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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

コウチーニョ&フレイザー獲得⁉「補強は考えていない」というモウリーニョ発言はマジか、ブラフか?

「コロナウイルスのパンデミックが終わった後、トランスファーマーケットは今までと違うものになるかもしれない。われわれは、支出について賢明にならなければならない」。メディア発のゴシップをすべて否定し、「補強については全く考えていない。われわれが考えているのは選手の安全」と明言したジョゼ・モウリーニョ監督ですが、メディアに対するコメントも戦いの一部とする勝負師の言葉は、何か裏があるはずと捉えておいたほうがよさそうです。冷静に考えてみましょう。フェルトンゲンが退団濃厚とされ、ファン・フォイスを800万ポンド(約11億円)で手離す可能性があるといわれているクラブが、CBを補強しないわけがありません。

800万ポンドと書いた瞬間、プレミアリーグのクラブによる壮大な争奪戦といわれているフィリペ・コウチーニョを思い出しました。アーセナル、ニューカッスル、レスター、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーが興味ありと伝えられているレッズの元10番を、トッテナムがかっさらうかもしれないというニュース…いや、ゴシップがあるのです。バイエルン・ミュンヘンで公式戦32試合9ゴール8アシストという数字を残したアタッカーが、バルセロナでは居場所を見出せず、プレミアリーグ復帰を画策というところまでは、事実と見做していいでしょう。「エクスプレス」などが報じているのは、「高額の移籍金を払えないなら…」とバルサが提示した条件を、スパーズが呑むというお話です。

バルサがローン移籍を認める条件とは、週給20万ポンド(約2600万円)の高額サラリーを全額負担すること。スパーズはこれを受け入れ、さらにレンタル料として800万ポンドを支払う用意があると伝えられています。コウチーニョ獲得に対する本気度が高いといわれているアーセナルやニューカッスルが、固定人件費となるサラリー負担を嫌えば、1億4200万ポンドと報じられた2018年の法外な移籍金が自身の足枷となっているブラジル代表は、白いシャツを着ることになりそうです。

スパーズといえば、7月から移籍金ゼロで獲得できるようになるボーンマスのMFライアン・フレイザー争奪戦でも、トップランナーといわれています。「フットボールインサイダー」は、26歳のスコットランド代表が「オファーがあればスパーズに行きたい」と友人に漏らしたとレポート。いつもながら、メディアに漏らした友人って誰やねん!とツッコミを入れたくなる「移籍ゴシップあるある」な記事ですが、プレミアリーグ28試合1ゴール4アシストという不本意なシーズンを過ごしているサイドアタッカーについては、「ミラー」もスパーズが本命と加勢しています。

「手術が必要な重傷を負っていたムサ(・シソコ)、ソニー(=ソン・フンミン)、ハリー(・ケイン)は戻ってきている。月曜日には、フルグループでトレーニングを始める。彼らも参加する予定だ」
「月曜日からトレーニングを始めるわけではないけど、準備ができているからといって、いきなり11対11をやるわけではない。最初のマッチデーに向かって前進しているのを確認しながら、徐々に準備を進めていく。ステップ・バイ・ステップでいこう。ポイントのために戦い、多くの人々を盛り上げ、スパーズファンを喜ばせ、世界じゅうのフットボールを愛する人たちにいい試合を届けたい」

モウリーニョさんが妙に明るいのが気になるのですが、「大好きなフットボールに関われるようになったから」「3月にいなかった主力がプレミアリーグ再開に間に合いそうだから」と素直に受け止めればいいのでしょうか。「補強については考えていない」「プレミアリーグの最初の数試合は、クオリティは戻らないはずだ」…実際に考えているのはコウチーニョ獲得とロケットスタートなのではないかと疑ってしまうのですが、いかがでしょうか。答え合わせは、3週間後に。


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