スペイン、イングランド…ヨーロッパじゅうで監督大移動!
1位 マンチェスター・ユナイテッド/交代(ファーガソン⇒モイーズで決定)
2位 マンチェスター・シティ/交代(マンチーニ⇒ペジェグリーニの噂)
3位 チェルシー /交代(ベニテス⇒モウリーニョと報道)
4位 アーセナル /残留(ヴェンゲルの契約は残り1年)
5位 トッテナム /残留(ヴィラス・ボアス)
6位 エヴァートン /交代(モイーズ⇒ウィガンのマルチネス、との噂あり)
7位 リヴァプール /残留(ブレンダン・ロジャース)
ざっとこんなところですが、チェルシーは強くなるでしょうね。今のメンバーは、守備を固めて直線的に攻めるモウリーニョ・サッカーにピタッとはまるでしょう。薄い選手層さえ補強で改善できれば、来季は複数のタイトルを獲得してもおかしくありません。
そしてマンチェスター・シティですが、なかなか発表がありませんね。現在、スペインのマラガで指揮をとっているペジェグリーニ監督は、同じスペインのビジャレアルを強くしたことで有名になった監督で、モウリーニョの前にレアル・マドリードの監督を務めていました。しかし、レアル・マドリードでは就任わずか2ヵ月でペレス会長との確執が始まり、無冠で終わった1年めで解任。中堅クラブで限られた駒を使ってチームを強くする手腕は確かですが、不器用そうな方だけに、組織が複雑なビッグクラブで成功できるかは未知数です。スペインでの消化不良を、イングランドで晴らすことができるでしょうか。
また、エヴァートンも気になります。モイーズほどうまくやれる監督は多くないので、今季のニューカッスルのように、チームづくりを間違えると来季は降格争いに飲み込まれても不思議ではありません。戦術徹底度の高さでがんばっていただけに、次期監督が成功するポイントは、「性急にチームをいじらない」ことと思われます。
戦術徹底度といえば、今日になって、ストークがピュリス監督との契約を解除した、というニュースが入ってきました。ストークといえば、長身選手をこれでもかと揃え、ひたすらキック&ラッシュでロングボールをゴール前に合わせることを繰り返し、ロングスローやCK・FKをヘッドで決めにいく、というクラシックなイングランドサッカーをブレずに徹底してきたチーム。以前所属していたデラップの超ロングスローインは、有吉弘行さんとマツコ・デラックスさんの深夜番組で取り上げられてたぐらいインパクトがあり、強烈でした。就任して7年になりますが、最近5年間、ストークをプレミアリーグに残留させてきた功績は評価しながらも、今季、勝ち点42と近年最低の成績に終わったことで、限界という判断が下ったのでしょうか。このチームは、下手にパスサッカーなどを始めると、却って降格のリスクが高まってしまうような気もしますが…。
このほか、プレミアリーグできなくさい話が漂っている監督が2名います。昨季5位から今季は残留争いと大きくレベルを落とし、1月の大量補強で強くなるどころか、チームの内紛を仕切れず混乱させてしまったニューカッスルのアラン・パーデュー。1月にサウサンプトン監督に就任後、守備を整え、ジャイアント・キリングを連発して残留を果たしたものの、クラブ会長に辞任話が勃発し「会長が辞めるなら私も辞める」と明言したポチェッティーノ。いずれも、予断を許さない状況です。昨年9月に8年という異例の長期契約を結んだパーデュー監督ですが、成績もさることながら、度重なる失言も会長との蜜月が終わる原因となってしまったのかもしれません。
イングランドの外に目を向ければ、インテルのストラマッチョーニ監督の解任が決まり、ACミランのベルルスコーニ名誉会長が「アレグリ監督はローマ」と発言し、ナポリを2位フィニッシュさせたマッツァーリ監督が退任表明するなど、イタリアも大騒ぎです。これだけ退任の話が多ければ、これからいくつか、監督のサプライズ人事のニュースがあるかもしれません。とりわけイングランドとイタリアは、引き続き要注意です。
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チェルシーってローン組が戻ってきたら層が薄いどころか逆に飽和状態になりません?
ルカク、デブルイネ、ピアゾン、マクイークラン、ブルマ、クルトゥワ
それに加えシュールレも確定らしいですし