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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

サウジの強奪、負傷者続出、レッドカード連発…リヴァプールが厳しい序盤戦を切り抜けられた理由。

フィルミーノ、ナビ・ケイタ、チェンバレン、ミルナーが昨シーズン限りで退団。ファビオ・カルヴァーリョはライプツィヒにローン移籍となり、中盤の層が薄くなったところに、ヘンダーソンとファビ―ニョをサウジアラビアに抜かれるという想定外の事件が乗っかってきました。

昨季プレミアリーグでTOP4から陥落したリヴァプールは、ピッチの中央に大きな穴を開けたままで、チェルシーとの開幕戦を迎えました。チアゴ・アルカンタラとバイチェティッチは負傷で出遅れ、カーティス・ジョーンズとエリオットもコンディション良好とはいえません。マック・アリスターをアンカーにまわし、ガクポを左インサイドに据えた布陣は緊急対応でした。

新生ブルーズに中盤を支配され、アリソンのビッグセーブ連発で何とか1-1ドローに持ち込んだ直後に、カイセドとラヴィアの争奪戦で連敗。急遽獲得した遠藤航をボーンマス戦の63分に投入したのは、マック・アリスターが厳しすぎる1発レッドでピッチを去ったからでした。10人になってすぐに、ジョッタのゴールを呼び寄せたショボスライのミドルは、チームを救う一撃でした。

3-1の今季初勝利の後、3節は敵地でニューカッスル。アーノルドのトラップミスをアントニー・ゴードンにさらわれてリードを許したこの試合も、27分にファン・ダイクが決定機阻止の1発レッドを喰らう難しい展開になりました。逆転の立役者は、77分に入ったダルウィン・ヌニェス。右から勝負し、ボトマンとダン・バーンをかわして決めた2発はいずれもパーフェクトでした。

セント・ジェームズ・パークという難しいステージを1-2でクリアすると、最後まで11人で戦ったアストン・ヴィラ戦は3-0快勝。セットピースからの2発とオウンゴールではあったものの、アーノルドの的確なフィードとプレースキックを堪能したレッズサポーターは、大満足でパブに向かったはずです。

明らかに中盤の戦力が足りなかったリヴァプールが、レッド2枚が重なった苦しい序盤戦を3勝1分で切り抜けられたのはなぜでしょうか。最大のポイントは好調の右サイド。9ゴールはすべて、右からのボールが決め手です。ルイス・ディアスの2ゴールは、サラーの超絶スルーパスとジョッタの折り返し。マグパイズ戦のダルウィン・ヌニェスは、2発ともボックス右に抜け出しています。

ヴィラ戦のCK2本は、いずれもアーノルドが右からニアを狙い、ファーに流れたボールを仕留めています。マッティ・キャッシュのオウンゴールは、アーノルドがサラーに縦の浮き球を通し、ニアに走り込んだダルウィン・ヌニェスがポストに当てたボールからでした。4戦2発2アシストのサラーと、3ゴールを生み出したショボスライは攻守ともに貢献度大です。

ボーンマス戦で、ショボスライがPKを得たのはボックス右コーナー。貴重な3点めにつながったミドルも右からクロスに打っています。サラー、ダルウィン・ヌニェス、ショボスライが連携するプレスも機能しており、速攻でボックス右を突破するシーンが目立ちます。マック・アリスターがよりフィットすれば、プレミアリーグを制した頃のプレスの強度を取り戻すでしょう。

難しい状況を最小限のポイントロストでやり過ごしたチームは、フラーフェンベルフの獲得、チアゴとバイチェティッチの復帰など、快進撃につながる明るい材料が視界に入っています。2試合の出場停止処分を受けたファン・ダイクと、太腿を痛めたコナテは月末のスパーズ戦でコンビ再結成の予定で、MF起用が2試合あったガクポがゴールの感触を思い出せば万全です。

目下の懸念は自陣でのミスが目立つ最終ラインですが、前線と中盤のプレスを磨けば、後ろも落ち着くのではないでしょうか。開幕前はダークホース扱いだったレッズに、3強の一角として戦う気配が漂い始めています。インターナショナルブレイク明けは、アンフィールドでハマーズ。マイケル・アントニオとボーウェンの速攻を許さなければ、おのずと勝利に辿り着けるはずです。


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“サウジの強奪、負傷者続出、レッドカード連発…リヴァプールが厳しい序盤戦を切り抜けられた理由。” への4件のフィードバック

  1. makotoyan より:

    ファン・ダイク一試合+1
    で2試合の出場停止です

  2. じゃこ より:

    いつも拝見しております。
    インターナショナルブレイク明けは、アウェイのウルヴス戦だったかと思います。
    なので、おそらくファン・ダイクはそこで消化して、ホームのハマーズ戦でコナテと一緒に復帰じゃないかなーと思われます。

    • makoto より:

      コナテがもう少しかかると思っていたのですが、
      ピッチを上げているようなので、その可能性が高そうですね。

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