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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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チェルシーとの交渉は最終段階…トッテナムはなぜ、ポチェッティーノ復帰を狙わなかったのか?

プレミアリーグ2014-15シーズンは5位、その後の4年は3位、2位、3位、4位。ハリー・ケイン、デル・アリ、ハリー・ウィンクスらを育て上げ、トッテナムをTOP4の常連にしたマウリシオ・ポチェッティーノは、パリを離れた今もなお、クラブの立て直しを任せられる人物であることに変わりはありません。

スパーズをチャンピオンズリーグのファイナルに導いたアルゼンチン人監督は、フランク・ランパードの下で苦しんでいるチェルシーと交渉を進めています。「テレグラフ」のマット・ロウ記者は、チェルシーの共同スポーツディレクターであるポール・ウィンスタンリーとローレンス・スチュワートは最終段階に入っていると報じています。

「スパーズで何も勝てなかったという評価は不当だ」と主張するのは「ニューヨークタイムズ」のロリー・スミス記者。BBCラジオ5ライブの「ザ・マンデーナイトクラブ」に出演したジャーナリストも、「ポチェッティーノ招聘は筋が通っている。プログレッシブなフットボールを志向し、若い選手を育成したいチェルシーが必要としている人物」と絶賛しています。

「BBC」のギエム・バラク記者は、「彼がすぐに引き継ぐのか、計画通りにランパードがシーズン終了まで残るのかは不明」とレポート。これに対して、「月曜日にスペインで重要な会談があった。近日中に正式契約を結ぶ予定」というファブリツィオ・ロマーノさんは、「入団は6月。今じゃない」といい切っています。

すべてのメディアが「ポチェッティーノのチェルシー入団は決定的」と伝えるなかで、気になることがひとつあります。トッテナムに復帰するという選択肢はなかったのか?ダニエル・レヴィ会長の動向を報じるいくつかのメディアは、「彼は声をかけなかった」「復帰は検討しないと決めている」と伝えています。

かつてタッグを組み、相互理解を深め、フランスや南米を旅行するほど蜜月だった2人に、何が起こったのでしょうか。「ポチェッティーノの復帰に疑念を抱くスタッツがいる」など、いくつかの憶測が飛び交っていますが、明確な理由を指摘するメディアはありません。

「ダニエル・レヴィ会長がポチェッティーノを望んでいたなら、ポッター解任の空気を感じてすぐに動いていたはず」という「エクスプレス」のサム・スミス記者は、「次の監督の検討に時間をかけたかった」「本命との交渉に横槍を入れられたくないスパーズにとって、彼のチェルシー入りは、むしろ朗報」という見解を示しています。

本命はユリアン・ナーゲルスマンか。モウリーニョもコンテも短命政権となった今、サポーターやOBは「ダニエル・レヴィ会長こそが去るべき」といい始めています。次のビッグネームがうまくいかなかったら、その声は止められないほどの大きなうねりとなるでしょう。クラブにとっても彼にとっても、シーズンの終え方と次の始め方は最も重要なテーマです。


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