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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

絶好調の10番は5戦連発!マンチェスター・ユナイテッドがエヴァートンを下して公式戦7連勝!

止まらないラシュフォード!プレミアリーグ4連勝のマンチェスター・ユナイテッドが、オールド・トラフォードのFAカップ3回戦でエヴァートンに勝ち切りました。先制は4分。積極的に前線で奪おうとしていたチームは、デマライ・グレイが仕掛けた速攻をカットし、すぐさま反撃に転じます。

カゼミーロが前線のマルシアルに縦パスを入れると、3人に囲まれながら粘った9番が左に展開。ゴドフリーと対峙したラシュフォードは、縦に勝負して抜き去る前にグラウンダーをフィードしました。中央にいたアントニーがコースを読んでファーに流れ、スライディングでプッシュ。プレミアリーグデビュー以来、3戦連続で決めたウインガーは、3ヵ月ぶりのゴールです。

さらに6分、ピックフォードのキックを敵陣でカットし、カゼミーロのパスを受けたマルシアルが左隅にシュート。2点めかと思われた一撃は、惜しくもポストの外に逸れていきます。早い時間に追加点を決めようとしていたマンチェスター・ユナイテッドは、14分に自らのミスで同点に追いつかれてしまいました。

デマライ・グレイの強烈なシュートを、デ・ヘアが右に弾き出してCK。二次攻撃からデマライ・グレイがクロスを上げ、カゼミーロのクリアを拾ったゴドフリーが頭でオナナにつなぐと、縦パスをもらったモペイがゴールライン際から折り返しました。

ストライカーは腰がまわらず、ボールはニアポストへ。判断が遅れたデ・ヘアが足で止められずに後ろにこぼすと、前線に残っていたコーディーがプッシュしました。勝ち越しをめざすマン・ユナイテッドの決定機は16分。エリクセンが前に出したパスにマルシアルが絡み、ドリブルでカットインしたラシュフォードが外を並走していたマルシアルへ。ピックフォードと1対1になったストライカーは、右隅を狙ったシュートをセーブされてしまいました。

CBに入っているルーク・ショーのロングフィードが、ラインの裏に出たブルーノに通ったのは19分。落としを受けたマルシアルのシュートは、タルコフスキが落ち着いてブロックしました。5-3-2のアウェイチームはカウンター狙い。余裕が感じられるホームチームは、ルーク・ショーやカゼミーロが楔のパスとサイドチェンジを駆使してマークをずらそうとしています。

32分にデマライ・グレイがカウンターを仕掛けると、相手のミスタッチをさらったラシュフォードがカウンター返し。思い切りのいいロングシュートが難しいバウンドになり、ピックフォードはかろうじて右に弾き出します。40分、エリクセンが左足で巻いて打ったミドルは、バーすれすれを抜けていきました。

ハーフタイムは1-1。トンネルに歩を進めるデ・ヘアは浮かない表情です。イーブンでも負ける気がしなかったのは、アグレッシブに攻める意志と、カウンターに冷静に対処する姿勢が感じられたからでしょう。ダロト、ヴァラン、ルーク・ショー、マラシアの最終ラインは、相手にプレイを選ぶ時間を与えず、シュートを2本に抑えています。

マンチェスター・ユナイテッドの勝ち越しゴールは52分。エリクセンのサイドチェンジが左のラシュフォードに届き、コールマンをかわした10番がゴールライン際から高速グラウンダーを入れると、マルシアルをケアしていたコーディーが自らのゴールに押し込んでしまいました。

54分には、ラシュフォードのサイドチェンジがダロトへ。内側で待っていたアントニーが中に持って左足を振り抜くと、ボールはピックフォードの正面です。エヴァートンのカウンターは64分。ドゥクレが右からドリブルで上がり、ヴァランが止めると、フォローしたコールマンのグラウンダーはデ・ヘアが足でセーブします。詰めたマイコレンコがプッシュすると、左に飛んだボールはダロトが冷静にブロックしました。

66分、左からのFKが中央のブルーノに渡り、右足アウトにかけたミドルが枠に飛びますが、ピックフォードが上に弾いて追加点はならず。テン・ハフ監督の最初のカードは71分、カゼミーロとマルシアルに代わって入ったのは、ガルナチョとフレッジです。73分にカウンターからグラウンダーを押し込んだのは、モペイと代わったカルヴァート=ルーウィン。VARのジャッジはオフサイドでした。

76分にマラシアをサンドロ・マルティネス。83分にエリクセンとアントニーが下がり、マクトミネイとマグワイア。この時間の3バックは、逃げ切ろうというメッセージです。89分のラシュフォードのFKは、ピックフォードが上に弾いてCK。最後のゴールは、追加タイムが終わる寸前の97分でした。

速攻を仕掛けたガルナチョが、ゴドフリーに後ろから倒されてPK。ピックフォードの逆を取って右に収めたラシュフォードは、公式戦5試合連続ゴールです。終盤は守備にまわる時間が増えましたが、3-1の決着は完勝といっていいでしょう。

公式戦7連勝、再開後の5試合のうち4つが3ゴール以上。18ゴールを10人が決めており、ファン・デ・ベークとサンチョ以外は軒並み好調です。カラバオカップ準々決勝のチャールトン戦は若手にまかせて、マンチェスターダービーで10月の惨敗のリベンジを果たしていただければと思います。勝てば、ペップと1ポイント差ですね。楽しみです!


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