偏愛的プレミアリーグ見聞録

プレミアリーグ公式サイトが勇み足！「モウリーニョが××年の契約にサイン」!?

チェルシーやマンチェスター・シティの監督発表はいつになるのか、と注目が集まっている最中に、何とプレミアリーグが公式サイトで記事の掲載ミスをしてしまいました。6月2日、トップページに「ポルトガル人監督が××年の契約にサイン。スタンフォード・ブリッジに戻ってくる」というトピックスをデカデカと表示。おそらく、これはいわゆる「予定稿」というもので、正式発表があったら「××年」のところに実際の数字を入れて、即座にサイト上にUPしようとしていたのでしょう。

しかし、「サン」などのタブロイド紙に載るのとプレミアリーグが掲載するのは、ワケが違います。このニュースはすぐにイギリスじゅうを駆け巡り、BBCの取材に対してプレミアリーグの広報担当が「すぐに気づいて修正・撤回し、チェルシーにも謝罪した」と語っています。

チェルシーはこの件についてはノーコメントで、公式サイトのトップ画像は日本語バージョンではイングランド代表のユニフォームを着たランパード、英語バージョンでもブルーのウェアで笑顔を見せているランパードと至って平和。彼らにとっては、今回の話はとばっちり以外の何物でもなく、当たり前といえば当たり前ですね。もう間もなくモウリーニョ監督就任の発表はあると思われますが、もちろん契約年数が決まらないまま広報されることはないでしょう。

ただでさえ、一部で飛ばし記事が出ている状況であり、レアル・マドリードのペレス会長が「モウリーニョはチェルシーに行く」と明言しているぐらいなので、あとは「正式な発表はいつなのか」だけなのですが、まあ、絶妙なタイミングでしたね。もしかして、わざと!?　だとすれば、プレミアリーグ公式サイトは、かなりの宣伝上手です。いやいや、まさか。

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