スローインコーチ&サディオ・マネ…クロップ監督が歓喜する2つの契約延長ニュース!
プレミアリーグ制覇をめざす無敗のクラブに、攻撃的なイメージを抱いている方が多いと思われますが、今季のレッズはオープンプレイからのゴールが13しかありません。ワトフォードと並ぶこの数字はプレミアリーグ5位に過ぎず、28を叩き出しているペップのチームの半分以下です。一方、セットピースからのゴールは6発で、こちらはリーグNo.1。シャキリというFKのスペシャリストを獲得し、アーノルドという飛び道具も備えたクロップ監督は、ロングスローも武器になりえると考え、珍しい肩書を持つデンマーク人と契約したようです。
8月にメルウッドにやってきたスローインコーチの一番弟子は、成長著しいジョー・ゴメスです。11月18日に行われたUEFAネーションズリーグのイングランドVSクロアチアで、78分の同点ゴールを生み出したのは、リヴァプールのCBが中央に送ったロングスローでした。投げようとしたサンチョにボールを預けろと要求したジョー・ゴメスが入れたボールを、ジョン・ストーンズがヘッドで裏に流し、ハリー・ケインのボレーのこぼれ球をリンガードがプッシュ。サウスゲート監督は、クロップ監督とグロネマークコーチの取り組みの成果をちゃっかりいただき、スリーライオンズをプレーオフ進出に導いたというわけです。
インターナショナルマッチウィークにおけるリヴァプールのいい話は、3か月の試用期間を経たスローインコーチとの契約延長だけではありません。11月22日、サディオ・マネが長期契約に合意。2016年の夏にレッズに移籍し、公式戦89試合40ゴール、プレミアリーグ67試合29ゴールという素晴らしい記録を残しているアタッカーについて、「BBC」と「スカイスポーツ」は2023年までの契約にサインしたと伝えています。4月にフィルミーノが2023年まで契約延長し、7月にサラーも5年の新契約を締結。プレミアリーグ屈指の破壊力を誇る3トップが、腰を据えてビッグタイトルをめざす体制が整いました。
コウチーニョが移籍した際に、バルセロナに対して「2021年までにレッズの選手と契約したら、追加で1億ユーロを支払う」という条項を呑ませたと伝えられているリヴァプール。セルヒオ・ラモスがいるチームに行きたがる選手はしばらく出ないとすれば、ワールドクラスを抜きに来るのはパリ、ユーヴェ、マン・シティぐらいでしょう。いや、クロップ監督の求心力を頼れる今は、そんな心配は不要なのかもしれません。トレント・アレクサンダー・アーノルドが「ワンクラブマンになりたい」と発言するなど、選手たちのロイヤリティの高さが、現在の強さの源泉となっているのだと思います。
土曜日のプレミアリーグ13節は、ヴィカレージ・ロードで難敵ワトフォードと戦います。ララナとチェンバレンしか負傷者がいないレッズは、いい状態でピッチに立てるのではないでしょうか。クロアチア戦のジョー・ゴメスを観た後ということもあり、終盤までビハインドを背負って奮闘する彼らを観たいという意地悪な気分が少々あります。右サイドからのスローイン。売り出し中のCBがロングスローを中に入れ、ストロングヘッダーのファン・ダイクが後ろに流したボールにサディオ・マネが飛び込み…!いよいよ本日、プレミアリーグが再開します。ワトフォード戦、楽しみですね!
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更新ご苦労様です。
いや〜嬉しいニュースです。無事前線3枚の契約が終了し安心しました!