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ロナウド獲得の大本命、ポッター監督はノーサンキュー!? チェルシーはホントに動くのか?

チェルシー、ASローマ、バイエルン・ミュンヘン、スポルティングCP、パリ・サンジェルマン、インテル・マイアミ、サウジアラビア…。移籍情報メディア「Transfermarkt」やブックメーカーによる「クリスティアーノ・ロナウドを獲得するクラブ」のランキングで、チェルシーは本命に推されています。

それぞれの「ほしい理由」をおさらいしましょう。プレミアリーグで8位に沈むチェルシーは、トッド・ベイリーオーナーとロナウドの代理人のホルヘ・メンデスが親密な関係にあり、トーマス・トゥヘル前監督の反対がなければ夏に獲得していたかもしれません。ローマも、6月に噂されたクラブ。バイエルンが急浮上したのは、サディオ・マネの長期離脱が報じられてからです。

スポルティングCPはロナウドの古巣で、本人がサラリーの減額を呑めば、実現する可能性が高まります。パリの名前が挙がっているのは、高額サラリーに対応できるというだけで、35歳のメッシと30歳のネイマールが揃う前線に、37歳は加えないでしょう。

オーナーのデヴィッド・ベッカムが交渉に乗り出すと報じられたインテル・マイアミと、夏に唯一オファーを提示と伝えられたサウジアラビアのアル・ヒラルは、チャンピオンズリーグ出場を熱望するスターを納得させられるとは思えず、ゴシップのネタで終わりそうです。

さて、最有力候補といわれるチェルシーは、マンチェスター・ユナイテッドを批判したストライカーに手を伸ばすのでしょうか。オールド・トラフォードからスタンダード・ブリッジといえば、ラダメル・ファルカオを思い出しますが、左膝の負傷の影響が残っていたのか、プレミアリーグ10試合1ゴールという残念なスタッツでフランスに戻っています。

今季のクリスティアーノ・ロナウドも10試合1ゴール。途中出場が多いとはいえ、スタッツもパフォーマンスも昨季とは別人です。ロナウド、スターリング、オーバメヤンのフロントスリーは、名前だけ見れば魅力的ですが…。不振のビッグネームたちが厳しいプレスを徹底する姿は想像できず、残りの8人が守備に奔走する布陣を成功させるのは至難の業です。

「デイリー・メール」によると、ポッター監督はロナウド獲得を望んでいないとのこと。オーバメヤンとスターリングをいかに機能させるかを考えるのが先決でしょう。とはいえ、トッド・ベイリーオーナーが獲得に傾いたとき、3ヵ月めの指揮官は後ろから引き留められるのでしょうか。

直近5試合は1勝4敗。公式戦3連敗で、プレミアリーグも3連敗。カンテ、チルウェル、ケパ、ロフタス=チーク、リース・ジェームズ、フォファナ、アルマンド・ブロヤ、チュクエメカが続々と負傷リタイアとなり、やりくりを強いられた指揮官は、最適な布陣を見出せずに苦しんでいます。

ここにロナウドが加わったら…!? ため息が止まらないマンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、むしろ見てみたい気がしますが、ブルーズのサポーターは期待よりも不安が先に立つのではないかと思われます。現在の所属クラブの決断とハードな交渉が先で、ワールドカップが終わってから注目すればいい話ではあるものの、メディアの煽りに乗っかってしまいました。カタールに目を向けつつ、続報を待ちましょう。


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