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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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チェルシー、オランダ代表若手MF獲得であふれ始めた前線のタレント!マタはどうなる!?

チェルシーが、フィテッセからオランダ代表MF、マルコ・ファン・ヒンケルを獲得しました。アザール、オスカル、デブライネ、ルカクと攻撃陣に20代前半の選手が多いチェルシーですが、ファン・ヒンケルは20歳!昨季は、オランダリーグで最後まで優勝争いに絡んだフィテッセで、中盤の中心として活躍。欠場試合はわずか1試合で、33試合スタメン、8ゴールは立派な結果です。獲得の最大の目的は、昨季の後半、プレミアリーグ、FAカップ、ヨーロッパリーグの兼ね合いで苦労した選手層の薄さの改善でしょう。しかしこうなると、シーズンを通じてオプションとして機能せず、スペインのセビージャにレンタル移籍したマルコ・マリンは片道切符なのかもしれません。

ルカク、デブライネをレンタル先から呼び戻した上にシュールレやファン・ヒンケルを獲得し、これだけ中盤より前を厚くしているということは、モウリーニョ監督が初年度からチャンピオンズリーグを本気で狙っている証拠でしょう。新加入選手の実績を見れば「将来を考えた先行投資」などというようなレベルの選手ではありません。いつ何人、ケガ人が出るかわからないなかでプレミアリーグを戦いながらカップ戦や欧州で勝つとなると、ただ頭数が揃っているだけでなく、高いレベルでのオプションが必要となります。

そしてもうひとつ、巷間ささやかれていたマタやF.トーレスの移籍話が、にわかに現実味を帯びてきました。堅く守って、ボールを奪ったら手数をかけず、直線的にゴールに向っていくモウリーニョ監督のスタイルには、たとえパサーとしての技術があったとしても、マタのようにドリブルで攻撃を作っていくタイプのトップ下は不要なのかもしれません。そうだとすれば、レアル・マドリードのエジルは本質的にはモウリーニョサッカーにそぐわない選手で、それでも使われたのは「レベルが圧倒的に高く、サイドで機能したから」ということになります。昨季のエジルは、シーズン半ばまでチームになじんでいないといわれていたモドリッチより、実は出場試合数も時間数も少なかったのですから。

ここまで書いてきたことには、私の推測が多分に入っていますが、いずれにしても「チェルシーはまだまだ移籍市場で暴れまくる」「来季はまったく新しいサッカーにモデルチェンジされ、プレミアリーグで若手の躍動が観られる」のは間違いありません。いよいよおもしろくなってきました!

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