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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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マンチェスター勢は圧勝、アーセナルは残り1分の決勝ゴールで勝ち抜け~FAカップ3回戦レポート

今週末より、FAカップにいよいよプレミアリーグ勢が登場します。金曜日に3回戦の先陣を切ったのは、ロンドンオリンピック・スタジアムのウェストハムVSマンチェスター・シティ。接戦を予想していたのですが、0-5という圧倒的なスコアでマンチェスター・シティが楽勝しました。土曜日のランチタイムキックオフは、マンチェスター・ユナイテッドVSレディング。トップにラシュフォード、2列めにマルシアル、ルーニー、マタが入ったマンチェスター・ユナイテッドは、7分にあっさり先制しました。左からドリブルで仕掛けたマルシアルがマタに落とすと、ゴール前に入った浮き球に反応したのはルーニー。太ももで打ったボレーはジャストミートではなかったものの、絶妙なコース取りでGKアル・ハブシの指先を越え、右のサイドネットに吸い込まれました。

マルシアルとラシュフォードが前を向くと、レディングの選手たちはボールを奪えません。2点めが決まったのは15分。ルーニーとのワンツーでボックスに侵入したマルシアルが、DFを抜き切らずにシュートを股間に通し、右のサイドネットに沈めました。18分、余裕をもって戦っていたホームチームに痛いアクシデント。好調だったロホが足を痛めてしまい、フィル・ジョーンズに後を譲ります。20分にはフェライニの長い縦パスでラシュフォードが右から抜け出しますが、グラウンダーを入れる前にボールがラインを割り、3分後にはマルシアルが単独突破でゴールに迫るも、左足のフィニッシュはGKアル・ハブシがキャッチします。26分、スモーリングのスルーパスで抜け出したラシュフォードは、GKを縦に抜きながら、無人のゴールに蹴り込むだけだったシュートをポストの外に逸らしてしまいます。プレミアリーグで3ヵ月以上ゴールから遠ざかっている19歳は、32分にもルーニーのダイレクトパスで裏に抜け出し、今度はアル・ハブシの足に当ててしまいました。

前半は2-0で終了。後半に入っても押していたマン・ユナイテッドは、56分にラシュフォードからパスをもらったフェライニがボックス左を突破。アル・ハブシがラストパスをファンブルしたところにルーニーが飛び込みますが、シュートを浮かせずGKにぶつけてしまいます。ラシュフォードが18試合ぶりのゴールを決めたのは、75分でした。自陣から出したキャリックの縦パスは完璧。GKと1対1になったラシュフォードは、ようやく冷静に右足インサイドで脇を抜きました。78分、拍手に送られてピッチに入ったのは、シュヴァインシュタイガーとフォス=メンサーです。79分には、アル・ハブシが軸足にボールを当ててキックを空振りするミスを犯し、詰めたラシュフォードが自身2ゴールめをゲット。マンチェスター・ユナイテッドは実力差を見せつけ、4-0快勝で4回戦へと駒を進めています。

プレストン・ノースエンドとアウェイで戦ったアーセナルは、苦しみました。7分、中央突破とスルーパスを許したガナーズ守備陣。最後はムフタフィのクリアがカラム・ロビンソンの足に当たってゴールに転がり、リードを許します。ボールポゼッションこそ高かったものの、前半のアーセナルは眠っており、ホームチームが決定機を活かしていれば危なかったでしょう。後半開始直後の47分、中央で粘ったイオビが後ろに落とすと、ラムジーがニアの狭いすき間を射抜く素晴らしいボレーを放ち、同点。プレストン・ノースエンドは耐え続けましたが、最後の最後で決勝ゴールを喰らってしまいました。ルーカス・ぺレスのヒールパスを押し込んだのは、オリヴィエ・ジルー。1-2なら、パフォーマンスで時間を遣っても叱られません。辛勝ではありましたが、メイトランドナイルズやジェフ・レーヌ=アデレードが経験を積み、復帰したウェルベックもまずまずのプレイを見せてくれたのは収穫です。リマッチを回避したガナーズも4回戦進出です。

プレミアリーグ勢で敗れたクラブは5つ。レスターに敗れたエヴァートンと、アウェイでハル・シティに完敗したスワンズはともかく、下部リーグのクラブに敗れた3チームはいただけません。メンバーを落としたボーンマスはリーグ1(3部相当)のミルウォールに3-0完敗。プレミアリーグ8位に躍進したWBAは、ダービー・カウンティ(チャンピオンシップ7位)とのホームゲームで、後半開始からベントとトム・インスに立て続けにゴールを喰らい、逆転負けで姿を消しました。ストークも本拠地ブリタニアでウルブス(チャンピオンシップ16位)に0-2で敗れたのですが、WBAとストークは若手起用などないガチンコメンバーです。FAカップ名物のジャイアント・キリングがさっそく2発炸裂しました。本日は、リヴァプール、チェルシー、ミドルズブラ、トッテナムが登場しますが、足をすくわれるチームはあるでしょうか。10月にディ・マッテオ監督を解任し、スティーブ・ブルースに指揮を任せたアストン・ヴィラは勝てるチームになっており、ポチェッティーノ監督は要注意です。

【FAカップ3回戦結果】
1月6日(金)
ウェストハム 0-5 マンチェスター・シティ

1月7日(土)
マンチェスター・ユナイテッド 4-0 レディング
イプスウィッチ 2-2 リンカーン
バロー 0-2 ロッチデール
ハル・シティ 2-0 スウォンジー
サンダーランド 0-0 バーンリー
QPR 1-2 ブラックバーン
ミルウォール 3-0 ボーンマス
ブライトン 2-0 ミルトン・キーンズ・ドンズ
ブラックプール 0-0 バーンズリー
ウィガン 2-0 ノッティンガム・フォレスト
バーミンガム 1-1 ニューカッスル
WBA 1-2 ダービー・カウンティ
エヴァートン 1-2 レスター
ワイコンブ 2-1 ストールブリッジ
ワトフォード 2-0 バートン
ストーク 0-2 ウルブス
ブリストル 0-0 フリートウッド
ハダーズフィールド 4-0 ポート・ヴェイル
ブレントフォード 5-1 イーストレイ
ボルトン 0-0 クリスタル・パレス
ノリッジ 2-2 サウザンプトン
サットン 0-0 ウィンブルドン
アクリントン・スタンリー 2-1 ルートン
ロザハム 2-3 オックスフォード
プレストン・ノースエンド 1-2 アーセナル

1月8日(日)
カーディフ VS フラム
リヴァプール VS プリマス
チェルシー VS ピーターバラ
ミドルズブラ VS シェフィールド・ウェンズデー
トッテナム VS アストン・ヴィラ

1月9日(月)
ケンブリッジ VS リーズ

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“マンチェスター勢は圧勝、アーセナルは残り1分の決勝ゴールで勝ち抜け~FAカップ3回戦レポート” への1件のコメント

  1. rolex replica より:

    ミルウォール 3-0 ボーンマス

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