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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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外野からの批判続出のモウリーニョ監督。今、ほしいのは明るいニュースです!

リヴァプールのロジャース監督、サンダーランドのアドフォカート監督がクリスマスまでもたずに今季のプレミアリーグを離れることになったのをきっかけに、インターナショナルマッチウィークの話題の中心は、不振が続くチェルシーのモウリーニョ監督となっています。先週のプレミアリーグでセインツに1-3と敗れたばかりでなく、57分にファルカオがシミュレーションを取られたことについてレフェリーへの不満をもらし、FAからペナルティを通告されるというおまけがついたことが、風当たりを強くしているところもあるでしょう。「レフェリーはチェルシーにとって有利なジャッジを下すことを恐れている。それを明確にする必要がある。FAは、私を罰したいなら罰せばいい」という発言は、クラブに明るいニュースと勝利が必要な現状では、子どもっぽい発言だったといわざるをえません。数試合のベンチ入り禁止となれば、この大事な時期に、チェルシーの選手たちは指揮官の臨機応変な采配なしで苦しいゲームを戦わなければならなくなるのですから。

モウリーニョ監督について、プレミアリーグ4位以内が絶望的となれば解任されるのではないかという見方とともに、批判的な記事を連発しているのはイギリス紙「ザ・サン」と「テレグラフ」です。トッテナムやセインツを率いたハリー・レドナップの「単純な話で、選手がモウリーニョのことを嫌っているのではないか」というコメントを掲載したのは「ザ・サン」。「Capello and Cruyff attack Mourinho’s methods」と題された記事で、他メディアのインタビューに応じたヨハン・クライフ氏とファビオ・カペッロ氏のモウリーニョ批判を配信しているのが「テレグラフ」です。

「モウリーニョ監督の好きなところは、選手との間にいい雰囲気を作る力があるところ。嫌いなのは、常に自分を最前線に置いていることだ。彼は自重するべきだと思う。これは彼の背景に原因があるのかもしれないが、選手としての実績に欠けるモウリーニョ監督は、10万人から声援を受けたことも口笛を吹かれたこともない。今の彼が、サッカーや人生について子どもたちの手本となっているとはとても思えない。世界じゅうのメディアの注目を浴びているのだから、よりよく振るまうべきだ」(ヨハン・クライフ)
「彼は素晴らしい監督だが、2年以内に選手を燃え尽きさせてしまう。絶え間ない論争や高い緊張感は、短期的には鮮やかな効果が出るが、次第に選手たちの心身を蝕んでいくのだ」(ファビオ・カペッロ)

私もまた、サッカー界の重鎮たちと同様に「殿、ここは自重してください」と後ろから羽交い絞めにしたい気分です。チェルシーにおいて昨季のパフォーマンスを出せていない選手は、プレミアリーグフル出場だったイヴァノヴィッチ、テリー、アザール、35試合のマティッチ、33試合のセスクとケーヒルと、シーズンを通じて体を張りっぱなしだった面々です。今季はいい入り方ができなかったうえに、エヴァ・カルネイロ医師とのトラブルなどストラスがたまる話題がかぶさり、プレミアリーグで既に4敗、トータル6敗。数少ない快勝だったアーセナル戦は、ジエゴ・コスタの出場停止問題ですっきりしない終わり方になってしまいました。

そんななかに練習でのジョーク禁止というストレスフルなルールが加わり、さらに監督がFAと揉めれば、選手のメンタルはより悪いほうに流れてしまうでしょう。不調を長続きさせないヴェンゲル監督は、こういっています。「批判をはねのける唯一の方法は、試合に勝つことだ」。ここは勝利に向けて、バッドニュースの種を排除し、選手を盛り上げるための手を打つことが重要なのではないでしょうか。ひとたび勢いに乗れば、プレミアリーグで他を寄せつけずに優勝できる顔ぶれが、このチームには揃っているのです。

「テレグラフ」は、さらに畳みかけるように、「クラブが不振の監督を支持するメッセージを表明すると、平均して48日後には結局解任される」というデータを報じています。直近16例から算出したというこのデータでは、短命だったのがハリー・レドナップの前任のファン・デ・ラモス監督で8日。これは支持ではなく、時間稼ぎだったということでしょう。長くもったのは、カーディフの指揮を執っていたスールシャール監督で、216日。直近のブレンダン・ロジャース監督は、57日だったそうです。統計からいえば、モウリーニョ監督のXデイはチェルシーの声明から48日後の11月22日だというのが記事の趣旨で、日曜日にあたるこの日は、ノリッジ戦の翌日です。ロジャース監督解任につながった「1-1ドロー地獄」の導火線となったノリッジは、ワールドクラスの指揮官に引導を渡す着火剤にもなるのでしょうか。

毎週、「モウリーニョ漫談」を楽しみにしているひとりのファンとしては、プレミアリーグのおもしろさと全体の戦術レベル向上のためにも、稀代の名将をドーバー海峡の外に放り出すなどということはあってはならないと思います。とはいえ、いざ解任となれば、トマス・ミュラーのストーカーと化している「赤い悪魔」が、浮いてしまいそうな資金をこちらに振り向けて、オールド・トラフォードへの招待状をしたためるのかもしれませんが…。10月17日、こちらも不振のアストン・ヴィラにはさすがに負けないでしょう。チェルシーの復活を期待しております。もちろん、「ほどほどに」で。

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“外野からの批判続出のモウリーニョ監督。今、ほしいのは明るいニュースです!” への1件のコメント

  1. makoto より:

    更新お疲れ様です

    か、勝てない…ほんとに…笑
    気長に応援していきますけどね〜♪(´ε` )

    —–
    Mさん>
    いずれ復活するはずです。問題は、どれだけ早く戻るか、だけだと思ってます。

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