若手有望株は全員放出…即戦力補強を急ぐチェルシーが、チェンバレンとベンテケにオファー!?
6年という長い新契約を結んだうえで、ストークへのシーズンローンが決まったのは、22歳のCBクル・ズマ。2014-15シーズンにサンテティエンヌからチェルシーに移籍したズマは、初年度に15試合に出場すると、次のシーズンは堂々のレギュラー。ところが2016年2月7日、マンチェスター・ユナイテッド戦で前十字靭帯損傷の重傷を負い、1年間の戦線離脱を余儀なくされました。2016-17シーズンの初出場は2月4日のアーセナル戦。プレミアリーグ出場は9に留まり、未だトップフォームに戻ったとはいえません。「負傷する前のプレイを取り戻すための場所を提供する」というストークのマーク・ヒューズ監督の言葉は、両チームの思いを代表しているように聞こえます。
リュディガー、バカヨコに加え、総額最大7000万ポンド(約100億円)でアルバロ・モラタを獲得した補強のほうは、さらに2つのディールが話題になっています。「インディペンデント」は、チェルシーが新しいストライカーを物色していると報道。クリスタル・パレスのベンテケとスウォンジーのジョレンテという「プレミアリーグ15ゴールコンビ」がターゲットと伝えています。背景にあるのは、クラブを出たがっているのはジエゴ・コスタだけではないということか。昨日、北京で行われたアーセナルとのプレシーズンマッチで美しい左足の2発を決めたミヒー・バチュアイは、初年度の起用法に納得がいっていないのでしょう。ラスト3戦で4ゴールを重ね、プレミアリーグ20試合5ゴールという数字を残した昨季は、スタメンはわずか1試合。新シーズンも、モラタの控えというポジションで始まることになりそうです。
バチュアイがいなくなれば、当然サブのストライカーは必要ですが、ベンテケとジョレンテとはあまりにも豪華です。スウォンジーはジョレンテに3000万ポンド(約43億2000万円)というタグを付けているようで、ワールドカップをにらむベンテケは出場機会が減るクラブへの移籍には難色を示すはずです。今季はチャンピオンズリーグがあり、バチュアイの出番は格段に増えそうですが、彼の決断によってさらなるストライカー大移動が引き起こされるのでしょうか。すぐには動かない話だと思われますが、バチュアイの意向次第では、同じく最前線のターゲットマンがほしいエヴァートンを巻き込んだ争奪戦となる可能性があります。
そしてもうひとり、獲得が囁かれているのはアーセナルのサイドアタッカー、アレックス・オクスレイド=チェンバレン。ヴィクター・モーゼスがまかされている右WBを強化する狙いか、あるいは負傷で出遅れるエデン・アザールの穴を埋めるのか。アーセナルとの契約が残り1年となったチェンバレンについて、ヴェンゲル監督は非売品と主張しているものの、エジルやアレクシス・サンチェスとは違って代わりの選手を獲るのは充分可能でしょう。リヴァプールも注目しているといわれる23歳のMFは、相応の移籍金を出すといえば意外とスムーズに決まるかもしれません。
クラブを3度のプレミアリーグ制覇に導いたモウリーニョ監督はしばしば勝利至上主義者といわれ、若手を育てないと指摘されることもありましたが、コンテ監督はモウリーニョ以上に目の前のタイトルに集中するタイプかもしれません。有望な若手を全員外に出す「育成アウトソース戦略」を取り、オトナの選手を集めて勝ちにいく筋肉質なチーム作りには、期待と不安が同居します。メディカルスタッフのクオリティには定評があるクラブですが、来季もレギュラーを固定して戦い抜こうとしているのでしょうか。ロフタス=チーク、ソランケ、ベルトラン・トラオレ、チャロバーらが青いユニフォームで躍動するのを楽しみにしていたのですが…。(クルト・ズマ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs))
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日々の更新ありがとうございます。
強いチーム作りと伸ばすチーム作りを同時に成し遂げるのは至難だと思いますが、ブルーズがこれほど若手を出す現実はファンとして残念です。選手起用の面だけみれば、ベンゲルやポチェッティーノやファンハールは組織作りに長けています。あと、いまのレアルは若手とベテランのバランスや起用法でいえば理想です。まあないものねだりです。まずは勝つチーム、攻めるチームが大前提。でも、去年の前半チャロバー起用したくらい使ってあげたら(もう少し先発の機会ほしかかったけど)、若手も出て行かずに済んだかもしれません。バチュアイには先発のチャンスを与えてあげて欲しいですが、どうかな…
チャロバー アケ トラオレは買い戻し付いてますし、チーク ズマら皆んな出場機会が必要と判断されたのでしょう。それでもまだまだボガ ムソンダ クリステンセン ベイカー トモリ クラークソルター カイルスコット 等いますしね。出された選手はレギュラーとして出場した方が良い 残った選手数名はまだ他所でもレギュラーは難しいと判断されたのかも知れません。それでもベイカー ボガ クリステンセン ケネディ辺りはスカッドに入って来ると考えてます。
クリステンセンにはかなり期待してます。ブンデスでのバリバリのキャリアを活かして、テリーが去ったDF陣を活性化して欲しいです。
チェルシーに限らず下部組織上がりでそのままトップチームに行ける選手はほとんどいませんし
プレミアリーグの他のチームに行けるだけでもチェルシーの下部組織が優秀なのがわかります
どんな選手も出場機会がなくては成長しませんから仕方ないとはいえ寂しいですね
ファンとしては、どうしても勝利とロマンの両方を求めてしまうのでもどかしいです。でも、昨年もモーゼスの開花があったわけで、そこそこ若手起用を期待しつつ応援していきたいと思います。
モウリーニョが若手を育てないんじゃなくて、チェルシーというチームが若手に厳しいチームだったというオチですかね
金持ってるとやっぱり外から簡単に買ってこれちゃいますからねぇ
自前の若手にチャンスありなのは、プレミアのビッグクラブだとアーセナルぐらいですか?
リバプールも最近は自前の若手にはほぼチャンスがないですからね
アカデミー出身でそのままトップチームのレギュラーを張るのはもはや夢レベルですかね…。新規加入した若手もチェルシーに残ってスカッドに食い込むより、ローン等の他チームで結果出して戻ってくるパターン(最近では、クルトワ、マティッチ、モーゼス?)の方が現実的ですね。
若手の将来に懸けられる程プレミアが易しくはないって事ですかね。トップチームはほんと3試合くらい連敗したら解任なんて文字が出始めますし、昨今の下位チームの底上げから厳しくなったリーグで逆に3連勝するのもどんどん難しくなってきていると思います。リーグカップ、FA、そしてCLと試合数は増えてますし層は必要ですが、ベストな布陣で毎回結果を求められる苦しさもありますよね。とはいえ、ユースチームの人材創出率はずいぶんとフットボール界に貢献しているとは思いますが。
モウリーニョのチェルシー時代にはけっこう使われていたズマやロフタスチークまでレンタルになるとは思いませんでした。
チェルシーの今の陣容を見ているとそこまで厚いわけでもないのでなおさらです。
去年ヨーロッパの戦いが無かったにもかかわらず終盤は息切れしていたので今シーズンはコンテの手腕が本当に確かなのかがわかる年になるのかなと思っています。
ワルテルFCさん>
2~3人でも、チェルシーでチャンスをつかむ選手が出てくるといいなと思います。
プレミアリーグ大好き!さん>
戻ってきた選手のなかから9月までに出ていく選手も多いのでは?と思います。
ワルテルFCさん>
私も、出世頭ではないかと思います。
シティふぁんさん>
ユース最強のチェルシーなら、2人~3人は出せるのではないかと思ってました。
プレミアリーグ大好き!さん>
逆にモウリーニョ監督は、「若手にチャンスはある!」という方向にいってますね。チェルシーが厳しいという面もあるように感じます。
ワルテルFCさん>
そのための買戻し条項でもあるのでしょうね。
norさん>
使う場、使い方が難しいのは確かですね。ヴェンゲル監督のイオビやファン・ハール監督時代のラシュフォードなど、腹をくくって使い続けるようなことをしないと難しいですしね。
プレミアリーグ大好き!さん>
ズマは負傷の件もあったので納得ですが、ロフタス=チークは愕然としました。いい選手ですよね。