKのクリアから右サイドにボールが入り、中央でパスを受けたジェラール・モレノがボックス左にスルーパス。途中出場のエストゥピニャンのシュートは、ポジショニングを間違えなかったメンディが正面で弾きました。先手先手の選手交代と布陣変更でCL王者を揺さぶった元ガナーズの指揮官が歓喜したのは、74分でした。

リュディガーの中途半端なクリアがカットされ、またしてもジェラール・モレノにボールが渡ると、ボックス右に走ったディアが縦パスをヒールで戻しました。走り込んだジェラール・モレノが右足で打った一撃がネットに突き刺さり、1-1。90分で勝負はつかず、両者ともに避けたかった延長戦に突入しました。

99分に右からのクロスをカイ・ハヴェルツとアルビオルが競り、こぼれ球に先着したプリシッチが左隅を狙ったシーンは決まるかと思われましたが、ボールは惜しくもポストの外。108分、カットしたボールを見失ったパウ・トーレスから奪ったメイソン・マウントのシュートは、コースを読んでいたGKアセンホが左に弾き出しました。

119分、エドゥアール・メンディに代わってケパ・アリサバラガ!PK戦をまかされたスペイン人は、アイサ・マンディとアルビオルのキックを素晴らしい反応でセーブし、6-5の勝利の立役者となりました。チェルシーがUEFAスーパーカップを制したのは、1998年以来2回めです。

ベンチに入っていたタミー・アブラハムに出番はありませんでした。チェルシーとローマが3400万ポンドで合意と報じられており、本人が望めば2021-22シーズンのステージはセリエAとなります。ロメウ・ルカクの入団が発表されるのは、明日でしょうか。最初のタイトルを制したロンドンのクラブは、いい状態でプレミアリーグ開幕を迎えられそうです。


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“PK戦の直前にケパが登場!UEFAスーパーカップを制したのはチェルシー!” への1件のコメント

  1. n より:

    いよいよPLが始まりますね。今シーズンも記事を楽しみにしています。オリンピックの影響は少ないとしても、ユーロの疲労と調整不足は各チーム、特にトップチームは課題ですね。スタートダッシュで失敗しないように、、と思っていたら、チェルシーはいきなりビッグゲームが目白押し。移籍状況も安定しない中で誰がでてくるのか、どんなチーム展開になるのか、とても楽しみです。

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