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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

若手が躍動したリヴァプールは完勝、マン・ユナイテッド大苦戦…カラバオカップ3回戦速報!

9月24日、25日にカラバオカップ3回戦の16試合が開催され、プレミアリーグに所属する11クラブが次のラウンドに駒を進めました。昨季チャンピオンのマンチェスター・シティは、リーグ2(4部相当)のコルチェスターにアウェイで0-3と快勝。アーセナルはチャンピオンシップのノッティンガムを5-0で下し、リース・ジェームズやグエーイ、ギルモアら若手を起用したチェルシーは7-1でリーグ2のグリムズビー・タウンを下しています。エミレーツでは、ホールディングがCKをヘディングで叩いて復帰戦ゴールをゲットしましたが、スタンフォード・ブリッジでもアキレス腱断裂という重傷を克服したカラム・ハドソン=オドイがチームの7点めを決めています。

このほか、順当に勝ち進んだプレミアリーグ勢はワトフォード、サウサンプトン、レスター、エヴァートン、アストン・ヴィラ、リヴァプール。ウルヴスとマンチェスター・ユナイテッドは、下部リーグのクラブをホームに迎えながらPK戦という苦しい勝ち抜けでした。まさかの敗戦を喫したのは、リーグ2のコルチェスターからゴールを奪えずPK戦で競り負けたトッテナム、オックスフォードに4発喰らったウェストハム、サンダーランドに封じられたシェフィールド・ユナイテッド、バートン相手に沈黙したボーンマス。エリクセンやソン・フンミンを後半から投入して敗れたポチェッティーノ監督は、「失望した。勝てる試合だった」と、ジャイアントキリングの主役になってしまったことを嘆いていました。

この2日間における私の注目チームは、初日はホールディング復帰のアーセナル、2日めはリヴァプールとマンチェスター・ユナイテッド。とりわけ気になったのは、リーグ1のミルトン・キーンズ・ドンズと戦ったリヴァプールです。クロップ監督は、レギュラーゼロという大胆な布陣をチョイス。GKケレハー、DFフーフェル、前線のブリュースター&エリオットといった期待の若手と、負傷が癒えたナビ・ケイタのプレイをチェックしておきたい一戦でした。

開始10分、デヤン・ロブレンが自陣でノンベに奪われ、ケレハーが釣り出された無人のゴールにマッグランドルがボレーを放つという危険なシーンがありましたが、ボールが枠を外れてくれて助かりました。12分には左サイドをドリブルで突破したミルナーの折り返しが、逆サイドのエリオットに届きますが、16歳の逸材はフリーのボレーをクロスバーに当ててしまいます。エリオットが見せ場を創ったのは26分。右サイドから仕掛け、左足でファーに送ったボールはDFを越えてミルナーにぴったりでしたが、ダイビングヘッドは厚く当たりすぎて右に流れていきました。

先制点は41分、好調ミルナー。左から放ったミドルシュートをGKムーアがファンブルし、後ろに浮いたボールを弾き切れずに枠に送り込んでしまいました。0-1となり、後半もレッズが攻め続けますが、58分にホームチームが決定機を迎えます。左からのクロスをマーティンがヘッドで中央に流すと、飛び込んだバウリーのシュートは左のポストにヒット。リードを守ったレッズは、69分に追加点をゲットします。ララナのパスを左サイドでもらったミルナーがゴール前に浮かすと、走り込んだフーフェルが強烈なヘディングシュートをネットに突き刺しました。

0-2となった後も、チェンバレンのミドルがポストを叩き、ケレハーがビッグセーブを連発するなどスリリングなシーンが多かった一戦。主力を温存したレッズがクリーンシートで勝ち切りました。31本のシュートを放ちながらグリーンウッドの1発のみに終わり、PK戦までもつれ込んだチームのサポーターとしては、うらやましいのひとことです。カラバオカップの優先順位を下げているクロップ監督は、今後も若手主体のメンバーで戦い続けるでしょう。エリオット、いいですね。

いよいよプレミアリーグ勢のつぶし合いが始まる4回戦。10月末のゲームの組み合わせが決まり次第、お知らせしたいと思います。順当にいけばペップの3連覇ですが、若手の台頭で層が厚くなりつつあるランパード監督のチームが優勝するのではないかとにらんでおります。いかがでしょうか。

【カラバオカップ3回戦結果】
アーセナル 5-0 ノッティンガム・フォレスト
クローリー 1-1(PK5-3) ストーク
コルチェスター 0-0(PK4-3) トッテナム
シェフィールド・ウェンズデイ 0-2 エヴァートン
プレストン・ノースエンド 0-3 マンチェスター・シティ
ポーツマス 0-4 サウサンプトン
ルートン 0-4 レスター
ワトフォード 2-1 スウォンジー
ウルヴス 1-1(PK4-2) レディング
オックスフォード 4-0 ウェストハム
シェフィールド・ユナイテッド 0-1 サンダーランド
チェルシー 7-1 グリムズビー
バートン 2-0 ボーンマス
ブライトン 1-3 アストンヴィラ
マンチェスター・ユナイテッド 1-1(PK5-3) ロッチデール
ミルトン・キーンズ・ドンズ 0-2 リヴァプール

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“若手が躍動したリヴァプールは完勝、マン・ユナイテッド大苦戦…カラバオカップ3回戦速報!” への3件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    チェルシーは楽しみなチームになりそうですね。
    プレミアファンとして決勝は有望な若手主体のチーム同士の決勝が観たいところであります、、、。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    モウリーニョ時代のユナイテッド、サッリ時代のチェルシー、昨季までのシティではカップ戦でさえもメンバーほぼ固定であまり若手が見られなかったのでどのチームもワクワクしますね

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    チェルシーが良いですね
    勝っても負けても何らかの手ごたえがある試合が多いので観ていて楽しめます

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