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今や主軸のマクトミネイが3試合連発!マンチェスター・ユナイテッドが延長戦を制してFAカップ8強進出!

FAカップ5回戦の注目カードといえば、マンチェスター・ユナイテッドVSウェストハムと、エヴァートンVSトッテナムでしょう。本日は、オールド・トラフォードのプレミアリーグ対決。スールシャール監督は、普段はサブの選手を3人起用していますが、デヴィッド・モイーズ監督のほうは、ほぼガチンコのメンバーです。さっそく、ホームのマンチェスター・ユナイテッドのスタメンを確認しておきましょう。GKディーン・ヘンダーソン、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、アレックス・テレス、2センターはフレッジとマティッチ、2列めにファン・デ・ベーク。グリーンウッド、ラシュフォード、ワントップにマルシアルという布陣です。

前線からのプレスでボールを奪うマンチェスター・ユナイテッドが主導権を握り、ウェストハムはロングフィードを使って反撃。11分にアレックス・テレスの縦パスでマルシアルがボックス左に抜け出しますが、オグボンナが戻ってCKに逃れます。シュートを放ったマルシアルの足がくるぶしに入ったCBはプレイ続行不可能となり、16分にディオプに後を譲りました。アレックス・テレスのクロスをマルシアルが胸でトラップし、グリーンウッドに打たせたチャンスは、クレスウェルがコースに入って体に当てました。

20分のマティッチのミドルはクロスバーの上にアウト。1分後のラシュフォードのロングシュートはDFにヒットしました。25分にポストプレーで中に斬り込んだマルシアルの一撃は、ノーブルがブロック。直後のCKで競り勝ったリンデロフのヘッドは、ファビアンスキが左に飛んで掻き出し、ポストに当たって外に転がっていきました。38分、CKを競ったマルシアルとディオプの頭が激突。両者とも無事のようで、ほっとしました。前半は両者とも相手の堅陣を崩せず、0-0でハーフタイムを迎えました。

後半最初のチャンスは、53分でした。グリーンウッドの高速クロスをニアでマルシアルが触り、浮いたボールがファーで待っていたラシュフォードへ。フリーで打ったシュートは、飛び出したファビアンスキが手に当て、失点を回避しました。58分にCKを得たハマーズは、クリアを拾って右サイドに展開。ソーチェクのクロスが逆サイドのクレスウェルに入りますが、強烈な左足シュートはリンデロフがクリアしました。

中盤でのせめぎ合いが続き、残り時間は20分を切りました。既に4枚のカードを切ったモイーズ監督に対して、スールシャール監督が動いたのは72分になってからでした。疲れが見え始めたマティッチと、何もできなかったファン・デ・ベークが下がり、マクトミネイとブルーノ・フェルナンデスがピッチへ。80分のブルーノ・フェルナンデスのミドルは、デクラン・ライスが足を出してCKに逃れました。86分、グリーンウッドに代わってエディソン・カバーニ。終盤は両者とも決定機を創れず、試合はスコアレスのまま延長戦に突入しました。

左サイドのアレックス・テレスに代わってルーク・ショー。久々に起用されたブランドン・ウィリアムズは、ワン=ビサカのポジションに入っています。98分、速攻を仕掛けたのはマルシアル。左でもらったブルーノ・フェルナンデスがフレッジを縦に走らせると、クロスのクリアを拾ったラシュフォードは、ボックス入り口に走り込んできたマクトミネイの足元に転がしました。ダイレクトショットが右隅に決まり、ついに先制。延長後半も、マンチェスター・ユナイテッドがポゼッションを取っています。

残り時間が10分を切っても、フレッジの運動量は落ちず、マン・ユナイテッドは再三カウンターを仕掛けています。ハマーズが初のオンターゲットを記録したのは113分。左からのクロスをフリーで叩いたベンラーマのヘッドは、ディーン・ヘンダーソンの正面でした。フリーの選手を使わないマルシアルに判断スピードがあれば、既に勝負は決していたのではないでしょうか。フレッジの縦パスを受け、ファビアンスキの目の前でフリーになった9番が工夫なきシュートをキャッチされた瞬間、タイムアップ。シュート数17対3と終始押し続けたチームは、マクトミネイの公式戦3試合連続ゴールによって、何とか準々決勝進出を決めました。

主力の疲労によって、プレミアリーグで失速するのではないかとハラハラしながら観ていました。ハマーズのアタックが迫力を欠き、前でボールを奪えていたので、さほどエネルギーを費やしていないと信じたいと思います。積極性がなかったファン・デ・ベークと、GKの正面にしか打てなかったマルシアルが心配ですが、プレミアリーグでの巻き返しを期待しましょう。週末の相手はWBA。得意のアウェイでの一戦は、もちろん必勝です。


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