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【Watford×Tottenham】新布陣も交代策も空回り。スパーズがワトフォードに敗れた理由。

プレミアリーグ開幕から2連敗のアーセナル、ブライトンとスパーズに敗れたマンチェスター・ユナイテッド。昨シーズンの終盤戦で調子を落としていたクラブが苦しむなか、リヴァプールとチェルシーは4連勝スタート。同じく無敗の絶好調ワトフォードが相手だったとはいえ、トッテナムも負けることなく5節のリヴァプール戦に進むものと決めてかかっていました。53分にルーカス・モウラがニアに入れたクロスを、ドゥクレが胸に当てて自らのゴールに押し込んでしまったときは、「次の1点でスパーズの勝ち」と思いました。GKフォスターは、前半にもエリクセンが縦に送ったパスをファンブルするなどボールが手についておらず、ワトフォードは守勢にまわれば耐えきれないように感じられたからです。ところが…。残り20分に差しかかってからの逆転劇を、リプレイしてみましょう。

0-1、スパーズリードで残り時間は30分。サイドチェンジを駆使しながらピッチを広く使って攻めるワトフォードに対して、プレスを嫌がるスパーズは、前線へのロングフィードに頼る淡白なアタックが増えています。ハリー・ケインとルーカス・モウラの2トップは、中盤が薄くなることを意味しており、パスをつなげなくなったこのタイミングで、エリック・ダイアーやワニャマを投入するという手もあったのではないでしょうか。66分にハリー・ケインがラインの裏に抜け出すと、クロスはDFがブロック。右サイドでダヴィンソン・サンチェスを抜き去ったディーニーがクロスを入れると、アルデルヴァイレルトの必死のクリアがクロスバーを叩きます。

後半に入ってから、ファールが増えていたスパーズは、69分にセットピースから同点に追いつかれてしまいます。ホレバスが軽く浮かしたボールをヘッドでゴール左に押し込んだのは、トロイ・ディーニー。コーナーフラッグを殴りつけて喜びを表現する9番に、マスコットや黄色いユニフォームの少年が入り混じって歓喜を爆発させています。エースの今季プレミアリーグ2発めでテンションが上がったのか、ワトフォードのプレスはさらに深くなっています。

75分、右サイドからヤンマートがドリブルで突破を図り、ファーにクロスを上げると、プレミアリーグ4戦3ゴールの絶好調ロベルト・ペレイラが中に折り返すも味方に合わず。直後のCKで、スパーズ守備陣はまたもマークを外してしまいました。ニアで軽く頭に当て、決勝ゴールを枠に入れたのはクレイグ・キャスカート!2-1とされたポチェッティーノ監督が、アルデルヴァイレルトを下げてジョレンテで勝負に出たのは81分になってからでした。この日の交代策は、タイミングも人選も疑問が残りました。ここで前線を厚くするなら、後方から素晴らしいフィードを繰り出していたCBは残し、フェルトンゲンかダヴィンソン・サンチェスを下げたほうがよかったのではないかと思いました。

枠内シュートはわずか2本。3-3-2-2がはまらなかったスパーズが、ヴィカレージ・ロードのホームサポーターをどよめかせたのは、87分に完全に競り勝ったハリー・ケインのヘディングシュートだけでした。プレスをさぼらず、デュエルで当たり負けしなかったワトフォードに対して、パスをつなげずストレスを溜めたスパーズは、攻守ともに冷静さを欠いて逆転を許してしまいました。半ば必然の敗戦。昨季プレミアリーグで14位のワトフォードは開幕4連勝で3位、今季初めて勝ち点をロストしたスパーズは3勝1敗で5位となりました。「われわれ全員にとって目覚めの1発となった」と振り返ったポチェティーノ監督は、次節のリヴァプール戦をどんな布陣で戦うのでしょうか。ウェンブリーで行われる必勝のシックスポインターに注目しましょう。(トロイ・ディーニー 写真著作者/Franziska)

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