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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

リヴァプールは5発、マンチェスター・ユナイテッドは4発快勝!FAカップは5回戦の組み合わせ決定!

アーセナルは3回戦でリヴァプールに0-2、トッテナムは4回戦でマンチェスター・シティに0-1で敗退。スタンフォード・ブリッジでアストン・ヴィラとスコアレスドローだったチェルシーは、敵地のリプレイをクリアしなければなりません。2023-24シーズンのFAカップは、5回戦を前にしてビッグ6が3つ消える波乱含みの大会となる可能性があります。

日曜日の注目のゲームは、リヴァプールVSノリッジとニューポートVSマンチェスター・ユナイテッド。ユルゲン・クロップ監督は、今季限りの退任を発表してから最初の一戦です。キックオフから攻め立てたリヴァプールは、10分にファーストチャンスを迎えます。左から放ったダルウィン・ヌニェスのコントロールショットは、ファーポストを叩いて外に流れていきました。

14分のカウンターの起点は、フラーフェンベルフ。ガクポの縦パスを左で受けたジョッタは、アーリークロスをファーに送りました。走り込んだダルウィン・ヌニェスは1歩及ばず。16分の先制ゴールは、好調のカーティス・ジョーンズです。右にいたマコーネルが、左足でボックス左に浮かしたボールは完璧。丁寧なヘッドがGKの指先を抜け、ファーのサイドネットに届きました。

ノリッジの同点ゴールは、22分。右からのCKにニアで競り勝ったベン・ギブソンのバックヘッドは、名手アリソンも触れない絶妙な弧を描いて逆サイドのネットに吸い込まれました。レッズの勝ち越しは28分、2度のチャンスを活かせなかったダルウィン・ヌニェス。このゴールは、敵陣で奪ってワンツーで縦に抜けたブラッドリーのお手柄です。

ボックス右でグラウンダーを受けた9番のトラップはスムーズで、ジャック・ステイシーに詰められる前に左隅に流し込みました。ハーフタイムは2-1、後半最初のゴールは53分。自陣左サイドから前線にロングボールを送ったのはカーティス・ジョーンズ。ベン・ギブソンは頭に当てるのが精一杯で、拾ったジョッタが左足で突き刺しました。

63分の4点めは、途中出場の2人が決めています。右からCKを蹴ったのはショボスライ、強烈なヘディングで叩き込んだのはファン・ダイク。69分にサインスのミドルが右隅に決まって4-2となりますが、主導権を握るレッズが追いつかれるとは思えません。最後のゴールシーンは95分。ショボスライのサイドチェンジを左で足元に収めたのは、ルイス・ディアスです。

ファーに浮かしたボールをブラッドリーがダイレクトで中央に送ると、ゴール前に入ったフラーフェンベルフが頭でプッシュしました。5-2、レッズ圧勝。MVPは、20歳の右SBでしょう。ジョー・ゴメスがラインの裏に浮かしたボールを右足で引っかけ、フリーのガクポに打たせた30分のチャンスがミスで終わらなければ、ブラッドリーは3アシストでした。

フラム戦でベンチに戻ったロバートソンは55分からプレイし、66分にダルウィン・ヌニェスと代わったアーノルドは強烈な無回転シュートで復活をアピールしています。サラーと遠藤航を代表チームに送り出してからも、4勝1分と好調キープ。相変わらず前線は全員動けており、ミッドウィークのチェルシー戦が楽しみです。

リーグ2(4部相当)に所属するニューポートの本拠地ロドニー・パレードに乗り込んだマンチェスター・ユナイテッドも、2-4で勝ちました。先制は7分、ルーク・ショーのパスをボックス左手前で受けたブルーノ・フェルナンデスが、ダイレクトで左にいたアントニーに預けると、文句なしのリターンをニアに蹴り込みました。

追加点は13分、右から仕掛けたダロトのグラウンダーをメイヌーが左隅へ。18分にリサンドロ・マルティネスのロングフィードで左から上がったガルナチョは、鋭いシュートをクロスバーに当てています。36分にモリスが放ったミドルは、リサンドロ・マルティネスの頭で跳ねて左のポスト際に収まるスーパーショット。ハーフタイムの1-2は、リヴァプールと同じスコアです。

ホームチームが追いついたのは47分。アダム・ルイスがニアに入れたクロスをウィル・エヴァンスがつま先で触ると、ヴァランの足に触れたボールがゴール右に飛び込みました。アントニーがゴールライン際で粘り、パスをもらったホイルンドがブルーノに落とした54分のチャンスは、ダイレクトの一撃がGKの正面にいってしまいました。

リーグ2のチームに負けるわけにはいかないマン・ユナイテッドは、残り20分の手前でようやく勝ち越しました。ルーク・ショーが切り返しから放ったシュートが右のポストを叩くと、アントニーが右足でプッシュ。とどめの1発は94分、ブルーノ、マクトミネイ、ガルナチョと縦につながった中央突破でした。

ガルナチョのラストパスでゴール前に躍り出たのは、88分に入ったばかりのフォーソン。左足のフィニッシュはGKタウンゼントに阻まれますが、こぼれ球に先着したホイルンドが冷静に押し込みました。アントニーが決めるまで、ジャイアントキリングの香りがほのかに漂うゲームではありましたが、レッズと同様にルーク・ショーとカゼミーロの復帰を喜ぶべき一戦でした。

最後に、FAカップ5回戦の組み合わせを紹介しましょう。

ブラックバーンorレクサム VS ニューカッスル
チェルシーorアストン・ヴィラ VS リーズorプリマス・アーガイル
ボーンマス VS レスター
リヴァプール VS ワトフォードorサウサンプトン
ブリストルorノッティンガム・フォレスト VS マンチェスター・ユナイテッド
ウルヴス VS ブライトン
シェフィールド・ウェンズデーorコヴェントリー VS メイドストーン
ルートン VS マンチェスター・シティ

ペップとクロップの一騎打ちか、あるいは国内カップに強いチェルシーがカラバオカップに続いてファイナリストになるのか。われわれが優勝候補といえるかどうかは、主力復帰後の戦いぶりを見てからジャッジしましょう。ノッティンガム・フォレストは、プレミアリーグの3節の開始4分で2失点を喫した嫌な相手です。景気のいい話をするのは、ベスト8に入ってからですね…。


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