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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ロンドン壊滅!リーグカップ3回戦で勝ち抜けゼロは、もしかして初めて!?(三笘が決めました!)

前線はエンケティア、ネルソン、ファビオ・ヴィエイラ、マルキーニョス、中盤センターはサンビ・ロコンガとエルネニー。主力を休ませたとはいえ、公式戦16勝1分2敗と無類の強さを誇るチームのホーム完敗は、ちょっとした事件です。カラバオカップ3回戦、アーセナル1-3ブライトン。1-1だった58分に決勝ゴールをゲットしたのは、プレミアリーグ初ゴールを決めたばかりの三笘薫です。

エミレーツのグーナーの後押しを受け、先制したのはアーセナル。中央をドリブルで進んだネルソンが左のエンケティアにラストパスを通すと、ダイレクトで打った右足のコントロールショットがファーのサイドネットに吸い込まれました。

しかし7分後、ソリー・マーチの長いスルーパスでウェルベックが右から抜け出すと、飛び出したGKカール・ハインが腕で足を引っかけてPK。古巣相手に自らスポットに立ったストライカーが、ど真ん中に決めてイーブンに戻しました。ハーフタイムは1-1。後半のキックオフから、三笘薫が左サイドに入っています。

スコアが動いたのは58分。右サイドで3人がパスをまわし、抜け出したサルミエントが中央にカットインして、左の三笘にラストパス。完璧な一撃を右隅に突き刺した日本代表FWは、プレミアリーグ初ゴールから2試合連続です。

ウルヴス戦では、ゴールシーンで仲間と違うほうに走っていったと話題になった三笘は、サルミエントやウェルベック、エンシソを引き連れてゴール裏のサポーターと喜びを分かち合っています。ガナーズにとって激痛だったのは、71分の3点めです。左からドリブルで加速したランプティにネルソンがちぎられ、カール・ハインとの1対1からゴール右に流し込まれてしまいました。

プレミアリーグのクラブ相手に、サリバ以外のレギュラーを落としたアルテタ監督に、落胆はあってもダメージはないでしょう。週末のウルヴスとのアウェイゲームは、ガチガチのレギュラーで戦うはずです。

アーセナルとのロンドンダービーに敗れたばかりのチェルシーは、国内カップの初戦がマンチェスター・シティという不運に見舞われました。エティハドでのゲームは、何もできなかったガナーズ戦よりアグレッシブだったのですが、ここぞというチャンスをGKオルテガのビッグセーブに阻まれました。

23分、単独ドリブルでボックス手前まで上がったのはプリシッチ。右隅を狙ったシュートは、GKが左に飛んで弾き出しました。最大の決定機は44分。プリシッチのパスを左で受けたルイス・ホールがリコ・ルイスをかわした瞬間、前にいるのはオルテガだけです。しかしニアを狙ったフィニッシュはGKに読まれており、右足を出したタイミングはぴったりでした。

マフレズのFKがゴール右に決まったのは53分。5分後、マフレズにサイドチェンジしたフリアン・アルバレスは、レフティのシュートをメンディが弾いてこぼれたボールをプッシュしました。両チーム合わせてシュート33本の激戦を2-0で制したのは、リヴァプール戦以外に負けがないペップのチームです。

カラバオカップ3回戦の結果をひとことで表現するならば、「ロンドン壊滅」。アーセナル、チェルシーに続くようにトッテナムはプレミアリーグ最下位のノッティンガム・フォレストに2-0で敗れ、ニューカッスルに0-0と健闘したクリスタル・パレスは、PK戦3-2で大会に別れを告げています。

チャンピオンシップ2位のブラックバーンと戦ったウェストハムは、ベールに先制された後、フォルナルスとマイケル・アントニオのゴールで逆転。2-1で勝利に近づいていたのですが、88分に左から上がったブレアトンのシュートコースを切れず、右隅に同点ゴールを喰らってしまいました。

PK戦は、全員成功の20本めをオグボンナが外してジ・エンド。ロンドンスタジアムでの敗戦は、アップセットといっていいでしょう。リーグ2(4部相当)のジリンガムをホームに迎えたブレントフォードも、シュート1本に抑えながらも1-1でPK戦となり、ダムスゴーが失敗して5-6で敗れています。

フラムは2回戦でリーグ2のクローリータウンに負けており、7チームあったロンドン勢は3回戦で全滅してしまいました。ひとつのラウンドでロンドン勢が6戦全敗は、相当な珍記録なのではないでしょうか。リヴァプールはダービー・カウンティにスコアレスドローながら、PK戦3-2で残ったという報告を忘れそうになるほど、サプライズな夜でした。


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