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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

リヴァプールに思わぬサポーター!レッズの優勝を熱烈に祈るのは4部のポーツマス!

このところ8連勝と驚異的なラッシュをかけ、暫定ながらもプレミアリーグ首位を走るリヴァプール。レッズサポーターが、プレミアリーグになってからは初めてとなる24年ぶりのリーグ制覇に期待しているのは間違いないところですが、クラブの関係者やサポーター以外にも、レッズの優勝を心待ちにしている人々がいるのです。これがまた、彼らは意外なところにお住まいでして、イングランドの南端、サウスコーストにある港町、ポーツマスのみなさんです。

ポーツマスと聞いて、11年前に日本代表GKだった川口能活選手がいたのを思い出した方は、なかなか年季の入ったプレミアリーグファンだと思います。このチームは、つい4年前まではバリバリのプレミアリーグ所属クラブでした。2006年からの2年間はトップ10に食い込み、2007-08シーズンには何とFAカップ優勝!2009-10シーズンにも準優勝しており、タイトルということだけでいえば、「ここ7年ではアーセナルよりも獲得数が多い」という言い方もできます(強引ですが)。

一見、順風満帆だったクラブを悲劇が襲ったのは2009年。金融危機の煽りで借金がかさみ、サウジアラビアやら香港やらオーナーがコロコロ変わるという大混乱。そしてついに2010年2月、破産申請を余儀なくされたクラブは、プレミアリーグ初の破産クラブというありがたくないレッテルを頂戴し、そこから一直線に転落します。2011-12シーズン、チャンピオンシップ(2部相当)からリーグ1に転落。昨季はリーグ1で24位となり、プレミアリーグの中堅だったクラブが、たった4年で4部です。

さて、そんなポーツマスがなぜリヴァプールの優勝を祈願しているかといえば、話は2009年の夏に遡ります。この年、リヴァプールはポーツマスから右SBのグレン・ジョンソンを獲得しました。移籍金自体は30億円弱だったのですが、付帯条項がついていたようで、これが「リヴァプールがプレミアリーグで優勝すれば100万ポンド(約1億7200万円)を追加で支払う」というもの。
直前に終わったシーズンでリヴァプールは2位だったので、当時のポーツマスは、それなりの確率でもらえるものと踏んでいたでしょう。

ところがそこから4年の間に、自分たちは破産して転がるわ、頼みのリヴァプールは6位から8位をうろつくわで、ポーツマスは踏んだり蹴ったりです。現在彼らは4部で21位。これだけ落ちて、さらに下にいくかどうかの瀬戸際です。ご近所のライバル、サウサンプトンは、ヨーロッパリーグ出場権を狙う勢い。南部の気候は穏やかといっても、サポーターの心中は、嵐の真っ最中のように怒りが渦巻いていることでしょう。

と、そこにきて、リヴァプールが何とプレミアリーグ首位奪回!4部のチームにとって、1億7000万円のボーナスはでかい!これはどうも、自分のところより、縁もゆかりもない北の港町を応援したほうがチームにとってメリットがでかそうです。かくして、ポーツマスの関係者はリヴァプールのにわかファンと化し、久しぶりの栄冠に期待しているとのこと。サッカー界は複雑怪奇。何がどう転ぶかわかりません。

…これを聞いて思ったのですが、プレミアリーグの中堅クラブは、この作戦を使ったらどうでしょう。2010年から、プレミアリーグには、若手育成促進のための「ホーム・グロウン・ルール」があり、「1軍登録に占める22歳以上の選手は最大25名、そのうち8名は21歳の誕生日のシーズン終了までに3年間をイングランドのクラブで過ごしてないといけない」としています。要は「外国人ばかりに頼らず、イングランド人選手を育てて使ってくださいね」というのが趣旨なのですが、現在、これを満たすべく、しゃかりきになって国内選手を物色しているのがマンチェスター・シティなのです。

ということで、マンチェスター・シティに狙われたクラブは、しっかり足元をみて、「優勝したら10億追加でちょうだいね」などとやってはどうでしょう。金払いのよさではプレミアリーグぶっちぎりトップの彼らなら、ふたつ返事でOKしてくれそうですよね。エヴァートンならびにサウサンプトンの経営陣のみなさん、ナイスアイデアだと思いませんか!?

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