7戦ノーゴールと不振のサラーに、厳しいクラブOBと優しい仲間が対照的なメッセージ!
「彼はセルフィッシュで欲張り。疑う余地はないね」。クラブOBのジェイミー・キャラガーさんは、エースが決められなくなった最大の理由は「余裕のなさ」だと指摘しています。「リヴァプールに来てからの彼の記録は素晴らしかった。ゴールもお膳立てもね。今シーズンも、彼よりゴールに絡んだ者はいない。常に脅威であり続けていた。しかし今は、2~3回頭を上げて、自分の周りを見ないといけない」。焦りから、強引なドリブルが増えているといいたいようです。
マネについては「プレミアリーグのみならず、欧州でも屈指のプレーヤー」と称賛したキャラガーさんは、フラム戦で左サイドを崩した3人を手離しでほめています。「マネとロバートソンのためのスペースがあり、フィルミーノのパスと走りはグレートだった」。3人のコンビネーションは見事だったと振り返った元CBは、右サイドにも強力な連携を期待しているのでしょう。
サラーは持ちすぎなのか、あるいは消極的なのか。プレミアリーグ7戦6発と最も調子がよかった12月がシュート18本&オンターゲット11本だったのに対して、沈黙の7試合は21本放って枠内10本。シュート数はむしろ増えており、パフォーマンスが目に見えて落ちたわけではありません。同じ期間のマネは、18本のうちオンターゲットは8本で、決まらなかったのは1本のみという驚異的な決定力を誇示しています。エースよりも10番のほうが、フリーになれるスペースやタイミングが見えているようです。フィルミーノの折り返しをボレーで叩き込んだフラム戦のゴールは、ラストパスのもらい方を完全にイメージできていた文句なしの一撃でした。
インターナショナルマッチウィークが明けると、レッズには厳しい相手が待ち構えています。32節はアンフィールドでトッテナム、33節はマン・ユナイテッドとスパーズに対して互角に渡り合った好調セインツ、その次はチェルシー。プレミアリーグ4位以内あるいは残留という目標が明確なチームとの対決が、タフな展開となるのは間違いありません。ゴールを決めた試合は16戦全勝のサラーに待望の1発が出るかどうかで、レッズが稼げるポイント数は変わるのではないかと思われます。
GKの前でワンタッチ多かったり、フィニッシュをためらったりするシーンが目立つレフティが、クラブ史上最速となるプレミアリーグ50ゴールめを決めるのはどの試合でしょうか。「モーはワールドクラス。プレミアリーグのすべてのクラブが、彼を手元に置きたがっているだろう」とチームメイトを絶賛するこの人の言葉を信じることにしましょう。
「ゴールは、すぐ決まるさ。ストライカーにしてみれば悩ましいだろうけど、われわれは『そのまま続けよう。そのうち元気になれるから』といつもいってるよ。彼は今も、多くのゴールを決めてくれているのだから」(ヴィルジル・ファン・ダイク)
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更新ご苦労様です。
キャラガーは愛するチームには相変わらず厳しいですね(苦笑)サラーはゴールこそ出てませんが、アシストや守備、攻撃の起点と十分働いていると思います。昨シーズンが凄すぎたんです。その分マネが働きボビーもいて過去のレッズと比較すると最高です。ただ、残り試合を考えるとサラーの得点も必要。仲間は十分に分かっており本人はそれ以上だと思います。キャラガーも期待してこその叱咤激励だと思います。サラーはやってくれると思います。