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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×SAINTS】結局4ゴール。劣勢マンチェスター・シティ、大人のサッカーでセインツ撃破!

プレミアリーグでマンチェスター・シティが残しているホームゲームは、セインツ、サンダーランド、WBA、アストン・ヴィラ、ウエストハムの5本。ここから先、彼らがエティハドで勝ち点を落とすことはないだろうと諦めつつ、「ひょっとしたら…」と思わせる唯一のチームが今日のセインツです。マンチェスター・シティはアグエロ、ナスタシッチが不在。セインツは、GKボルツがいない以外は、ほぼベストメンバーです。セインツが先制しておもしろくなれば…と思って観始めた2分、切り返しを入れて縦に抜けようとしたジェコに対し、吉田麻也とレギュラー争いをしていたCBフォンテが後ろに足を上げる軽率なプレイで倒してしまい、PK。ヤヤ・トゥレはほとんどPKを外しません。あっけなく、1-0。これで、完全にマン・シティがペースを握ると思ったのですが、ここからゲームは予想と逆の展開で進みます。

トップ10はほとんど確定、しかしヨーロッパリーグ出場権までは8勝ち点差あり、モチベーションの維持が難しいセインツ。イングランド人が多い彼らが目いっぱい戦う動機があるとすれば、プレミアリーグの順位よりもワールドカップのメンバー入りでしょう。10分まではホームチームの猛攻をしのいでいたセインツは、DFラインが落ち着くと、ララナやジェイ・ロドリゲス、左SBルーク・ショーを中心としたサイド攻撃から再三CKを奪ってマンチェスター・シティを脅かします。

18分、右からのクロスをヘッドで合わせたのはイングランド代表MFのララナ。19分にも、ルーク・ショーがゴールライン際で完全にフリーになってクロスを上げますが、中央での競り合いになると、コンパニとデミチェリスに勝てません。ホームでこんなに守っているマンチェスター・シティを観られる機会はなかなかありません。セーフティに戦っているのか、ただやられているだけなのか…。

快調に攻めていたセインツですが、22分、大変なアクシデントが発生します。ワールドカップでの活躍が期待されていたジェイ・ロドリゲスが右足を内側に折ってしまい、ピッチに倒れ込みます。おそらく十次靭帯をやってしまっているはず。これで、ブラジルでピッチに立つはずだった彼の6月はテレビ観戦となるでしょう。見たくないシーンでしたが、これもサッカーです。交代で入ったのは、19歳の希望の星、ウォード・プラウズ。チャンスメーカーを失ったセインツは、これまでどおり主導権を握り続けられるでしょうか。33分、マンチェスター・シティが久しぶりのアタックから右サイドでヤヤ・トゥレが倒されFKを得ます。ナスリのキックに、ファーサイドで完全に頭ひとつ出たジェコが強烈なヘッドを放ちますが、シュートはバーを直撃!追加点はなりません。

ジェイ・ロドリゲスが去った後も、攻勢はセインツ。とはいえ、なかなかシュートまでいけなかった彼らに、絶好のチャンスが訪れたのは36分でした。左からぺナルティエリアに侵入しようとするMFジャック・コークに、サバレタが足を引っかけてしまい、PKゲット!こちらもスペシャリスト、リッキー・リー・ランバートが落ち着いて右のサイドネットに収め、セインツ、望外の同点です。

セインツペースで同点のままハーフタイムと思われたこのゲームで、前半のうちにマンチェスター・シティが2点も追加すると誰が想像したでしょうか。46分の2点めは、きわどいゴール。ヤヤ・トゥレが当てたボールをジェコがヒールで左に流した瞬間、ダヴィド・シルヴァのポジションは、映像で見ると完全にオフサイドでした。しかし、ここで笛は鳴らず、ダヴィド・シルヴァがナスリに合わせてまず勝ち越し。48分には、DFを引きつけたナスリがアウトサイドで外に出したパスにSBコラロフがフリーで抜け出し、ピンポイントのクロスを頭で叩き込んだのはジェコです。あっという間の2連発!次の45分で、セインツがこのビハインドを取り返すイメージはありません。

後半、マン・シティはフェルナンジーニョをハビ・ガルシアにスイッチ。開始早々は攻めていたセインツでしたが、点につながる形が創れないまま時間が過ぎていきます。マンチェスター・シティはサイド攻撃とカウンターで応戦。2点のリードがある彼らは無理をしません。56分、ヘスス・ナバスからのグラウンダーをコラロフがミドル。58分、ダヴィド・シルヴァのスルーパスに抜け出して、左足シュートを放ったのはジェコ。マン・シティの攻撃は、確実にフィニッシュにつながります。

セインツ最後のチャンスは、74分にランバートが右から抜け出してクロスに打ったシーン。これがゴール左に外れると、彼らから見えるハートが守るゴールはさらに遠くなります。すると82分、マンチェスター・シティが、今季一度も4失点を喫したことがないアウェイチームにとどめをさします。ヘスス・ナバスの危険なクロスがゴールを横切ると、そこにフリーでいたのはケガが癒えて途中出場したヨヴェティッチ。彼の仕事は、ボールを軽くゴールに送り込むだけです。終わってみれば4-1、ボールポゼッション43%のマンチェスター・シティが決定機を確実に結果に結びつけ、圧勝です。

ジェイ・ロドリゲスのリタイア、オフサイド気味のゴールなど、セインツにとっては不運なゲームでした。マンチェスター・シティは勝利したものの、エティハドでの試合で中盤をセインツに支配されたのは心配の種です。来週、プレミアリーグ首位リヴァプールの直接対決で、ヘンダーソンやコウチーニョを止められるのでしょうか。ともあれ、勝ち点3。1試合たりとも気が抜けないプレミアリーグの優勝争いは、今週もそのまま続行です。

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