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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

第1号はWBAのビリッチ…ブックメーカーの「プレミアリーグで2番めの解任監督予想」をチェック!

今季プレミアリーグの解任第1号は、WBAを率いていたスラヴェン・ビリッチでした。13節を終えて1勝4分8敗、19位。2019年6月に、ダレン・ムーア監督の後釜として招聘された元クロアチア代表監督は、就任初年度にチャンピオンシップで2位に食い込み、プレミアリーグ昇格を果たしましたが、リーグ最多の26失点を喫した守備を改善できないと見做されたようです。

夏に獲得した即戦力は、36歳になったイヴァノヴィッチと、ハダースフィールドから獲得したカーラン・グラントのみ。チェルシーからレンタルしたコナー・ギャラガーと、シェフィールド・ユナイテッドから借りていたカラム・ロビンソンの完全移籍移行はポジティブでしたが、最終ラインはトップリーグで戦えるレベルではなかったのだと思います。

マンチェスター・シティ戦をドローに持ち込んだ直後に解任となったのは、後任の算段がついたからでしょう。ウェストハムを率いていた2015年のシーズンオフに解任となり、ビリッチに監督の座を譲ったサム・アラダイスは、WBAではビリッチの後を受け継ぐことになりました。ボルトン、ブラックバーン、サンダーランド、クリスタル・パレス、エヴァートンと、シーズン半ばで解任された監督の後釜を5回も務めた老将は、守備を固めてロングボールを競らせるサッカーを徹底させるのではないでしょうか。

アラダイス就任の報を受けたブックメーカー「ウィリアム・ヒルは、ベットのネーミングを「2nd Premier League Manager To Leave(プレミアリーグで2番めの解任マネージャー)」に変更しています。現在の1番人気は、ミケル・アルテタで2.37倍。1分12敗という惨状で最下位に沈んでいるシェフィールド・ユナイテッドのクリス・ワイルダーは2.75倍で、ガナーズの指揮官とはテール・トゥ・ノーズです。3位はCL敗退のオーレ・グンナー・スールシャールで9倍、4位は18位フラムの指揮を執るスコット・パーカーで13倍。17倍で5位のショーン・ダイクまでが、いつニュースがあってもおかしくない顔ぶれです。

6位に入ったのは、大型補強を敢行しながら直近のプレミアリーグで連敗を喫したチェルシーのフランク。ランパードと、ニューカッスルのサポーターからの人気がないスティーヴ・ブルースで21倍。ブライトンのグレアム・ポッターが26倍で8位なのは納得ですが、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナムから勝ち点を奪取したクリスタル・パレスのロイ・ホジソンが、同じオッズとは驚きです。ビリッチの後任に指名されたばかりのサム・アラダイスも、いきなり26倍で同率8位。今の戦力では、WBAの巻き返しは難しいと評価しているファンが多いのでしょう。

昨年のこの時期には、ウナイ・エメリとマウリシオ・ポチェッティーノをはじめ6人が解任の憂き目に遭っており、年末にはウェストハムで不振に陥っていたマヌエル・ペジェグリーニがロンドンに別れを告げています。コロナショックでマッチデイ収入が大幅にダウンした今季は、経費を抑えるべくガマンしているクラブが多いようですが、年内に2人めの「sacked」はあるのでしょうか。アーセナルよりシェフィールド・ユナイテッドが危険に見えますが、CBがオーバーラップする「クセがスゴイ」戦術のチームは、新指揮官招聘もハイリスクです。外野で見物してないで参加しろといわれれば、迷わずグレアム・ポッターですが、果たして…!?


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