全く別のチーム⁉ アザールが絶賛するサッリ監督のポゼッションサッカーをデータで検証!
エデン・アザールが、マウリシオ・サッリ監督が持ち込んだポゼッションサッカーを称賛しています。今季のプレミアリーグのさまざまなスタッツを見ると、元銀行員の苦労人がいかに短期間で変化をもたらしたか、その手腕の確かさが窺えます。例えば、パスの本数。プレミアリーグの公式サイトで、TOP10のうち5人までをチェルシーの選手が占めているのを確認することができます。
ニューカッスル戦で、相手のパス成功数131本をひとりで上回る151本を通したジョルジーニョは、プレミアリーグ首位の417本をフィード。3位に349本のダヴィド・ルイス、4位に337本のリュディガーとCBコンビが名を連ねており、アスピリクエタは294本で8位、マルコス・アロンソは289本で10位です。新指揮官がダヴィド・ルイスを重用するのは、パスのクオリティが高いからでしょう。最終ラインとアンカーの高い数字から、ビルドアップに手数をかけ、いい形で中盤や前線に配球しようとしているのが一目瞭然です。クラブ別に見ると、2997本のパスを通したチェルシーが1位で、2位はマンチェスター・シティの2726本、3位がリヴァプールで2536本(4位は2229本のフラム!)。インターセプトとロングボールが2位というワトフォードのみが異色で、無敗のチームはパスがよくまわっているのがわかります。
これを支えているのが、中盤の運動量です。「BBC」が紹介していた走行距離の個人別ランキングを見ると、1位がエリクセンの49.6㎞、2位はボーンマスのゴズリングで48.1㎞。3位に47.2㎞のジョルジーニョが入っており、ミルナー46.6㎞、カンテが46.2㎞で続いています。先発2試合、途中出場2試合ながら、2ゴール2アシストを決めているアザールが「楽しんでいる」といえるのは、ジョルジーニョ&カンテがボールをもらえるポジションを探し続け、後方の選手が的確なパスを出し続けているからにほかなりません。
昨季プレミアリーグでは開幕からの4試合で8ゴール5失点、2018-19シーズンは10ゴール3失点。ポゼッションを高めてチャンスを増やすという目論見がうまくいっていることは、得失点にも反映されています。就任から50日という短い時間のなかで、3バックから4バックにシフトし、速攻主体の攻撃をポゼッションから中央とボックス脇を崩すスタイルに変えたサッリ監督は、間違いなく本物です。夏のマーケットではクルトワ、アザール、カンテ、ウィリアン、ダヴィド・ルイスに移籍の噂があり、崩壊する可能性があるとまで騒がれたチームを、よくぞここまでまとめ上げました。
さまざまな数字と記事をチェックして、7節のリヴァプール戦がますます楽しみになってきました。次節からのカーディフとウェストハムには、まず負けないでしょう。9月29日のスタンフォード・ブリッジが無敗対決となれば、さらにテンションが上がります。いやー、素晴らしい!
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シティに1ー0で負けた後、「アーセナルみたいに3ー0で負けるフットボールはしない」と強弁したアントニオ。リアリストの面目躍如たる発言ですが、前年制覇の立役者であるアザールやウィリアン、クルトワにとっては戦術には従ったものの屈辱感を持ったのではないでしょうか。「俺たちには負けないだけの力がある」と。今季はみんな伸び伸びとやってますね。
タバコのフィルター噛んでまでニコチン補給してるのはちょっと可哀想ですけど。
データで見ると圧倒的ですね!ジョルジーニョをマンCから強奪できたことがサッリ最大のポイントだったと言いたいくらい彼のプレイに惚れ惚れしてます。マティッチ、カンテと守備も攻撃もできるMF が入るとチェルシーは優勝できるので、今年も期待が持てます
いつも更新ありがとうございます。
おっしゃる通りでシーズンが始まる前は、移籍の噂や新監督の戦術インストールと何かと気を揉む事が多く、優勝争いからは距離を置くシーズンになるかと予想しておりましたが蓋を開けてみれば圧倒するポゼッションと素晴らしい結果に驚いています。不安視されているいくつかの課題も日を追うごとに改善されていますし、今後はコバシッチがチームに更にフィットしつつ持ち味を発揮、と供にモラタとジルーが得点を重ねてくれる様に祈るばかりです。
戦術の好みはあるにせよサポートしているチームの調子が良好なのはシンプルに喜ばしい事だと感じる今日この頃です。
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ここまで見た目にも数字にも変わるのは、今まで堅守速攻に慣れきっていたサポーターとしても驚いています笑
サッリのもとだからこそのジョルジーニョの今のクオリティかもしれませんが、シティに行っていたらと思うと寒気がしますね笑
カーディフ、ウェストハムには負けてほしくはないですが、そこはプレミアリーグ。本当に油断せず、勝つべきところで勝ちきって欲しいところです。