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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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完勝スパーズがカラバオカップ4強進出!先制ゴールのガレス・ベイルは覚醒間近!?

ブレントフォードがニューカッスルを1-0で倒すアップセットで始まった、カラバオカップの準々決勝。プレミアリーグ8位と15位の対戦となったアーセナルVSマンチェスター・シティは、追いついたガナーズがGKのミスで勝ち越しゴールを奪われ、その後も失点を続けて1-4で敗れました。2日めとなる本日の最初のゲームは、ストークVSトッテナム。モウリーニョ監督は、ガレス・ベイルとデル・アリを先発で起用し、ソン・フンミンをベンチに置いています。

ヨーロッパリーグのグループステージ全6試合でスタメンだったガレス・ベイルは、たった1ゴールという彼らしくないスタッツに留まっています。プレミアリーグは4試合1ゴール。31歳になったレフティの覚醒がなければ、ハリー・ケインとソン・フンミンの調子に依存するチームとなり、スパーズはタイトルを得られないでしょう。2016-17シーズンにプレミアリーグ37試合18ゴール9アシストという数字を残したデル・アリも、今季プレミアリーグでは4戦ノーゴールとくすぶっており、国内カップでトップフォームを取り戻してほしい存在です。

ストークとの一戦で、当然のように主導権を握ったスパーズは、22分に先制しました。ハリー・ウィンクスがゴール前に浮かしたロングフィードに反応したのは、ガレス・ベイル。頭を振って右隅に収めたヘディングは完璧でした。モウリーニョ監督が、ハーフタイムで9番を下げたのは、コンディションがよくなかったからなのでしょうか。ソン・フンミンが加わり、追加点を奪うかと思いきや、53分に失点を喫してしまいます。右サイドのブラウンが入れたアーリークロスに走り込んだのは、ジョーダン・トンプソン。フリーで打った左足のボレーにロリスは触れず、ボールは左隅に吸い込まれました。

どちらが勝つかわからなくなった試合を動かしたのは、3年間ゴールがなかった左SBでした。ベン・デイヴィスが左足で放った地を這うようなミドルシュートは、右のポストの内側を叩くスーパーショット。逃げ切るだけとなったスパーズは、81分にシソコの縦パスを受けて右に流れたハリー・ケインが強烈なシュートを決め、勝利を決定的にしました。最終スコアは1-3。前線に飛び出すシーンが多かったデル・アリは、シュートを決められる体勢に持ち込めず、不完全燃焼に終わりました。

勝ったスパーズは、2年ぶりの4強進出。ポチェッティーノ時代は、2015年のファイナルも前回の準決勝もチェルシーに敗れていますが、モウリーニョ監督は2007-08シーズンのカーリングカップ以来13年ぶりとなるタイトルを獲得することができるでしょうか。キーマンは、ガレス・ベイル、デル・アリ、ヴィニシウス。ハリー・ケインとソン・フンミンの確変が止まったとき、スーパーサブたちがいかに結果を出せるかが勝負の分かれ目となりそうです。

とりわけ注目したいのは、ポテンシャルが最も高いガレス・ベイルでしょう。「スカイスポーツ」は、「スパーズに復帰したベイルは幸せをかみしめているが、膝の問題が長引いており、ヨーロッパリーグ主体で起用してきたここまでは賢明なアプローチだった」と評価しておりますが、このままシーズンを終わらせるわけにはいきません。次の出番は、年末年始のタイトなプレミアリーグか、年明けすぐに行われるカラバオカップ準決勝か、あるいはFAカップか。コンディションさえ戻れば、間違いなくワールドクラスです。未だおとなしい9番が、モウリーニョのフットボールにいかにフィットしていくかをしっかり追いかけたいと思います。


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