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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

FAカップ決勝はマン・シティVSチェルシー!惜しかったサウサンプトン、ゴールが遠かったリーズ…!

週末のウェンブリーで開催されたFAカップの準決勝は、マンチェスター・シティVSサウサンプトンと、チェルシーVSリーズ。ペップのチームはプレミアリーグで優勝を争っており、チャンピオンシップで4位のセインツはトップリーグ昇格を巡るバトルが大詰めです。8位に転落したチェルシーはロセニオール監督を解任したばかりで、15位のリーズは降格の可能性が残っています。

マン・シティとチェルシーが順当にファイナルに進出すると見るより、「どこが勝ってもおかしくない」と考えたほうがよさそうな状況でした。土曜日の一戦は、いわば「イングランドの最強チーム決定戦」。マン・シティはプレミアリーグで11試合連続無敗、サウサンプトンは公式戦20試合連続無敗です。

両者ともに、4月に入ってからアーセナルに勝っており、どちらもホームで2-1です。キックオフを迎えたウェンブリーのピッチに、ハーランド、ドク、セメンヨ、ロドリ、ベルナルド・シウヴァ、ニコ・オライリー、マーク・グエイ、ドンナルンマの姿はありません。マルムシュの後ろにフォーデン、レインダース、シェルキが並ぶフレッシュな布陣です。

中盤センターはニコ・ゴンザレスとコヴァチッチ。開始4分、右から突破を図ったマルムシュの折り返しをレインダースが右足で合わせ、ボールは右のポストを叩きますが、オフサイドを示すフラッグが掲げられています。12分の速攻で、アザスが左に出したパスをゴール前に持ち込んだのはシエンザ。トラフォードの脇を抜いて先制かと思いきや、こちらもオフサイドでした。

前半は0-0で、セインツはシュートゼロ。マン・シティの6本のうち、オンターゲットは35分にコヴァチッチのパスを左で受けたマルムシュのみでした。後半もハーフコートマッチで、ボックスの両脇からのクロスがひとつでも通れば、セインツの防波堤は決壊しそうです。58分にドクとサヴィーニョを投入したペップは、71分にはニコ・オライリーとハーランドを送り出しています。

79分、先制したのはセインツ。左サイドのシエンザのパスを受けた松木玖生が、ボックス手前のアザスにつなぐと、美しいコントロールショットが右隅に決まりました。プレミアリーグの首位と2位を連破する極上のジャイアントキリングか?しかし2分後、中央に持ち込んだドクが右足を振り抜くと、ウェリントンの腿に当たったボールが右のサイドネットに吸い込まれました。

1-1となった直後の83分、ラリンの落としに走り込んだ松木玖生のダイレクトショットは、トラフォードが上に弾き出すビッグセーブ。勝負を決めたのは、87分にニコ・ゴンザレスが放った豪快なミドルでした。シュート数26対4の接戦を制したマン・シティは、カラバオカップに続く2つめのタイトルにリーチとなりました。

チェルシーとリーズの直近の戦績は真逆です。公式戦8試合で1勝7敗のチェルシーは、プレミアリーグは5戦連続ノーゴール。リーズは7試合を4勝3分と無敗で、オールド・トラフォードでは好調のマンチェスター・ユナイテッドを1-2で下しています。最初に決定機を創ったのはリーズ。12分にカルヴァート=ルーウィンのスルーパスでラインの裏に出たのは、アーロンソンでした。

ロベルト・サンチェスの動きを見る余裕があったMFは、左隅を狙ったフィニッシュを右足でセーブされてしまいました。ピンチをしのいだチェルシーは、22分のククレジャのロングスローから先制のチャンスを創りました。クリアをカットしたラヴィアが左のエンソ・フェルナンデスに預けると、縦のラストパスを受けたジョアン・ペドロのシュートは左のポストにヒットしました。

待望のゴールが生まれたのは23分。パスカル・ストライクのトラップミスを突いたジョアン・パドロが、右からスプリントしたペドロ・ネトにつなぎ、完璧なクロスがエンソ・フェルナンデスに届きました。渾身のヘッダーに、GKペッリは触れず。前半を1-0で終えたチェルシーは、後半の開始直後もロベルト・サンチェスのビッグセーブでリードを守りました。

ロングスローから競り合いが続き、こぼれ球を叩いたシュタハのミドルはジャストミート。ゴールの左に飛んだボールを守護神が右手で弾いた瞬間、何が起こったわからず、思考が停止しました。直後の48分、ボックス右に出たマロ・グストが中央のエンソにグラウンダーを通すと、ヒールパスが左のジョアン・ペドロへ。3人に囲まれたエースは、打ち切れずに終わっています。

後半のチェルシーのシュートはわずか2本で、リーズも打てるシーンを創れず、58分にオカフォーのクロスを叩いたカルヴァート=ルーウィンのヘッドはGKの正面でした。唯一のゴールを守り切ったチェルシーがファイナル進出。ヨーロッパリーグの出場権を獲得する第2のルートを確保しました。とはいえ、最後の相手はマン・シティです。

過去5シーズンの対戦成績は3分10敗。最後に勝った試合を辿ると、2021年5月のチャンピオンズリーグの決勝まで遡ります。ゴール欠乏症が完治していないチームが、絶好調のマン・シティを倒したら、ちょっとした事件です。21日間で6試合というタイトなスケジュールになり、やりくりを強いられるペップがときどきやらかす「謎のスタメン」「不可解な交代」をしてくれれば…!


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