どこからどう見ても優勝チーム…数字でよくわかる「リヴァプールの史上最強2位伝説」!
「われわれは、これ以上にいいシーズンを過ごすことはできなかった。相手はシティだ。簡単ではない。彼らはわれわれを突き落とせなかったし、われわれも彼らを引き離せなかった。チームは大きな一歩を踏み出した。とてもスペシャルなシーズンだった。以前に率いたドイツ王者よりもよかったね。それでも、上に1チームあるのを無視できない。クラブに新しい歴史を刻みたかったので、今の気分はいいものではない」(ユルゲン・クロップ)
プレミアリーグ2018-19シーズンの優勝争いは、史上最高に激しいデッドヒートでした。リヴァプールが先に3ポイントを積み上げ、マンチェスター・シティが直後にひっくり返すめまぐるしい首位の入れ替わりは、まるでPK戦。プレミアリーグ14連勝で連覇を果たしたマン・シティが、昨季に続いて史上2度めとなる「全クラブから勝ち点3をゲット」を成し遂げて、いつまでも見ていたいガチンコバトルに終止符を打ちました。
2位に終わったリヴァプールのさまざまなスタッツを見ると、彼らがいかに優勝にふさわしいチームだったかがよくわかります。プレミアリーグに関する各種データを提供している「Opta」の数字をチェックし、「史上最強2位伝説」ともいうべきトピックスを紹介しましょう。
30勝7分1敗で2位という信じられない着地となったレッズの勝ち点は97。これは歴代3位のハイスコアで、上にいるのは100ポイントに到達した昨季のマン・シティと、1ポイント上だった今季の優勝チームだけです。過去最強の2位は、2011-12シーズンにマン・シティと同勝ち点で優勝を逃したマンチェスター・ユナイテッドで、レッズより8つも下の89ポイントでした。2018-19シーズンのリヴァプールとマンチェスター・シティは合わせて5回しか負けておらず、もちろん史上最少です。
個人のスタッツを見ても、リヴァプールはさまざまなレコードを打ち立てています。プレミアリーグ初年度のアリソンは21回のクリーンシートを記録しており、2004-05のチェフと2008-09のファン・デル・サールに並ぶタイ記録。ドリブルでイヘアナチョをかわそうとして奪われた4節のミスが、今さらながら悔やまれます。最終節で2アシストのトレント・アレクサンダー・アーノルドは、DFとしては新記録となるシーズン12アシスト。逆サイドのロバートソンも11アシストを積み上げ、レイトン・ベインズ&アンディ・ヒンチクリフのエヴァートン勢と並んでおり、左右トータル23アシストは文句なしの史上最強SBコンビです。
サラー、マネ、オーバメヤンが分け合った得点王にも、史上初の記録が潜んでいます。イングランドサッカーの歴史上、「同一クラブから複数の得点王」が出たことは1度もなく、よくぞ最終節で並びました!と拍手したくなります。今季プレミアリーグの総ゴール数は1072でレコードを更新しておりますが、最強2位は89発を叩き込んで全体の数字に貢献しています。
2003-04に無敗優勝を飾った「インヴィンシブルズ」アーセナルは引き分けが12もあり、史上2位となる1敗でシーズンを終えた今季のレッズを7ポイントも下回っています。クリーンシートは最多、SBのアシストも最多、最終ラインの中央にはPFA年間最優秀選手がおり、前線には得点王が2人。どこからどう見ても優勝チームのスタッツで、「史上最強2位伝説」はフットボールが続く限り語り継がれるのではないでしょうか。このうえ、「欧州2位」だけは勘弁願いたいものですが…!
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更新ご苦労様です。
ここまできたら、絶対にビッグイヤー獲得しないといけないですね。選手もモチベーションは高いはず。
更新ありがとうございます。こうして状況を整理していただくと、改めて悔しさが湧いてきました笑。
シティの方が負けが多いのが一層惜しい気持ちにさせられます。直接対決で敗れたから2位は仕方ない、と自分を納得させています。これがもし無敗で2位だったら今頃どんな気持ちだったか…!
リバサポの皆さん、悔しい気持ちはよくわかります。
cL決勝はレッズ応援します。
シティサポとしては、こちらがディフェンディングチャンピオンでリヴァプールが挑戦者なはずが、今シーズン(CLも含めて)の強さやこの記事を見てると本当によくこんなチームに競り勝って優勝できたなと、こちらが挑戦者だったような気持ちになります。
たった勝ち点1差ですが、このリヴァプールより2試合多く勝ち切ったというのは自信になります。
リバサポの皆さん、悔しい気持ちはよくわかります。
cL決勝はレッズ応援します。
今回の2位は前回前々回の2位とはだいぶ違う印象です。
オーナー、監督、選手と、着実に積み上げてきての2位なので、来年こそは!と希望がもてます。
本当に本当に本当に悔しいですが、来年に期待!