2020.03.17 リヴァプールの話題
「世界で最も高額なスカッド」は、マイケル・エドワーズとクロップが磨き上げたリヴァプール!?
「BBC」のプレミアリーグカテゴリーのTOPニュースは、「Liverpool have most valuable squad in Europe(リヴァプールは、ヨーロッパで最も価値が高いスカッドを有している)」。スイスにあるサッカーに関する調査機関「CIESフットボール・オブザーバトリー」が、トランスファーマーケットにおける選手の移籍金を試算し、クラブ別にまとめてランキングとして発表しています。1位は世界王者のリヴァプール。プレミアリーグで27勝1分1敗と独走中のクラブは、ファーストチームの選手たちの評価額を足し込むと14億500万ユーロ(12億7000万ポンド/1651億円)となり、2位のマンチェスター・シティの13億6100万ユーロ(12億4000万ポンド/1612億円)に競り勝っています。
3位バルセロナ、4位レアル・マドリードとスペインの名門が続き、5位にはチェルシーがランクイン。CIESは、フランク・ランパードが率いるクラブの上位進出について、「FIFAによる移籍禁止処分の後、多くの若いタレントが輩出されたために大幅に増加」とレポートしています。タミー・アブラハム、メイソン・マウント、カラム・ハドソン=オドイ、リース・ジェームズ、フィカヨ・トモリが爆上がり中で、ロフタス=チークやプリシッチもいいお値段になっているのではないでしょうか。
6位は、こちらも若手の価格が高騰していそうなマンチェスター・ユナイテッド。7位にパリ、8位アトレティコ・マドリードと続き、その下でトッテナムがベテランが多いユヴェントスを上回っています。プレミアリーグから5チームがTOP10に入っていますが、立役者はマウリシオ・ポチェッティーノとペップ・グアルディオラ、そしてユルゲン・クロップでしょう。スパーズの指揮官の若手活用術がマン・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルの方針転換を促し、ペップがフットボールのクオリティを一気に引き上げ、クロップが原石を磨き上げた結果が、5クラブの総額で50億ユーロ超という価値を生み出したのだと思います。
【サッカークラブの選手の移籍金総額ランキング】
1位/ リヴァプール (プレミアリーグ) 1,405
2位/ マンチェスター・シティ (プレミアリーグ) 1,361
3位/ バルセロナ (ラ・リーガ) 1,170
4位/ レアル・マドリード (ラ・リーガ ) 1,100
5位/ チェルシー (プレミアリーグ) 1,008
6位/ マンチェスター・ユナイテッド (プレミアリーグ) 1,007
7位/ パリ・サンジェルマン (リーグアン) 979
8位/ アトレティコ・マドリード (ラ・リーガ) 836
9位/ トッテナム (プレミアリーグ) 787
10位/ ユヴェントス (セリエA) 783
(CIESが査定・単位は百万ユーロ)
スペシャリストだらけのリヴァプールの1位は納得です。アリソン・ベッカー、ファン・ダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルド、モー・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネは、次の夏に移籍となれば1億ポンド(約130億円)超えは間違いなし。アンディ・ロバートソンとファビーニョも、彼らに迫る評価額となるのではないでしょうか。レッズが素晴らしいのは、現在の主力のなかで、5000万ポンド以上のお買い物が3人しかいないところです。サラー、フィルミーノ、マネの最強3トップは、総額1億ポンドに満たないバーゲン価格。ユルゲン・クロップは、3シーズンで彼らの価値を3.5~4倍に高めたという計算になります。
【リヴァプールの歴代移籍金ランキング】
1位/ヴィルジル・ファン・ダイク(7500万ポンド/DF)
2位/アリソン・ベッカー(6700万ポンド/GK)
3位/ナビ・ケイタ(5300万ポンド/MF)
4位/ファビーニョ(3900万ポンド/MF)
5位/モハメド・サラー(3700万ポンド/FW)
6位/アレックス・オックスレイド=チェンバレン(3500万ポンド/MF)
7位/アンディ・キャロル(3500万ポンド/FW)
8位/クリスティアン・ベンテケ(3250万ポンド/FW)
9位/サディオ・マネ(3000万ポンド/FW)
10位/ロベルト・フィルミーノ(2900万ポンド/FW)
(2018年7月・デイリー・スター調べ)
レッズの選手たちの評価が高いのは、個々の走力と守備力が優れているからでもあるでしょう。マイケル・エドワーズが精緻な査定で仕入れた素材を、ユルゲン・クロップが美しくデコレーション。2~3年後には、キ・ヤナ=フーフェル、ゼップ・ファン・デン・ベルグ、カーティス・ジョーンズ、リアム・ブリュースター、ハーヴェイ・エリオット、そして南野拓実にも、ゼロがひとつふたつ増えたタグが付いているかもしれません。
今のメンバーで戦う最強レッズを、もうしばらく見ていたいのですが、コウチーニョのような高額移籍金で出ていった選手の後釜として、どんな逸材を獲るのかにも興味があります。既に新戦力をリストアップしているといわれる稀代のスポーツディレクターと名将の次の一手に注目しましょう。
3位バルセロナ、4位レアル・マドリードとスペインの名門が続き、5位にはチェルシーがランクイン。CIESは、フランク・ランパードが率いるクラブの上位進出について、「FIFAによる移籍禁止処分の後、多くの若いタレントが輩出されたために大幅に増加」とレポートしています。タミー・アブラハム、メイソン・マウント、カラム・ハドソン=オドイ、リース・ジェームズ、フィカヨ・トモリが爆上がり中で、ロフタス=チークやプリシッチもいいお値段になっているのではないでしょうか。
6位は、こちらも若手の価格が高騰していそうなマンチェスター・ユナイテッド。7位にパリ、8位アトレティコ・マドリードと続き、その下でトッテナムがベテランが多いユヴェントスを上回っています。プレミアリーグから5チームがTOP10に入っていますが、立役者はマウリシオ・ポチェッティーノとペップ・グアルディオラ、そしてユルゲン・クロップでしょう。スパーズの指揮官の若手活用術がマン・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルの方針転換を促し、ペップがフットボールのクオリティを一気に引き上げ、クロップが原石を磨き上げた結果が、5クラブの総額で50億ユーロ超という価値を生み出したのだと思います。
【サッカークラブの選手の移籍金総額ランキング】
1位/ リヴァプール (プレミアリーグ) 1,405
2位/ マンチェスター・シティ (プレミアリーグ) 1,361
3位/ バルセロナ (ラ・リーガ) 1,170
4位/ レアル・マドリード (ラ・リーガ ) 1,100
5位/ チェルシー (プレミアリーグ) 1,008
6位/ マンチェスター・ユナイテッド (プレミアリーグ) 1,007
7位/ パリ・サンジェルマン (リーグアン) 979
8位/ アトレティコ・マドリード (ラ・リーガ) 836
9位/ トッテナム (プレミアリーグ) 787
10位/ ユヴェントス (セリエA) 783
(CIESが査定・単位は百万ユーロ)
スペシャリストだらけのリヴァプールの1位は納得です。アリソン・ベッカー、ファン・ダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルド、モー・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネは、次の夏に移籍となれば1億ポンド(約130億円)超えは間違いなし。アンディ・ロバートソンとファビーニョも、彼らに迫る評価額となるのではないでしょうか。レッズが素晴らしいのは、現在の主力のなかで、5000万ポンド以上のお買い物が3人しかいないところです。サラー、フィルミーノ、マネの最強3トップは、総額1億ポンドに満たないバーゲン価格。ユルゲン・クロップは、3シーズンで彼らの価値を3.5~4倍に高めたという計算になります。
【リヴァプールの歴代移籍金ランキング】
1位/ヴィルジル・ファン・ダイク(7500万ポンド/DF)
2位/アリソン・ベッカー(6700万ポンド/GK)
3位/ナビ・ケイタ(5300万ポンド/MF)
4位/ファビーニョ(3900万ポンド/MF)
5位/モハメド・サラー(3700万ポンド/FW)
6位/アレックス・オックスレイド=チェンバレン(3500万ポンド/MF)
7位/アンディ・キャロル(3500万ポンド/FW)
8位/クリスティアン・ベンテケ(3250万ポンド/FW)
9位/サディオ・マネ(3000万ポンド/FW)
10位/ロベルト・フィルミーノ(2900万ポンド/FW)
(2018年7月・デイリー・スター調べ)
レッズの選手たちの評価が高いのは、個々の走力と守備力が優れているからでもあるでしょう。マイケル・エドワーズが精緻な査定で仕入れた素材を、ユルゲン・クロップが美しくデコレーション。2~3年後には、キ・ヤナ=フーフェル、ゼップ・ファン・デン・ベルグ、カーティス・ジョーンズ、リアム・ブリュースター、ハーヴェイ・エリオット、そして南野拓実にも、ゼロがひとつふたつ増えたタグが付いているかもしれません。
今のメンバーで戦う最強レッズを、もうしばらく見ていたいのですが、コウチーニョのような高額移籍金で出ていった選手の後釜として、どんな逸材を獲るのかにも興味があります。既に新戦力をリストアップしているといわれる稀代のスポーツディレクターと名将の次の一手に注目しましょう。
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更新ご苦労様です。
こうしてみると、キャロルとベンテケは当時は結構な額での移籍だったんですよね。
ボビーとマネは相当なお買い物ですね。あとはケイタがしっかりシーズン通して実力発揮できれば文句なしですね。